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5月, 2023の投稿を表示しています

インクルーシブ教育の壁を破る

2022 年 9 月国連障害者権利委員会は 障害者権利条約に基づき勧告を出した 障がい児が分離された特別支援教育の中止   発達障がい児のインクルーシブ教育 障がいの有無に関わらず全ての児童生徒が同じ教室で学ぶ 日本流の分離教育の仕組みが否定された 特別支援学級や特別支援学校での支援教育のあり方が問われる   発達障がいと診断を受ける子は年々増加する一方だ 自閉症・情緒障がい・知的障がい・言語障がい 肢体不自由・弱視・難聴そして病弱・虚弱の子らが 全国の特別支援教室には 35 万 3438 人が在籍し 道内には1万 8381 人が在籍する( 22 年度道教委調査) 子どもの数が減っても20 年前に比べると 4 倍とは驚異の数字だ   20 数年前 ADHD (注意欠陥多動性障がい)が注目された 当たり前にクラスに数人いた 精神科医の診断で発達障がいが特定された 保護者は普通学級か支援学級かの選別を求められた 支援学級に在籍すれば障がい別に担当する教員が増員された 障がい児学級と名称された時代から同学年の子らとの交流学習はあった 診断のレベルが上がり発達障がいが見つけられやすくなった 問題は個々の障がいに対する指導スキルがないことだ 障がいの有無以上に個々の特性に見合った教育が求められた時代だった 教えることの困難さを今も抱えながら現場は困窮する   人手不足や予算不足さらには指導スキルすら不足する 障がいの理解すらままならないところで授業の進度が求められる インクルーシブ教育の壁は歴然としてある 理想を掲げても現状の学校教育の中で実現するのは至難であろう 一方で授業の充実を求めながらその手で落ちこぼれを放置する 教員の指導の質と人材量も連動する中で現場の実態は何の進展もない インクルーシブ教育の壁は欧米の教育の理念の模倣では破れない ただ壁をつくってはその先には進めない パッションもスキルも求められる自己に課したミッション 実現には教員への過大な期待や成果は放棄するしかない トライする者への支援と失敗を磨きあう仲間が必要不可欠だ 信じるに足る実践はわかり合えるに至るかどうかしかな...

劣化を促すメディア

低レベルの番組を垂れ流す 視聴者の文化レベルをあざとく下げる 社会や政治への関心も上手に操る インターネットの情報では検索数を競う 見出しで誘い薄っぺらい中味で勝負する 批評家ぶったタレントの稼ぎ場を提供する 古狸の話題づくりと票稼ぎに加担する 得意の醜聞分野で粗探しに精を出す   低俗だと自覚しながら現場は走る 報道と娯楽もドタバタ化してゆく 政治的なバランスはさして気にならない 洗脳された低レベルでは批判もできない ぼやきとあきらめで笑いのチャンネルに切り替える   日本のドラマはほとんど観ない バラエティーに出ていた者がシリアスな役を演じると興ざめする 若者も商品のように買われて芸能界で身も心も削いでゆく CM を供給する企業も低俗化に一役脱ぐ 民主主義にも政治にも熟成せぬようメディアが担う 制作する側の劣化を防ぐ者たちは生き残ることができない だるい平和を現実のように見せかける手法だけが巧みになる トランプ政権に抗する米ドラマ「 The Good Fight 」は作れない   [2023 年 5 月 29 日書き下ろし。メディアの堕落。それを肯定するのか否定するのか。そこにメディアを担う者たちの自覚が求められよう ]

多忙は免罪符か

いじめと不登校と落ちこぼし 自責の念から絡め取られた自死願望 連動する深刻な問題に誰が向き合うのか   建前は社会 本音は忌避   教えることで精一杯 雑務をこなすのに目一杯 押しつけられた仕事で手一杯   建前は多忙 本音は回避   子どものサインに気づかなかった 子どもの話を聴いてあげられなかった 子どものケアは専門ではない   建前は弁明 本音は退避   学校の対応の不手際が事態を悪化させる そこで SSW が対応方法を考え学校を支援する スクールカウンセラーと連携したり 医療や福祉につなぐ調整役を担う SSW の配置の増員と充実が求められている   建前は歓迎 本音は逃避   多忙を免罪符にしようとも 子どものためになるのが最優先 学校が隠蔽し弁解しても 子どもの学習権の擁護こそ最優先 [2023 年 5 月 29 日書き下ろし。いじめや自死が社会問題になるたびに学校の信頼度は低下する。専門家を入れたとしても問題がすぐに解決するわけではない。ただ学校だけでは手に余る複雑な案件が多発していることは事実だ。多忙は免罪符ではないが多忙を回避するための処遇改善は必須だ。問題はそこに胡座をかく者が平気で足を引っ張ることか ]   ※スクールソーシャルワーカー( SSW ) とは、福祉の専門性を持ち、児童・生徒の最善の利益を保障するために、学校などにおいてソーシャルワークをおこなう専門職のこと。 ソーシャルワークとは、日常生活での課題を解決するための支援をおこない、人々のウェルビーイング(個人の権利や自己実現が保障され、身体的・精神的・社会的に良好な状態)を実現するための仕事を指す。ソーシャルワークを実践する「ソーシャルワーカー」は地域や病院、福祉施設などのさまざまな場所で活動していて、学校を基盤として児童・生徒の抱える問題に主に環境面からのサポートを行うことで、ウェルビーイングを実現させるために活動しているのがスクールソーシャルワーカーである。 具体的には、不登校やいじめ、暴力行為や児童虐待、友人関係や非行・不良行為、教職員などとの関係...

きしむ社会

きしみ始めた日本 地殻変動は日本を不気味に脅す 震度 5 強の地震が立て続けに起こる 列島を取り巻くように頻発する地震 きしむ音が不気味に地下深くうめき続ける   きしみ始めた日本 防衛を強化しつつ米国に迎合し続ける 子育て支援とぶち上げ社会保障費に手を付ける 高齢者の負担をさらに強いて長寿をいたぶる 医療費や介護保険そして税金と身ぐるみ剥いでゆく 生まれてくる子は防衛にその身を捧げるのか 行く先に何の展望も見いだせないままきしんでゆく   きしんでいく世界 民主主義を歪めて権力闘争に傾倒する 他国の侵略は領土拡張という妄動に起因する 支持するしか自衛できない抗えない者たちが涙する G7 を成果のように振る舞うのも滑稽でしかない 動かぬ以上何も変わらぬ茶番劇に評価は無用 ロシアと中国は接近し戦争に終わりは見えない すでに欧米との代理戦争となった ウクライナの反撃はシナリオ通りに進むのか 長期化すれば厭戦気分が支配しきしみがひずみを生む   きしむ日本社会 社会の秩序が崩壊する 弱き者を叩きながら未熟だったと弁解する 根拠なき主張を容認する稚拙な政党を擁護する 天下りは影響力をいまだ保持して仕切り出す マイナンバーカードのトラブルも想定内だ さらなる税金つぎ込んで尻拭いに追い立てられる 学校も教師不足に何ら対処しなかったつけが回る 待遇改善すれば人も集まり仕事に励むのか甚だ疑問だ その場しのぎでは社会のひずみを広げるばかりだ この先も期待のできるリーダーもなく彷徨する日本 子育てに必要なのは子どもに遺す未来への確かな志向だ それなくして人の関係も金に執着するばかりだ   暮らしにくい育てにくい社会 きしむ音が足下を脅かす ひずみが足下に深く広がる   [2023 年 5 月 28 日書き下ろし。きしむ世界を感じている。人間関係のひずみもさらに深くなる ]

詩片があれば

こころを揺らす詩片に出会う 悩めるこころに染み入る 苦しきこころを励ます 辛きこころで涙する 悲しきこころを慰める   こころに響く詩片に出会う ことばがこころに届く ことばがこころを叩く ことばがこころを開く ことばにこころが酔う   こころを動かす詩片に出会う 憂いにあるこころに訴える 迷いにあるこころを導く 欲に満ちたこころを叱る 望に向かうこころを奮い立たせる   こころに添う詩片に出会う 情感を育て深める 心情を理解し動く 自分らしさを取り戻す   こころが喜ぶ詩片に出会う 共鳴しつつ思索を広げる喜び 共感しつつ感情を確かめる喜び エールをもらって共生する喜び   〔 2023 年 5 月 27 日書き下ろし。詩の一片が弱った心や迷う心に突き刺さる。それがどれだけの力に変わってゆくのか〕  

パソコンが突然落ちる

V AIO に異変が起こった ここ数日 MicrosoftEdje につなぐと 閲覧中に突然切断され電源が落ちる 電源を入れ直すが顔認識で入力画面が表示されても また電源が切られ真っ黒な画面に戻る しばらくおいて電源を入れると無事 立ち上がる ネットへの接続を忌避してWord で詩作を試す   そもそもネットの接続がいまいちだった 電波の増幅器を導入するが感度がめっちゃ悪い PanasonicNote も富士通 LIFFEBOOK も問題ない Canon のプリンターとも相性も悪い 準備完了の表示が出ても数分の待機を余儀なくされる 他の二機は印刷時のレスポンスにストレスはない   何が何だかわからぬ 購入して半年足らず 何かやらかすウイルスに感染したのか ウイルス対策には McAfee で対処している もう一つ別のソフトも起動している そもそも Windows の Update で対策してるだろう   さてさて原因不明では安心して使えない データは常に二本の USB で新規情報は保管してきた その USB が汚染されていることも想定される 早々に新品に取り替えよう 保存用の HARDDISCでの対策も 火急を要する   落ちないうちにデータを USB に保存した PanasonicNoteを起動し 画面を開きながらもしもの準備する 落ち着かない作業がこれからも続きそうだ パソコンとの付き合いは NECPC98 時代からだ こんな事態は初体験だけに憧れの VAIO に不信を感じた SONY が手渡した知名はいま残念な事態に陥る [2023 年 5 月 26 日書き下ろし。原因不明が一番不安だ。ただネットワーク機能にも問題がある。どうした VAIO]

朝の水やり

風もない心地よい朝を迎えた ゴミ出しを終えて庭に出る 昨日の炊事で出た水を漬物樽に入れてある バケツでくみ出し如雨露に入れ替える   ラディッシュのプランターにまず水を撒く 小さな種が顔を出して水を飲む 一本栽培の菊の鉢にたっぷり注ぐ ともかく余るほどの水を欲しがる 移植したイチゴはしおれていた昨日よりも回復気味だ 根元をガッチリ湿らせて日差しの強さとの戦いに備える 枝豆はまだ芽が出ない 待ち遠しい気持ちが水やりに思いがこもる ゴーヤーも忘れてはならない 沖縄はもう梅雨だ 雨の降る中根は耐えて茎を伸ばし葉を広げる そこで水がなくなった トマトは水を求めて根を伸ばす試練の一日になる 夕方ご褒美に乾きを癒やしてあげよう   ブルーベリーは折れた根元から枝がようやく花を付けた 成長までまだ数年かかるだろう 残った枝に隙間なく花を付けている分ありがたい 今秋も多少の収穫は見込まれそうだ   ラベンダーは去年から雪にやられて散々だった 群生した中央の枝が折られ空洞化した なにかみっともないスタイルになった それでもしたたかに芽を付け葉を伸ばそうとする その一途さに肥料を多く蒔き直す 夏の開花を楽しみにしてると伝える   その横に去年もらった菊がたくさんの枝を伸ばした 親父が大事にしていたシャクナゲのそばに移植した シャクナゲは去年多くの花を咲かせた 今年は葉を伸ばす枝が多い だから秋に菊の大盛りを楽しむ魂胆だ いずれその一帯を菊が覆う景色をイメージしている   こぢんまりした箱庭は個々が主張しながら成長する 水やりはなぜか心が落ち着く時間となる その穏やかの中で無心になるのがいい   [2023 年 5 月 25 日書き下ろし。風の強い地域。今朝のような穏やかな日は珍しい。札幌ではライラックも例年より早く見頃を迎えた。そういえばジャガイモの芽がひょっこり出ていた ]

マイナンバーカードの闇

大枚の金を使って誘導した 国民総ナンバー制度の怪しきスタート年 国を信じて? 登録した   十分なシステムの検証をしたのだろう 開発したのは人間だ 入力しなければシステムは設計されない   様々な個人情報を一括管理する 複雑なシステムの構築に完全はない 膨大な情報を処理するのだ トラブル発生は想定内と過信する   動かしながら出てきたゴミを処理する 多少不満や不安があっても対処する リスクマネジメントを強化するだけのこと   綻びが見え出した 発現したほんの一つのミス 被害は改善のための犠牲でしかない 些細なことでは動じない   甚大な事態が起こらぬ限り沈静化を急ぐ カードへの情報依存のリスクを軽減する カードへの不信感を増長させてはならぬ マスコミ対策を万全にして動揺を防ぐ   システムの中でゴミが縦横無尽に動き出す 顔のない者たちがカードで他人に成りすます ハッカーたちには魅力あるターゲットになってきた 意図的な犯罪の発生はゼロにはならない 不気味で未体験のカード世界が闇に紛れてゆく   [2023 年 5 月 24 日書き下ろし。未登録者には不信感を払拭してもらおう ]

炭鉄港を巡る旅

1857 年松浦武四郎が赤平に流れる空知川に 露頭した石炭層を発見した 箱館戦争後明治政府に仕えた旧幕臣 榎本武揚や地質学者ライマンが調査し 空知で初めて炭層が確認された   時代は富国強兵・殖産興業を押し進めた 産業機械・技術を導入 軍事・鉄道・鉱山・通信・造船などの官営工業や 紡績・製糸などの繊維工業を振興し産業基盤を整備する 近代産業は軌道に乗り日清・日露戦争に勝利した軍事力へと直結する   石炭は近代産業の重要なエネルギー資源だった 赤平・美唄・三笠・夕張・岩見沢などにいまも炭鉱の址が残る 採掘された石炭を大量に運搬するには鉄道の敷設しかない 鉄道は小樽と室蘭の港を結ぶ二系統 小樽は原石のまま船積みされる 室蘭には製鉄所を作る コークスに変えて溶鉱炉で鉄鉱石から鉄を取り出す   1881 年道内に初めて月形に樺戸集治監が建てられる 全国から集められた囚人は道路の敷設や石炭採掘の苦役に従事する 翌年空地集治監が三笠に建てられる 収監者数は道内の集治監で一番多く石炭の採掘を目的とした 炭鉱労働に囚人を用いたのは殺しても後ろめたさがなかった ロシアがウクライナとの戦争で 劣勢の中囚人を釈放し前線に立たせたことと変わりない 使い捨ての労働力であり兵士だけのことだった   炭鉄港構成文化財を巡る旅を企画した そもそも北海道の開拓の功績は囚人たちであった あるいは強制的に連行された朝鮮人たちであった 虐げられた人たちが過去いたその地に立ちたい 師のおもいをどのようなルートに乗せていくのか 広範な炭鉱地帯を 1 泊 2 日で巡る旅のプラン 月形の 樺戸集治監本庁舎(博物館)を皮切りに 6 月の風に吹かれて万緑の大地を走る 原生林を切り開いた先人たちへの敬意と感謝を込めつつ 語りきれない広大な故郷の歴史探索の旅は続く   [2023 年 5 月 23 日書き下ろし。去年箱館戦争の史跡を巡った。榎本武揚が石炭に関係しているとは知らなかった。彼は 18 のときに蝦夷地そして樺太に渡っていた( [ 武揚伝 ] 佐々木譲)。その因縁がもたらす旅か ]

浮かぶキーワード

ボランティアに関わる講話を頼まれた 打ち合わせは来週 Zoom でする 担当者のおもいを汲んでレジュメを立てる ふと浮かんだキーワード   ウサギとカメにみる日本の競争社会の顛末 ただのものの本当の価値 いのちのバトンタッチの不思議を知る まごころを見せて納得する思いやりの意味 ことばのちからを知らせる方法 めだかのめぐに見る歪な福祉教育 建前のボランティア観を刷り込まれた学生たち 真の協力の意味を学ぶ深い体験学習 二頭の馬の餌の奪い合いに見る強者の世界 一個のリンゴを分ける公平を疑う 支える人を見つけるボランティア学習   子どもらと大いに盛り上がったキーワード 大人であっても心に残ったキーワード ありふれた人の世を住みやすく暮らしやすくする 普段着の営みを確かめあいたい   ボランティアはわたし発 だから講話のテーマは 「心を耕し心を紡ぐ〈わたし〉になる」   [2023 年 5 月 22 日書き下ろし。担当者のおもいを代弁するのがいつものスタイル。まずは久しぶりにボランティアの話題を楽しみたい ]

Tomorrow is…

きみの明日は 笑顔がこぼれているだろう   きみの明日は 憧れにこころ躍らせているだろう   きみの明日は たくさんの友だちに囲まれているだろう   きみの明日は 素敵な夢に溢れているだろう   きみの明日は 辛い悩みも吹き飛んでいるだろう   きみの明日は 死の恐怖から解放されているだろう   きみの明日は 安全に食べるものがあるだろう   きみの明日は 学ぶこともきっとできるだろう   きみの明日は きみが生まれてきたことを祝福するだろう   [2023 年 5 月 22 日書き下ろし。 21 日広島で開催された主要 7 カ国首脳会議( G7 サミット)が閉幕した。インドなど招待された新興国や途上国も交えた討議のテーマは「平和」の希求である。指導力を示して子らに明日の平和を約束したい ]

記録―G7広島首脳コミュニケ(声明)骨子

ウクライナ ・ロシアの違法な侵略戦争が続く限り、ウクライナを支援する 法の支配 ・自由で開かれたインド太平洋を支持し、力による一方的な現状変更の試みに反対する ・法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、国連憲章を尊重し、大小に関わらず各国の利益を図る ・世界のどこでも武力または強制力によって平和的に確立された領土を変更するあらゆる一方的な試みに強く反対し、武力による領土の獲得が禁止されていることを再確認する 核軍縮・不拡散 ・すべての人にとって安全が損なわれない形で核兵器のない世界という最終目標に向けた核軍縮・不拡散の取り組みを強化する 世界経済・貿易 ・パートナーシップの多様化・深化と、切り離しではなく、脱リスクに基づく、経済の強靱(きょうじん)化と経済安全保障へのアプローチを調整する ・ G7 内外との協力を通じて、将来のクリーンエネルギー経済への移行を推進する ・強力で強靱な世界経済の回復を促し、金融の安定を維持し、雇用と持続的成長を進める ・ルールに基づく多国間貿易システムを強化し、デジタル技術の進化に歩調を合わせる グローバル課題・その他 ・現在そして将来にわたってパートナー国とともに強靱なグローバル食料安全保障に関する「広島行動声明」を発表 ・グローバル・インフラ投資パートナーシップを通じて、質の高いインフラ投資のために最大 6 千億ドルを投じるという目標を実現する ・民主的価値観に沿って「信頼できる AI 」という共通のビジョンと目標を達成するために、包括的な人工知能( AI )ガバナンスと相互運用性についての国際的な議論を進める ・遍的な人権、ジェンダー平等、人間の尊厳を促進する   [2023 年 5 月 20 日書き下ろし。今日午後 3 時半ウクライナのゼレンスキー大統領が来日した。戦争の行方を占うタイミング。コミュニケの記録を残して、今後の日本と世界の動向に注視したい(朝日新聞から抜粋) ]

偽善者

  ものわかりがいい 頼まれれば二つ返事で引き受ける 弱い人には思いやりがある 誰にでも世話を焼く 困っている人はほっとけない 親身になって話を聴く 世のため人のため奉仕したいと願っている 人が見ていると余計にサービス精神を発揮した 議員に当選すればすぐ変わった 強い者に味方する見かけ倒しの人だった   正義は自分にありと仮想世界に妄想を抱いた 非難されれば感情を抑えられずに激怒する 根拠もなく診療を放置された被害者を糾弾する 自己主張が強く目立ちたがり屋だった 歪んだ自己陶酔の姿は滑稽を超えて哀れだった 羞恥を晒し火消しに回る猿芝居に不信を見た 議員だからと特権を振りかざした顛末は惨めだ ジャンヌ・ダルクには決してなれない人だった   いい人ぶる人 腰巾着のような人 打算的な人 弁解の達者な人 詭弁を論じる人 思い込みの強い人 自己解釈が正しいと突っ張る人 社会に適応できない人 倫理を非常識に変える人 迎合する人 平気で騙す人 噓を信じさせる人 言動不一致な人 自分の信念をすぐ捨てる人 真実を語る言葉をなくした人 自己陶酔しやすい人 倒錯傾向のある人 秀でていると自認する人 承認欲求の強い人 偽善者と言えばすぐに怒り出す人 陰で舌を出す人   浜の真砂は尽きるとも 世に偽善の種は尽きまじ   [2023 年 5 月 19 日書き下ろし。他人事ではない。教師時代の我もまた偽善者だった ]

祝!肝っ玉母さん90歳

20 日 90 歳の誕生日 おばちゃん これからも手料理をお願いします   90 歳 市長と市議会議員の選挙があった 自宅には何通もの候補者の葉書があった 一人ひとりを吟味する そして一言 選挙に行かない   90 歳 裏の事情に精通している 選ぶに当たらない候補者を一刀両断 すこぶる痛快なご高説を拝聴し納得 厳しい批評には肝っ玉が据わる   90 歳 商いで見てきた人定めの眼力は衰えず 面倒見の良さは比類なし 弱音を時々吐くが性根は強い 気丈夫さがぶれない生き方となる 人は頑固ともいう   90 歳 電話をすると必ず聞かれる 何か食べたいもんはないかい 惣菜を自前で作って売った腕がある 包丁を持つ手は細かい調理を拒む 思い立ったら前の晩から仕込み用意する うまくないしょといってテーブルに並べる おべんちゃらはいらない みんなうまい 子どもの頃のお袋や婆さまの味が懐かしい   90 歳 一本菊の育て方も教わった 昨秋初めての菊を持って見せた 心から喜んで褒めてくれた 今年もその笑顔が見たくてトライする   90 歳 階段の上り下りだけが気がかりだ 師と二人で安否確認を続けます 肝っ玉母さんに出会えたことに感謝して 師と二人でおしゃべりを愉しむ カット仕立ての可愛い顔を見に行こう 師と二人で小さなケーキでお祝いする   [2023 年 5 月 19 日書き下ろし。おばちゃんがこれからも遊んでくれますようにお願いして、今日の昼に訪問します ]

原稿書きと野良仕事

GW後原稿の筆はなかなか進まなかった 構想がそもそもなっていなかった メモ用紙に書き出しながらまとまらない いまいち書こうという気力は萎んでいった   向かいの畑が動き出した 窓から野良作業を見ながら気がせいた 去年ゴーヤーとトマトの苗を探した 買うタイミングをなくし焦った ようやく手に入れて収穫した   〆切も迫ってきた 書き出した原稿は荒打ちだった 語るべきストーリーの組み立てがお粗末だった 事実を時系列で並べるだけでインパクトはなかった それでも4日前大筋をどうにか書き終えた 下書きの原稿を見ながら赤を入れる 起承転結がどうもしっくりこない パソコンの添削能力を発揮する 文章の入れ替えやら削除やら追記やら 昨夜も納得がいくまで作業は続く これならいけるかと、原稿を上書きした   昨日、育苗センターに行った ゴーヤーとトマトの苗と枝豆の種を買った 風除けと保温のビニール袋と支柱の竹も買った 一坪半の畑の準備は一週間も前から終わっていた 早々苗を植えた 去年より二週間も早かった 収穫も早くなることを期待した   今朝から原稿の最終のチェックをした 印刷した原稿に赤を入れる しっくりこなかった文面とにらめっこが続く 赤ペンの文字は余白を埋める 言葉の前後を入れ替えてようやく落ち着く 文末の文章にまたも悩み始める 「共感同行」の言葉を生かしたい 格闘すること 20 分 ようやく踏ん切りがついた メールに添付し送った   今日の札幌は 28 度まで気温が上がった 昨日買ってきた枝豆の種を 2 カ所に蒔いた 去年は生育が良くてビールを愉しんだ ラディッシュは数種類が入った種にした プランターを出して土を入れ肥料を混ぜた 妻のリクエストに応えた 管理をしてもらおう 作業中熱中症の危険を感じて一旦避難した 水分補給は欠かせないと老体は知らされた   ブルーベリーの根元から去年突然アスパラが生えた 来るもの拒まず  どこからか種が飛んで来たのだろう 今年さらにブルーベリーを侵食する勢いで危機が迫っていた アスパラの怖...

研修飢餓

知りたいおもいはねじ伏せられた 学びたい願いは挫かれた   頭が空っぽになっている気分 心に穴が開いたような気分 活動も地に足がついていない気分   経験も専門的な知識もない 役割をそつなく果たすことが求められた 心苦しさと申し訳なさが弱気となった   おもいや願いを満たす機会が訪れた 貪欲に学ぼうと気持ちがはやった どんな学びもことさら新鮮だった   頭と心の乾きは少しずつ浸されていった グループワークで口はすこぶる渇いた 時間の経つのも忘れついつい熱中した   気負い込んだ分だけ物足りなさもあった 求めていた分だけ期待が萎んだ 新鮮な学びの分だけ帳消しにされた   [2023 年 5 月 16 日書き下ろし。対面研修の良さは人肌を感じられること。遠方の講師招聘も日常に戻っていく。担当者の思惑を超えた中味のある研修が嬉しい ]

騙し合い

起きたことの非は誰にあるのか 責任転嫁を声高に叫ぶ 堂々巡りでは埒があかない   起こしたことの非は誰にあるのか 一方的に正当性を主張する 根拠は曖昧になり常に変節する   起こったことの非は誰にあるのか 互いの言い分は眉唾でしかない 狸の化かし合いをただ見るしかない   明確な事実を歪曲してはならない 事実が真実なのかを判断しなければいけない 真実が正しく認識されているのか騙されてはいけない   事実から導かれることの真相を確かめる力がない 情報が錯綜し氾濫した中から見出すのは難しい 騙し合いの真っ只中で無秩序な世界が伝播してゆく   [2023 年 5 月 15 日書き下ろし。無秩序な世界は民主主義というシステムを利用して、巧みに崩壊の道へと誘う ]

自助・共助・公助

自助の蓄えは 日々目減りする 自助の手は 日々痩せ細る   共助の頼りは 日々疎遠となる 共助の支え手は 日々老いる   公助の求めに 日々経費が嵩(かさ)む 公助にすがり 日々手をあわす   自助できるものは ハイクラスなり 共助に手を貸さぬものは 地域と縁あらず 公助を有効に使えるものは 介保サービス豊かなり   自助できぬものは 身を縮める 共助に身を委ねるものは 心苦しい 公助にすがるものは 身を貶める     自助を求めて その責任を問う 共助に求めるも 地域は疲弊する  公助は求めても ハードル高し   格差社会は 人の心を卑しくする 貧富の差別は 人の心を弄(もてあそ)ぶ 物価高騰が加担し 人の心を打ち砕く   されど 弱き者たちよ 挫けそうになろうとも人のいのちを取り戻す 揺り戻しの スイッチを押そう   そこから 弱き者たちよ 涙涸れそうになろうとも人の心を取り戻す 揺り戻しの   小さき 声をあげよう     いまこそ 弱き者たちよ 心折れそうになろうとも人の暮らしを取り戻す 揺り戻しの 波動を起こそう   〔 2020 年 9 月 17 日発表した詩を 2023 年 5 月 14 日手直しする。政治に翻弄される弱き者たちが、自助という名目で生きるに瀕してはならない。いまだ何の解決もされず窮地に追い込まれてる現実を直視したい〕