ぼんやりとしてあいまい

しゃべりにもぼんやりとしか手応えがない

捉えどころがなくてあいまいさが際立つ

事をなすにもぼんやりとしか先が見えない

成果は期待できずあいまいさが残る

 

しゃべりはいつもぼんやりの世界に漂う

なすべきことはいまだあいまいな世界にある

言葉は説得力を失いひたすらぼんやりする

その場しのぎはいつしかあいまいになる

 

周りのざわつきをぼんやりと聞く

取り巻きたちはあいまいな笑いを返す

言うことなすことがさらにぼやけてきた

取り繕うしかできずにあいまいな自分が見えた

 

ぼんやりには覚悟がなかった

あいまいさが人心を遠ざけた

ぼんやりしていると寝首をかかれる

あいまいさから脱け出すしかない

 

ぼんやりしていた先が見えてきた

あいまいな態度が厄をうんだ

庇ってはならない事に執着した

禍根は断つしかなかった

 

ぼんやりと終わりの始まりが見えてきた

あいまいな先の世界が鮮やかに見えてきた

ぼんやりとしたあいまいな自分に愛想を尽かす日は近い

 

20221022日書き下ろし。岸田政権の終わりの始まりを誰しも予見してきた]

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