我が人生とは
たゆまず歩き続けた 気高くありたいと願った 身の丈で精一杯だった 過分な期待は誇らしかった 図太く生きなければならなかった よりよい道を選ぼうと努めた 理より情を貫きたかった 憚ることもはばけることもあった 行く先々で真意と資質を試された 機が熟すのを待ち情熱を燃やした 地力は未熟でも人は付いてきた 幸いにして温情と恩情をいただいた 誇らしい出会いに感謝する日々だった 信じることの尊さを学んだ 愛することの深さを教えられた 分かち合うことの喜びを共にした 背負うことの重さを与えられた 運命に抗うことなく生きる価値を示してくれた 妻と二人の子と孫の尽きぬ愛に 父母と義父母にそして祖父母の慈しみに 縁を結んだ恩師や朋輩そして同志への親愛に 真を捧げたい 仕合わせの実感を味わういまがある 〔 2025 年 4 月 29 日書き下ろし。 53 回目の結婚記念日のこの日、妻との出会いから、いかに周りの人たちに支えられて生きてきたのかをふりかえる日となった〕