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選択する

運命論に抗う どれだけの選択をしてきたのだろうか 選択することの意味を知りもしないで 人は若気の至りと言った   尻込みをした 弱さを知った 無能を覚った 未来を変えた瞬間だった   負け犬の選択だった 隠しきれない劣等感 苛まれる後悔 青春の蹉跌   いいふりこきの虚栄心だった 救いようのない自省 抗い続ける屈辱 青春の苦渋   無駄なあがきの証明だった 中途半端な挑戦 満たされない知欲 青春の陰影   選択は常に試練だった 苦悶する忍耐力 解明する成長力 青春の軌跡   救済への出会いだった 愛という名の勇気 明日という希望 青春の奇跡   自己変容への道程だった 普通を排した創造へのシフト 当たり前を擬した価値へのシフト 青春を謳歌   〔 2026 年 6 月 1 日書き下ろし。選択は常に己にかえる〕

退くのか

忌まわしい表情 支離滅裂な思考 デタラメな行動 狂ったような感情 私欲を満たす強慾 正義をかざす虚言 強さを誇示する虚勢 はったりをかます傲慢 異論への苛酷な弾圧 巧妙な手口の洗脳 期待を裏切る失敗の隠蔽 神に加護される妄信 死者を嘲笑う冷酷 脅しと武力の卑劣   銃口の前に幼子が立つ そして詰んだ   〔 2026 年 6 月 1 日書き下ろし。〕

なだめる

なにがそんなに悲しいの 泣き続けてしゃくりあげる 幼子は涙目で助けを求める 震える小さな肩に手をやる 抱きしめて背中をさする 大丈夫と声をかける 呼吸が少しずつ緩くなっていく   なにをそんなに怒っているの 癇癪(かんしゃく)をおこして訴える 幼子は困惑した目から涙をふきだす 抱きしめると嫌だと拒む 力を抜くと睨(にら)みつける 大丈夫と声をかける 言葉に出来ぬ苛立ちに囚われる   なにをそんなにすねてるの 思い通りにいかなくて不満顔する 幼子は何でもできると思い込む 抱きしめるとできるもんと言う 話してみるとすねた顔が半泣きだ 大丈夫と声をかける 悔しさが顔面に皺(しわ)をつくる   なにがそんなに嬉しいの いつまでも笑い続ける 幼子は素直に喜びを表す 抱きしめると笑い声が耳をくすぐる 笑顔がはじける 大丈夫と声をかける 無邪気な幸福感に包まれる   〔 2026 年 5 月 31 日書き下ろし。幼子を想像するたびに心に安らぎをもたらす〕

心の残響

苛立ちを覚えるのはなぜか 理より感情が先に立つ おぞましさに畏れを抱く 恥知らずな自己愛に軽蔑しかない 汚れた言葉に卑劣さを見た 勝手気ままな振る舞いは狂気か   対立すれば罵るのはなぜか 理より怒りがいきり立つ 痴情を厭わず性欲を充たす 嫉妬に狂い敬意を逸脱する 乱用する権力は人間性を毀損する 計算された批判は分断への加勢か   関わりもないのに震撼するのはなぜか 理に叶わぬ憎悪がうごめき立つ 筋が読めず思考停止に追い込まれる 実態と虚構が曖昧にされ操作される 発する言葉は偽善に塗れ信を奪われる 不安な世の懊悩を極めるか   憐憫の情さえ破棄するのはなぜか 強慾は満たされず貪欲さをかき立てる 死も不幸も厭わず正義は廃れる 共感すら湧かず人間失格の烙印を押す 一筋の理はすでに闇に支配された 心の残響は人間回復への種を潜めているのか   〔 2026 年 5 月 30 日書き下ろし。悪しき感情が闊歩する世は終末にむかうのか〕  

緊急事態

ナフサ供給不足 実感が伴った   プリンターの表示 メンテナンスカートリッジ満タン! クリーニングの度にインクが消耗される そのインクを収容するタンクがヤバい!   このタンクがあるがゆえに購入した 前機種は満タンになると寿命になる 買え換えを強要した陰険な商法   ネットでメーカーに注文をする なんと 2 週間待ちである ただのプラッチクのケース 使用頻度も少ないのか在庫がない   プリンターは数日後に使用不可となる 至急の仕事がある 終わるまで持ってほしいと願うばかりだ 政府の根詰まりは情報の根詰まりか   いかにナフサに暮らしが支えられているのか 実感を伴って理解した 政府のスピード感なき対応のまずさも理解した 物価高騰の要因となったナフサの反撃 内角の支持率低下にもろに露呈するだろう   〔 2026 年 6 月 1 日書き下ろし。これからコンビニで決済して注文完了。急ごう!〕

北海道498万5419人

2025 年国勢調査の速報値 北海道の人口は 1955 年以来 400 万人台に減少 全国は 1 億 2305 万人で減少幅最大( 2020 年調査比) 本格的な人口減少時代が到来した 北海道の減少数・減少率は都道府県でもトップクラスだ   札幌も 1920 年(大正 9 年)調査開始以来初の減少 196 万 4034 人 ( 男約 91 万人・女 104 万人 ) 約 99 万世帯で 1 世帯数 1.97 人となり 2 万世帯増えた 単身世帯の増加傾向はこれからも続く 市の 22 年推計では 2060 年の総人口は 158 万 9000 人を予想 団塊世代ジュニアの高齢期の山を過ぎた頃だろう   如実に縮小社会が現実味を帯びてきた 経済成長は簡単に阻止されるいまである 原油調達が滞れば社会システムが機能不全となる どれだけ依存してきたのかを見せつけられる 夏ばかりか冬期間の暖房も不安になる 電気や灯油が影響を受けると緊急事態が生じる 凍死という災害は机上論から逸脱する   道内各地で人口減少は続き自治体機能も危うい AI などの導入による行政システムの機能化も進むだろう ましてや担う人材がどこも不足する 国はさもさも共生社会を謳うが責任の押しつけでしかない これからの暮らし方を変える様々な縛りが出てくるだろう 政策や政治家の資質を問うても正解には疎くなる 予想だにできない現実に対処するだけで精一杯なのだ 威勢の良いだけの「言葉」に酔っている幻想は破られる 政権への期待も信頼もいずれ頓挫するだろう   縮小社会を嘆くよりも利己社会の末路を想像しよう 人のつながりを断つ社会の凄惨さを想像しよう いのちと暮らしを守れない国の姿を想像しよう 拡充の時代を求めるのは過去への執着でしかない 縮充の時代を求めなければ明日への展望は開けない   縮充とは共に生きるための生存への覚悟である 縮充とは人間でありたいという希望の実現にある   〔 2026 年 5 月 30 日書き下ろし。政治家たちの保身だけの言葉は無用となるだろう〕

護るのは何か

小さなきみを護る 何を護るのかって   きみのいのち 粗末にしてはならない   きみのこころ ここに護るべき何があるのか 疚(やま)しさはどうだろう ためらうかな 憎しみはどうだろう きみには向けられていないだろう 卑しさはどうだろう たしなめるだろうか 妬みや嫉みはどうだろう いたしかたないか 恥知らずはどうだろう 無理だろうね エゴイストだったらどうだろう 誰も相手にはしないね ひがみ根性がこころを歪ませるんだね でもひとりぼっちにはしたくない 道を踏み外してバカすることがあっても そんなきみを護りたいって本心さ   きみに好きだという感情が生まれるといいな 信じることができるようになるよ 思いやりや優しさも照れずに表れるよ 素直になるともっといいね   護りたいのはきっときみの善きこと 護るのはきみの自尊心 護りあうのは互いに生きること   〔 2026 年 5 月 28 日書き下ろし。道に迷う子が自暴自棄になる歯止めは何か〕