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プーチンのファシズム

ロシアはキーウのショッピングセンターを攻撃した プーチンは民間人を標的にしないと否定する ロシアはベラルーシからミサイルで空爆する プーチンはウクライナの壊滅をめざし牙をむく フィンランドとスウェーデンが NATO に加盟する プーチンは国境の防衛に爪を研ぐ 東部ドンバス地方の親ロシア系住民の保護を目的にした プーチンの全てプラン通りの結末は己の失脚である   ロシアのプロパガンダはおぞましく働く 宣伝は目的に辿り着くための手段に過ぎない 巧妙に監視と密告の網を国内に張り巡らす 反プーチンたちは脱出し外から批判の声を上げる   ロシアへの経済統制は西側を弱らせる エネルギー資源と食糧を武器に世界を揺るがす   4ヶ月に及ぶ戦いは西側に徒労感と厭戦感を広げる   アメリカは供与するミサイルの射程距離を明かす ウクライナからのクレムリンへの攻撃はない 欧米との代理戦争にロシアは勝利できるのか おぞましい戦場は泥沼化し多くの民間人が標的にされていく プーチンのファシズムはヒトラーそのものの化身となる   「権力とは意思の自由、すなわち服従しなければならない奴隷どもに対する優越の感情を維持すること」(ニーチェ)   [ 2022 年 6 月 30 日書き下ろし。おぞましき者は人殺しの自由を謳歌する。ウクライナに勝利を]

廃棄される公約

砂漠に降った雨の如く すぐに乾くことばのシャワー   すがった蜘蛛の糸の如く すぐに切れることばの力   隣の芝生の青さの如く すぐに身にしみることばの勧誘   テレビ受けするタレントの如く すぐにわかることばの軽さ   食品のサンプル模型の如く すぐに見間違うことばの嘘   獲りたての鯖の如く すぐに腐りはじめることばの賞味   たわいない流行語の如く すぐに古くなることばの寿命   身を飾るアクセサリーの如く すぐに気づくことばの不相応    プロパガンダの独裁者の如く すぐに捨てられることばのゴミ   思い出したくない約束の如く すぐに忘れ去られることばの廃棄   現実離れする公約の如く すぐに失うことばの信頼   [ 2022 年 6 月 29 日書き下ろし。あってもなくても不全に陥る公約の軽さ]

退屈と退廃

退屈とは 時間の浪費 目的の剥離 意欲の低下 感性の欠損 判断の欠落 行動の鈍化 思考の停止   退廃とは 自堕落の風潮 自己存在の否定 栄華の衰退 文化の破壊 性の狂乱 道徳の破綻 信頼の喪失 不健全さの浸透 暴力の推奨 価値の暴落 思考の昏迷   [ 2022 年 6 月 28 日書き下ろし。ロシアの行き着く先は退廃の世界か]

死んだふりの三年間

参院選が終われば自民党圧勝 岸田政権は黄金の三年間のスタートをきる   心をざわつかせる敵愾心で臨んだ男には 攻め口も多分にあって政治を面白くさせた   キングメーカになり損ないの男には 思うとおりに事は進まずストレス抱える   派閥の力関係に注力する男には いずれ分離より分解のリスクを背負う   波乱を期待した男には 外敵に執心して国防と憲法改正願うだけ   民心は中身の薄い公約がどうなるのかを傍観する これからも検討ばかりで進まぬ岸田政権にサジ投げる   民心が離れたことを幸いに好き勝手に政治する 死んだふりする三年間の始まりの時を民は待つ   [ 2022 年 6 月 27 日書き下ろし。情けない選挙投票率になるだろう。政論も乏しいことばの綾ばかりで、期待外れの者がこれからも危機感無く政権を運営する]

残念な人たち

過去の栄光にすがりつく人 過去の過ちから学ばぬ人 大嘘ついても叩かれても懲りない人 志が低いか無い人 信念はすぐに捨て票をほしがる人 存在感なくボスに尾っぽをフリ流される人 ご都合主義で動く薄っぺらな人 言動不一致なでたらめな人 聴き耳持たず聞き流す人 自己保身力は強く詭弁弁解が得意な人 権威を笠に着て下半身の世話を焼いてもらう人 醜聞も他人事のように振る舞い居直る人 学歴を無駄に持てあましている人 論戦と言ってる先から舌を出す人 相手を叩く情報戦ですでに負けている人 親の七光りにどっぷり浸かっている人 金持ちボンボンの選挙ごっこにたかる人 安全地帯でゲームの如き防衛費倍増を訴える人 ジェンダーは加齢臭を放ちつつ鼻であしらう人 経済成長など信じていない妄想を垂れ流す人 物価高は生かさぬよう殺さぬよう配慮する人 教育格差は産まれた家の経済力で是正不可とする人 福祉の恩恵は貧乏人にはそれなりの制度にする人 公約は額面通りではないただの飾りだと承知してる人 正義漢ぶり不正には平気で目をつぶる人 人気取り合戦で勝てると祭り上げられた人 動員されて員数あわせの多数決を担うただの人 見限られ捨てられようとまとわりつく人 容姿をアピールする救いようのない人 大同の道に立てず野合すらできぬ小賢しい人   ドングリの背比べを制するのはその人にあらずバックの力 期待外れの者たちが参院選に出馬し血税をたっぷり浪費する   [ 2022 年 6 月 27 日書き下ろし。残念な人たちを羅列しながら、日本の政治家に命と財産を託されない危機感を憶えた]

ポケットに何入れた

きみのポケット 不思議なポケット   いまポケットに何入れた 友だちのやさしさ入れた   いまポケットに何入れた 友だちのまごころ入れた   いまポケットに何入れた こんな人になりたいおもいを入れた   いまポケットに何入れた こんなことをしたいおもいを入れた   ポケットに何が入っているの 分けてあげたいやさしさいっぱい入ってる   ポケットからこぼれそうなのは何 ザワザワするおもいがときどき落ちてゆく   ポケットに入れたいものは何 いつも笑顔でいたいわたし 友だちのこと信じていたいわたし 夢をあきらめないわたし わたしを丸ごと大好きな人たち   きみの不思議なポケット どれだけ入れてもやぶけることはない きみの魔法のポケット やさしく強い人になるよう勇気をあたえる きみだけのポケット なくしてならない想い出ぶくろ   [ 2022 年 6 月 26 日書き下ろし。子どもの頃どんなポケットを持っていたのだろう。雑然とした記憶の中で、消えそうな想い出が懐かしくフラッシュバックする ]

もう要請できまい

2020 年 2 月末感染拡大の前兆を察してか 鈴木道知事は科学的根拠もなくパフォーマンスで学校休校を命じた 政治的判断したと大見得切って人気を上げた 安倍総理は乗っかって全国に号令かけて得意げだった   それから二年余が経過した 道知事は国の顔色うかがいつつ国の感染対策丸呑みしただけ 14支庁の地域状況を配慮せず一括統制をかけてやってる感を演出する 記者会見ではパネルを見せておうむ返しの感染予防の協力依頼するしかない 道庁も札幌市も医療や福祉現場や学校でクラスターが起こっても打つ手なし 何もせずとも支持率アップいまでは札幌五輪にご注進   何度も国の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された 通算381日間は札幌・ススキノの飲食店が要請された休業や営業時間短縮の総日数 飲食店を狙い撃ちにした根拠はあったのか否か 時短要請にどれほどの感染抑制効果があったのか否か   15 日これまでのコロナ対策を検証する政府の有識者会議が報告書を公表した 時短営業などがどの程度効果があったのかには踏み込まず 関係者からの十分な聞き取りもない「名ばかり検証」と批判された 奈良県は昨年 4 ~ 6 月に時短要請した 9 市町としなかった 30 市町村を比較 新規感染者の減少率に大きな差はなかったと分析した 今年1月には村井嘉浩宮城県知事は時短要請の効果を疑問視した 全国でどれだけの飲食店が潰れたのか 失業した関係者への救済措置もなく放置してきた行政の傲慢と怠慢 東京五輪と同じ行政得意の居直りは多くの関係者の不満を募らせる   感染症対策の名の下に行われてきた営業制限と店内の感染対策の徹底 効果は判断放棄で外食産業を滅多打ちにしつつ夜の街は賑わいを失う 営業努力せよと冷めた目線で行政は批判をさらりと受け流す 国も道も検証する気はさらさらない 明確な科学的根拠を示すことを回避するしかない 専門家たる科学的見識も政治と官僚の手中で都合よく転がされる 人身御供のように狙い撃ちされた飲食店の営業の自由の制限 もう時短要請など制限できるわけがない   ススキノで生き残るために日夜奮闘する人たちにエールを贈りた...