マスコミの怠慢
国葬費2億5千万円を閣議決定
会場借上費や葬儀の舞台の設営費で警備費は別途
これが最初に報道された中身の全てだ
政府はつまびらかにすることを避ける
いつもの薄汚い騙し討ちで国葬の段取りを進める
丁寧な説明も聴く耳もポーズばかりとバレている
終われば叩かれても知らんふりしてやり過ごす
大手マスコミはなぜ国葬の概算を出し渋っているのか
旧統一教会絡みの報道が過熱するなか捨て置けない数字を見た
国葬に反対する世論はこの数字を知ったら憤慨するだろう
マスコミの怠慢は記者会見でも緩慢な質問に表れている
国葬の警備の経費を知った上で国葬の是非を問うたら
世論の反発は半端ない数字になって出てきただろう
参考事例が2つある
どちらも外国の要人が訪日した
ひとつは2019年1月の皇位継承式典
関係部署から出た概算要求
警察庁は警備費28億5千万円
防衛省要人輸送ヘリ2億5千万円
外務省滞在費43億1千万円
合計74億1千万円
二つに2019年6月のG20大阪サミット
開催準備費75億円
開催費用247億円
警視庁警備費124億円
合計446億円
信じられない血税が躊躇なく注がれる
どれだけ重要な要人が来日するにしても
凶弾に倒れた葬儀ならばこそテロ対策が重視される
要人警護だけでも多くの人も大金も動かざるを得ない
コロナ禍で蔑ろに出来ない警備費は天井知らずか
各所管の概算要求は明らかにされてはいない
想像しよう
皇位継承式典の経費は当然超える
100億以上の税金が投入されるだろう
このくらいの推計すら報道できないのはなぜか
国民の不満を掻き立ててはならないとのお達しか
マスコミよ
怠慢を捨てタイマンを張るぐらいの情報を流してほしい
国葬の是非を問うにも関連する情報が必須条件となる
重要な情報を後出しするのは権力に迎合すると見られる
マスコミよ
国葬問題はまだ決着はついてはいない
多くが反対するなかでの来日は国の恥をさらす
その上国民の質も問われる
さらには国の信用にも関わる問題だ
マスコミよ
国民を舐めきった国の情報は信用ならない
適時的確に国民に情報を提供する社会的責務がある
それを放棄したら民主主義は廃れていく
[2022年8月30日書き下ろし。どれだけの関連経費が積み上げられるのか。冷静に怒りながら注視していこう]