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9月, 2023の投稿を表示しています

見えそうで見えない

霞(かすみ)がかかる 見えていたつもりが霞んでゆく なぜか不安だけが取り残された   靄(もや)が広がった おぼろげにまだ見えそうだ なぜか不吉な予感がした   霧が覆った 視野が徐々に塞がれてゆく なぜか思考が停止した   雨が強くなった 暗転の空に滝が生まれた なぜか捨て身を晒した   晴れるのを待つしかない 果たして頭を上げることができるのか なぜか悔しさがこみ上げた   先の見えそうで見えない世の中に 憤りの拳を握るしかなかった 希望さえ見出せぬ世の中に 悲痛な声を上げるしかなかった 軽率な言葉の世の中に 真意を求める拳は下ろすしかなかった   [2023 年 9 月 30 日書き下ろし。子どもたちの未来は見えそうで見えなくなっていく ]

あぶり出す

不適切教員がのさばる 人不足を理由に不良教員を庇う 教師多忙論でごまかし煙に巻く   不適切教員は鬱憤を晴らす 無抵抗な子どもを威嚇し標的にする 閉ざされた学級は無秩序な世界となる   不適切教員は逃げ道をつくる 指導の行き違いと言い訳する 子どもに原因があると開き直る   不適切教員をあぶり出す 校長は不誠実な対応で事実を隠蔽する 保護者はレコーダーで糾弾する   不適切教員をいい気にさせる 余裕がなくて見切れないと庇う マスコミもこぞって味方する   不適切教員は首にはならない 刑事罰でなければ守られる 道義性など微塵もなく教壇に立つ   不適切教員を異動させる レッテルはすぐに剥がれる 臆面もなく平然と繰り返す   不適切教員は淘汰されない ろくでなしでも務まる学校不信の根は深い 子どもの優先順位は地に落ちる   不適切教員が世にはびこる 高給取りで待遇も良くなる 子どもは食い扶持のカモでしかない   不適切教員には志は無用だ 面接をうまく乗り切れば大丈夫 さあこぞって不適切教員になろう   [2023 年 9 月 29 日書き下ろし。学校という閉鎖社会に巣くう者たちが、子どもの苦痛を楽しむ。レコーダーの身体検査が始まるだろう ]

任人勿疑

「任人勿疑 疑勿任人」 人を任ずるに疑うなかれ 疑いて人を任ずるなかれ 北里柴三郎の座右の銘   自分はすごく偉いと勘違いして暴言を吐く ヘイトスピーチにも頑なに謝罪を拒む 批判にも動ぜず要職に抜擢された 法務局から人権侵害のお墨付きをいただく 旧統一教会で注目された御仁が平気で庇う 任じた御仁は国連で人権尊重をぶち上げる 次の総選挙も候補者の一人となるのか 比例区では立ず選挙区を変えて戦うか 疑いばかりの男集団で気を吐く女の存在が羨ましい 党には力のある隠れフアンが女を支持する   形骸化した民主主義のシステムを悪用すればなんとでもなる 党が選んだ者を「任人勿疑」というだけのこと 「疑勿任人」ではないと勝手に思い込ませるだけのこと 民も批判すらできずどこまでお人好しなのか   内閣改造は派閥のバランスとっただけ 脛に傷を持つ者たちの身体検査は簡単至極 目利きを信じて「任人勿疑」 ボロが出れば始末は各自でとぶん投げる 反省なく自己弁護で「疑勿任人」 さてさてどんなボロが出てくるか それをどんな言葉でごまかし援護するのか 口八丁の出任せは飽きた政治をさらに貶める   「任人勿疑 疑勿任人」 座右の銘では決してない者たちが秋にまた群れる   [2023 年 9 月 28 日書き下ろし。『奏鳴曲』(海堂尊)での北里も政治を知る人となる ]

書くという行為

テーマを探しあぐねた 書くという行為を中断した 何か浮かんではまとまらず霧散した   きっかけの単語はなぜか連想を拒んだ 書くという行為に導かなかった 何のインパクトも感じなかった   こころ動くことはいくつもあった 書くという行為が遠くにあった 何も妨げにはなってはいなかった   強く惹かれても綴れなかった 書くという行為に囚われた 何かに縛られることに抗った   なぜか気持ちが乗らなかった 書くという行為への怠惰だった 何の意味もなく物憂さを晒した   言い訳を否定するは惨めだった 書くという行為にしがみつくしかない 何もかも感応力と想像力の鈍化にあった    いまの心情を書き残す 書くという行為しか何もできぬ 何かに拘泥せず自由精神の回復を待つ   [2023 年 9 月 27 日書き下ろし。 2 日間なぜか書く気力が抜けた。いまの心境を書きとめて置こう ]  

勝負の妙

秋場所優勝決定戦 テレビ桟敷で熱戦を期待した 熱海富士は貴景勝に注文相撲で沈没した 一瞬の薪切れに場内も騒然となった   大関と返り入幕の 21 歳の幕尻 上がることだけを目指して貪欲に稽古した 困窮を知る少年は母妹をおもい稽古した 二度負けて稽古が足りないと叱咤した 稽古の足りない大関が勝負に拘った 本割で体力を消耗した大関には2番は無理だった 満身創痍で戦い続けた先は優勝しかなかった 恥も外聞もなく勝つことだけが座を守ることだった おもいを言葉にするが共感にはほど遠かった   11 勝の成績はまるで十両優勝の様相だった 新大関はあまりに期待外れだった 関脇も取りこぼしてようやく星勘定を合わせた ここ数年下剋上が始まった 平幕優勝が続く 番付編成も成績のいいもの同士を当てていく 結果秋場所の 4 敗が 4 人も出てくる結果となった   優勝決定戦に 3 人残れば貴景勝には勝ち目はなかった 2 番続けて取るだけの体力はなかった ずば抜けて 21 歳は馬力だけはある 二人の勝負はすでに決していた 持久戦では勝ち目がないことは明らかだ 変わるしか勝機はない 愚直な 21 歳は目標を失った   勝負はいつも残酷である 勝利者に栄誉を 敗者に名誉を [2023 年 9 月 25 日書き下ろし。興業スポーツに一喜一憂しながら、その勝負の妙を楽しむ。 横綱になれぬ不運な貴景勝とこれからの角界を背負う若武者の戦いは続く ]  

コンパクトシティーの破綻

人口が収縮し経済が疲弊する地方都市 中心街のアーケードはシャッター街となり枯れてゆく シャッターアートが一時流行り話題をさらう 賑わいは戻らずゴーストタウンへと移行する 中心街の商業ビルはテナントも去り取り残された   30 年前コンパクトシティー構想をぶち上げた 高齢化や人口減に対応する都市機能の効率化を謳った 商業施設や住宅を中心地に集約させる構想だった 商業施設や市立病院とリンクしたバスターミナルも設置した 行政サービスの出先や図書館も入った官民複合施設もあった 立派な箱物で人寄せを狙ったが人足は徐々に落ちていった 維持するための経費が行政や民間に圧迫を加え赤字が続く   1998 年「中心市街地活性化法」が制定された 中心地の再開発(中活基本計画)に補助金がついた 果たして真ん中だけ賑わいを戻せばいいのか コンパクトシティー構想が歪んで見えた 2000 年には「大規模小売店舗立地法」が施行された 大型店の郊外への進出は車で来る客をかきいれてゆく ちぐはぐな施策が地方の衰退に拍車をかけていく 16 年「地域活性化に関する行政評価」(総務省)では 44 の中活基本計画の目標はどこも達成できなかったという   成果も効果も上がらない国の施策に振る舞わされる もう戻らない賑わいを夢想するは諦めよう 機能性と効率性を求めるだけでは失敗を繰り返す 新たな廃墟を負の記念碑として取り残すことになる コンパクトシティー構想はすでに破綻した 箱物のまちづくりの発想を捨てよう   賑わいとは何か 疑問がふと湧いた   [2023 年 9 月 25 日書き下ろし。札幌冬季五輪の誘致もまさに箱物づくりに終始する。商業主義優先の五輪を歓迎するのは誰か。そして賑わいが本当に必要なのか、考えてみたい ]    

我関せず

他人事に口は出さない 気にはかかる 安易に関わると面倒くさい 君子危うきに近寄らず   他人事に口は挟まない 気がかりでもある  下手に関わると矛先が向く 人の振り見て我が振り直せ   他人事と口を拭う 気が気でない そしらぬ顔でやり過ごす 知らぬが仏   他人事と口を噤(つぐ)む 気をおさえる いらぬ憶測を断つ 沈黙は金なり   他人事と口を濁らす 気が咎(とが)める 知らんぷりは難しい 口は禍の門   他人事と口を封じる 気が滅入る バレぬよう用心する 火の気のないところに煙はたたぬ   他人事に口が減らない 気が紛れる 好き勝手に言いふらす きのうは人の身きょうは我が身 他人事に口を慎む 気遣いをする 常に周りをよく観察する 目は口ほどに物を言う   他人事に口が過ぎる 気が尖る 批判されてもやり過ごす 喉元過ぎれば熱さを忘れる   [2023 年 9 月 24 日書き下ろし。口が軽くて批判されれば他人事のように「誤解を招いた」と取り繕う信念のない輩のなんと多いことか ]

四季の夢

樹木の根元の雪が融ける 幹の太さにきれいに丸い穴が開く 樹木も長い冬眠から目覚めていく 春の陽射しが柔らかく注ぐ 命溢れる大地に喜びが満ちる 春夢を抱きつつ命の息吹を感じる   萌黄色の覇が芽吹く 山も里も生命力に満ちあふれてゆく 様々な花が開花し鮮やかな彩りに染まる 万緑が山を覆い尽くすと陽射しも変わる 焼ける大地は時に強い雨と風に叩かれる 夏夢に汗しつつ心の機微を感じる   朝夕の風が冷たくなってゆく イクラづくりから秋が始まる 今年の新米はもう出回っているという 田畑は収穫の後のタイヤの跡を残す 鉢植えの観賞菊の出来映えはきっといい 秋夢にまどろみつつ儚さを感じる   木枯らしが窓を叩く 寒々として灰色の空が覆う 灯油代が高騰した今冬は厚着するしかない 布団の中で寒さをやり過ごす日々が続く 退屈な風景にうんざりしながら本を読む 冬夢にせめて雪開けの明日の備えを感じたい   [2023 年 9 月 23 日書き下ろし。四季の夢も四季があるからこそ心に映る心の風景が生まれるのか。悪夢だけは避けたい ]

勘違い

俺は偉いんだ 雑用なんぞ俺の仕事じゃない 誰か代わりにすれば事は済む   俺は忙しいばかりだ 雑用ごときで振りまわすな 誰でもいいから雇えば事は済む   俺は高尚な仕事をしている 雑用なんぞで時間を潰すな 誰にも下請けすれば事は済む   俺は国のために貢献している 雑用ごときで志を折るな 誰もが下支えすれば事は済む   俺は尊敬に値する人間だ 雑用なんぞ命令するな 誰かがかばえば事は済む   俺は忙しいふりをするのに忙しい 雑用ごときで邪魔するな 誰かが口を利けば事は済む   俺は偉いんだ 雑用なんぞくそ食らえ 誰か言うことを聞けば事は済む   [2023 年 9 月 23 日書き下ろし。オレ様意識は歪んだカタチで上下関係を生む。誰のことやら ]

一喜一憂する

イメージの刷新ならず 内閣改造は全く裏目と出た 低迷する支持率回復ならず起爆剤は自爆した 解散しない限り当分内閣改造の手は打てない 果たして信頼度の低いこの内閣はいつまで持つのか   改造後の各社の世論調査 読売は支持 35 %で不支持は 50 % 日経は支持 42 %で不支持は 51 % 産経は支持 38.9 %で不支持 56.1 %。 毎日は支持 25 %で不支持 68 %と最悪 朝日は支持 37 % で 不支持 53 % 共同通信だけが支持 39.8 %で不支持 39.7 %と唯一支持が上回る 保守系でも支持率は前回より伸びず不支持率は 50 %を越える 非保守系では毎日の数字が突出しているが生活実感に近い   要因は何か 骨格の変わり映えのしない顔ぶれに見飽きただけのこと 地盤固めの露骨な派閥ファーストに嫌気がさしただけのこと 問題を起こすばかりで女性の閣僚候補がいないだけのこと トップが務まるだけの人格と資質に欠ける不人気だけのこと   解散のタイミングを外し優柔不断のまま来秋まで行くしかない 物価高も防衛も子育ても予算審議が本格化するなかで耐えられるのか 新任の身体検査も取り沙汰されて墓穴を掘ることにならないか 人権擁護や非核を訴えても非難を浴びるブーメランにならないか 器そのものが長老たちに出しゃばるきっかけを与えなかったか   次の候補もなく野党の体たらくに乗じて泳ぎだけは達者になった 自分の言葉を発することを避ける用心深さだけは身についた 世論調査の結果に一喜一憂せずと不遜な態度だけは頑なになった 信頼もおぼつかない人材が我が物顔に闊歩する姿だけは目に焼き付く   「道徳的世界の道は長いが、それは正義に向かっている」(キング牧師) [2023 年 9 月 21 日書き下ろし。情けない借り物の言葉で語る思いなき者たちが国を危うくする ]

父に追いつく

師から祝いのメッセージが朝一に届いた 温かいお心遣いにただただ果報者と知る 父が亡くなった歳になった 10 月 23 回忌を迎える 生きるという生命力を如実に見せて逝った   薄れてゆく記憶の流れの中にいる 闇を貫く光のように一瞬の時を生きる いま求められるのは最期への覚悟か 信仰心の薄い男の頼るすべなき覚悟をいう   妻と健在でいることが娘には嬉しいという 孫も頑張っている姿が眩しい 70 の弟は今日転院してリハビリに励む 68 の妹は障がい者施設でいまも働く 連れの義弟も温厚な明るい男で達者にしている みんな衰えに抗いながら今日を生る   さて我が身の明日に臨む 筆することが知力の活性化に寄与する 類い希な人たちとの邂逅に活力を注がれる 心地よい刺激が貧しい精神に反骨を生む 為すべき事が残りの刻を豊穣にすることを願う   まずは詩の朗読の録音から始めよう いい加減に生きることも面白そうだ   [2023 年 9 月 20 日書き下ろし。 74 歳の誕生日。父の歳を迎えた。まだ為すべきことがあるようだ。生きがいというには力が入りすぎる ]  

以不教民戦

「子曰、以不教民戦、是謂棄之」(子露第十三~三十)   ウクライナが有利な攻防のニュースに飢えている者たち 安全地帯にいて奪還が遅いと非難する者たち 兵站の輸送ルートを遮断してと祈る者たち 情報戦の飛び交う中でいまだ噓を信じる者たち 汚職と私欲にまみれ虐殺に無感情なサイコパスの者たち   戦意は国土防衛に大義を見出すウクライナが高い 戦士は士気高くして退却を求めず果敢に戦う 戦局が厳しさを増すなか諦めず前進突破する 弾丸が尽きようとも死を賭す覚悟に生きる   ロシアの大義なき侵略戦争に命を張る兵士たち 無価値で無意味な前線に送り出される兵士たち 容赦なく味方陣地に爆弾を落とす兵士たち 人間としての尊厳もなく棄てられていく兵士たち 負傷しても社会に復帰できぬ死線を味わった兵士たち 死して英雄と葬られても決して報われぬ兵士たち   子らに銃を持たせ人殺しを教える教師たち 子らに愛国心を涵養することが目的だと信じる教師たち 子が批判すれば公安に訴え槍玉に挙げる教師たち 子らに邪悪な正義を教えることを躊躇わない教師たち   戦争はまだまだ続く 国民への虐殺・暴力・収奪が蔓延し歴史は繰り返される 徴兵の年齢に近づく青年たちの不安と恐怖はいかに 大義なき戦争の実態を正しく知れば果たして銃を持てるのか その後に続く少年たちも無残に死に場所をあてがわれる こうして若い世代を失いロシアは困窮の国となる   「戦争の目的を明確に教えられない状態で国民を戦場に駆り立てるのは、国民を使い捨ての消耗品として見なしている証拠さ」(『高校生が感動した「論語」』佐久協)   [2023 年 9 月 19 日書き下ろし。戦争は次世代へと確実に引き継がれていく。その少年たちの不安と恐怖はいかに。想像力が欠落した者たちが国を滅ぼす ] ※ ウクライナのシルスキー陸軍司令官は東部ドネツク州バフムト南方の集落アンドレーエフカとクレシチェエフカでの戦闘の結果、ロシア軍の防衛線を突破したと述べた。ウクライナメディアが 18 日伝えた。ロシア軍の三つの旅団を撃破したと主張した。シルスキー氏は「敵はさまざまな方向か...

消費期限と賞味期限

何でもかんでも詰め込んできました 消費期限が切れかかっています おいしいところは召し上がったでしょう 残り物には未練はありません すぐに腐るようなものです そのまま捨てても構いません それは早計 まだ賞味期限が残っています   賞味期限では納得いきません 食べたくもないものを見るのは苦痛です 旨いと無理矢理食べさせるのもいかがでしょう 好き嫌いよりもこの顔ぶれに飽きが来たのです 期限切れ間近のものが適材適所に溢れています 品質に問題があっても誰も責任とりません   すでに悪寒は走りました 腹痛を起こしそうな予感がします 偏頭痛はしょっちゅうです 腹八分で堪えてきましたが無理です 物価高騰で腹五分がやっとです   消費期限も賞味期限もありません 期限切れでも逆らうことは出来ません 食中毒の状態かもしれません 判断力も体力も落ちていくばかりです 電気代も灯油代も上がり越冬が怖いです こればかりは無期限に続きそうです   [2023 年 9 月 18 日書き下ろし。首のすげ替えを 50 %以上が求めていると毎日新聞が世論調査で報じた。消費期限も賞味期限も切れかかっているのは、政治家という人種か ]   ※ 賞味期限は、その日付までは「品質が保たれ、おいしく食べられます」という期限です。賞味期限は、品質が悪くなりにくい食品などに表示されています。賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。消費期限は、「その日付までは食べることができます」という期限です。お弁当や生肉など、品質が悪くなりやすい食品などに表示されています。消費期限をすぎた食品は、食べると食中毒などにつながることがあるので、食べるのはやめましょう。

期待される

人は誰かに期待されると素直に嬉しい どんな小さな事でもできそうな気がする 何かやり遂げられるような気がする 少しでも信じてもらえるような気がする   人は誰でも期待される人になりたい 私利私欲にかられると見破られる 口先だけでは愛想が尽きる 額に汗しない限り相手にされない   人は誰かが期待する以上に力を発揮する どこからそんな力が生まれてくるのか どこにそんなアイディアがあったのか どこが期待されているのかよく分からない   人は誰もが期待するわけがない その人の品格が人を寄せる その人の情熱が人を惹きつける その人の知見と判断が人を巻き込む   人は誰かに期待されて成長する いつか誰かの役に立つだろう いつか世の中の役に立つだろう いつか正義を実現するだろう 信じられることが成長の一歩だ   [2023 年 9 月 17 日書き下ろし。 Yahoo! みんなの意見で、 あなたは第 2 次岸田再改造内閣にどれくらい期待しますか?という問いに、 17:00 現在 139,222 人が投票した結果、あまり期待しない 6.2%8,644 票、全く期待しない 90.6%12 万 6,151 票という惨めな結果だった。毎日新聞世論調査では、支持率は 25 %で、不支持率は 68 %だった。 51 %が 早く辞めてほしいと回答する。期待されない人が居座ることの国益はあるのか ]

内向きの力学

森を見て 林を捨てる 愚かしさ 慣例の 適材適所 誰に問う 絶交と 言えばパスする 安直さ すねに傷 箔付く男の オンパレード ゴリ押しに バランスとって 不評買う 難敵は 懐に入れ 飼い殺し 責任は 個々にかつけて 身を守る 同窓の 仲間が集い 悦に入る 改造の 評価厳しき 支持率に  満席の シルバーシート 座るだけ  奪い合い 取り残されて ゲーム Off   顔立てて 元の木阿弥 変化無理 数だけの 見立てに誰も そっぽ向く 候補なく 栄華を描く 絵空事 家業継ぐ 志なく 名を残す こう来るか 男所帯に ウジがわく 嬉々として 雁首並べて 撮る一枚 内輪ごと ただそれだけで 据え替える 求めるは 自分の口で 語る人 顔色を 伺い決める 肝もなき 解散に 段取り進む したたかさ   防衛と 唱えし先は 税負担 防衛と 予算増やすが 人足りず 防衛は 仮想国への 威圧力 教育は 人をつくらず 質落とす 教育に かける情熱 いまはなき 教育が 格差育てる ゆりかごに 福祉とは 金がもの言う 老いる先 福祉こそ 我が身にならず 他人事に 福祉ゆえ 我慢を強いる 不公平 医療とは 命を金で 左右する 感染症 機関立ち上げ やった感 医療費は 政治力が 物を言う [2023 年 9 月 16 日書き下ろし。改造内閣に贈ります。旧統一教会と関係があった副大臣と政務官は 54 人中 26 人、 5 割弱。開き直った?! ]

類は友を…

座を守るなら人殺しは厭わない 裏切りは決して許さない 時には公開銃殺する 時には毒殺も憚らない 戦争は国家存亡と大義を掲げ軍備を急ぐ 戦略的な宇宙開発にその手を握る 国民を飴と鞭でいたぶり貧困と恐怖を浴びせる   似たもの同士が愛想笑いを交わす 国際的に孤立すれば頼るは相身互い 時には冷淡に振る舞う 時にはウインウインを求め合う 戦争に必要な弾薬が足りなくなった ウクライナと欧米に勝つしか道はない 北も露の軍事転用可能な先端技術は喉から手が出る   共に経済制裁される者同士が結束する 危ない橋を渡り続ける者同士が探り合う 人を信じることができない猜疑心の塊だ 時にはシェルターに逃げ込む 時には替え玉を使う 異分子の排除に躍起になる プロパガンダで情報操作はお手の物だ スパイは世界を監視し闇の制裁を加える 権力を維持するには金しかない 時には闇で稼いで儲ける   時には核を武器にして脅す 原油と食料で武器と交換する ギブアンドテイクはいつまで続くのか 思惑がズレるとすぐに破綻する     [2023 年 9 月 15 日書き下ろし。朝露会談は露が陥っている状況を打破する蜘蛛の糸。信用のおけない同士が密談を交わす。切羽詰まっている二人に翻弄されるのか ]

400㎞走破

13 日今金町民センター 檜山管内のボランティア研修会があった 3 年続けて講師で呼ばれる コロナで過去 2 年は講話が主体だった 今回初めてグループワークができた   50 人近い参加者を町別に 5 ~ 6 人のグループにした 与えられた時間はたった 60 分 そのうち 30 分をグループワークに割いた 残りの 30 分は導入に 10 分まとめに 20 分と決めた   3 つの課題を話し合う 地域での活動でどんな心配事があるのか こうすればこうなればいいなって思うことはあるか いましていることで良かったことはあるか   ひとつの課題を 10 分で回す いままでこんな進め方はしたことはなかった 司会役が詰まらぬようボランティアすること 決して長舌にならないこと 限られた時間の中で挑んでもらった   聞くばかりの研修会にストレスをためていた面々 マスク越しに活発におもいを話し聞き入った 30 分はあっという間に過ぎた まだ話し足りない不完全燃焼が残っていた それでも他の町の人と話せたことが一番だった その感想を 60 分の研修の成果として共有して終えた   難しく考えることもない 参加者がしてきたことや考えてきたことが確かめられること みんな同じような悩みを持ちながらも地域で頑張っていること ボランティアというだけですぐに胸襟を開くことができること 明日からまた頑張ろうって気持ちを交換できたこと 朝 8 時通勤ラッシュの時間帯に札幌市内を抜けた 4 時間近くかかって 12 時前に今金に着いた 中山峠を暗くなる前に越えたいと研修後すぐに立つ ニセコ経由で羊蹄山を左手に見ながら予定通り車を走らす 順調に定山渓に下りたが退勤ラッシュで渋滞にあう それでも 4 時間も掛からず帰宅した 走行距離約 400 ㎞走破した   例年なら一泊する日程だったが今回は体力と視力を試した 翌日の疲労感は強くなかった 毎日の軽運動が功を奏した   今日も雨 降り続く雨を窓越しに見ながら想像した 研修の和やかな空気が檜山の町に流れる人模様を...

熱情と熱量

少年よ 何かに惹かれる熱情はあるか 何かに挑む熱情はあるか 何かを実現する熱情はあるか   少年よ 誰かは一時の興奮に身を焼く 誰かは半端な興奮で諦める 誰もが一時の熱情に溺れる   少年よ 熱情は熱量を生んでこそ本物となる 熱情は熱量を維持してこそ推進力となる 熱情は熱量をバロメーターにして己を知る   少年よ 熱情に血走った目はいらない 熱情を熱量に変える冷静さが必要だ 熱情が人生の哀楽に導く熱量を生む   少年よ 熱情に惑うことなく受け止めよ 熱情に左右されることなく道を見出せ 熱情を否定することなく前に進め   少年よ 熱情と熱量は比例する 熱情から生じる熱量が生きている証なのだ 熱量の分だけ自分を生きる実感となる   [2023 年 9 月 13 日書き下ろし。持続可能な熱情は熱量によって維持される。その熱量をどう見出すのか。人生の機微のバロメーターともなる ]  

雷への畏敬の念

稲妻が光った瞬間バリバリと黒天を割る 強風が雨を地面に叩きつける ひとり傘を斜めにさして窓の外を通る   暗空に光と轟音と雨の競演が続く しばし魅入られ窓に釘付けとなる 畏怖よりも畏敬の念でなぜか満たされる   天地創造の地の様相を想像する どれだけ落雷で地にエネルギーが注がれたのか 命の誕生を予知する   悠久の営みの前に人間はなんと無力な存在なのか 感慨を覚えつつ通り過ぎるのを待つ 雷雲は1時間後去って雨脚がさらに強くなる 11 時 38 分札幌市に大雨洪水警報が発表された   [2023 年 9 月 12 日書き下ろし。不謹慎かもしれないが、雷が好きだ。光と音と雨の競演。畏敬の念を持ちつつ、なぜか心躍る ]   ※ 道内は12日午前、暖かく湿った空気が流れ込んで大気が不安定な状態が続き、日本海側を中心に雨となった。日本海側を中心に落雷などの影響により午前8時半ごろから断続的に停電が起き、午前10時現在、後志、渡島管内の4市町で2千戸あまりが停電している。12日午後も日本海側とオホーツク海側北部を中心に夜にかけ雷を伴った激しい雨が降る見込みで、札幌管区気象台は警戒を呼び掛けている。気象台によると、12日午前10時までの12時間降水量は、檜山管内せたな町107・5ミリ、同管内奥尻町73・5ミリ、後志管内神恵内村72・5ミリ、同管内寿都町62ミリ、留萌市53・5ミリ、小樽市16・5ミリなど。札幌市内でも12日午前、地面に打ち付けるような激しい雨が断続的に降り、身をかがめながら傘を差して歩く人の姿も見られた。 JR北海道は12日午前から、函館線の森―長万部間と倶知安―小樽間、室蘭線長万部―東室蘭間の運転を見合わせ、同日午後2時半ごろから宗谷線名寄―稚内間で運転を見合わせる。午前11時現在、函館―札幌間や旭川―稚内間などの特急14本を含む列車37本の運休を決めた。(道新 2023 年 9 月 12 日 11:23 更新 )