投稿

12月, 2022の投稿を表示しています

幼きいのちとこころを奪う者たち

ウクライナ危機は依然として切迫する ロシア・プーチンの人道を無視した無差別攻撃 都市は跡形もなく破壊され市民の命と暮らしを奪った ライフラインを破壊され厳冬に凍えながら耐える 子どもは母の懐で暖を取る 許されない戦争犯罪の数々 赤子の手をねじることなど朝飯前 悪魔の顔でしたり顔する者たちに罰が下るのはいつか 何の罪の意識もなく前線に自軍の兵士を送り続ける 平然とロシア正教会で祈る姿に神は救いを与えるのか 神のご加護をと神職者は十字を切るのか 殺戮者に都合のいい神は畏れすらも与えない 子どもは救われることなく短き人生を閉じてゆく   世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題 安倍晋三元首相暗殺に端を発したカルト宗教の悪行が露見した 宗教法人を纏った者たちが骨の髄までむさぼり尽くす 家庭崩壊や信仰を強制された二世問題がクローズアップされた 質問権の調査で文化庁は教団から得た回答を不十分だと判断した 教会解散までの道のりはまだまだ予断を許さない 教会への怒りのこもった驚愕の銃弾が時の人を撃った そこまで追い詰めたカルト宗教のむごさを赤裸々に示した 教会と関わった大臣や議員は辞任や責任追及の矢面に立たされた 政治に根深く影響力を持った教会のしたたかさと恐ろしさを知った 議長をはじめ関係の釈明もせず居直る議員の厚顔無恥さも顕わにされた 政権与党への影響が配慮された被害者救済法は 12 月 10 日成立した 支援してきた弁護士団からは不十分きわまりないと批判された 子どもは洗脳された親の言いなりになるしかない 宗教の歪んだ教えが子どもの心をさいなみ人生を妨害する   防衛費の大幅増額は未来の子どもらへの安全担保と弁明した 仮想敵国は隣国でしかない ロシアは北海道を狙っている 北朝鮮は日米同盟をついて日本全土を標的にする 中国は台湾問題への干渉を排除するという建前で脅しをかける 防衛のための兵器や体制強化のために増額する 増税の時期は見送られたが解散選挙で問うと明言する 子どもをダシにしながら防衛のための先制攻撃も口にする その悪しきスタートは 2022 年 12 月だったことを覚えておこう 岸田文雄首相の閣議...

年越し蕎麦を打つ

細く長く生きていくことに願をかけた 江戸の習いがいまに伝わる年越し蕎麦   蝦夷地の開拓は難儀を極めた 米はとれない 芋と蕎麦で 飢えを忍んだ 蕎麦は痩せた土地にも実を付けた 秋の収穫の前に蕎麦で糊口を凌(しの)ぐ   祖母は開拓移民の子だった 九州久留米から室蘭に入ったが濃霧にやられた 厚真の奥に再度入植した 長女だった祖母は次から次にと生まれる赤子の世話に追われた 尋常小学校もまともに通えなかった 天理教の信仰が大きな救いだった   仕事は何でもまていだった 余すことなく食べ物は決して粗末にはしない 年の瀬必ず一羽の鶏を絞めた 羽を捨てる以外すべて食べた 骨は犬の餌になった   よく蕎麦団子を作っていた 傍らでそば粉を練って汁に入れるだけのこと 子どもの頃これで腹を満たしたという 粗末な食べ物がいまでは高級食になった   蕎麦打ちをして 4 回目 打ったそば粉は 1.5 ㎏ 本やネットで学習した いろんなやり方があることがわかった 初めての蕎麦打ちから名人技まで満載だった   ひとつ気がついた 基本をマスターすればいいのだと 祖母は蕎麦は打たなかった 蕎麦粉を団子にしただけだった 道具立てがなければ打つこともできない 貧しい開拓農家には不釣り合いの道具だった   蕎麦屋のような蕎麦を求めない 名人のようなやり方も求めない 蘊蓄(うんちく)を傾けるようなことはしない 段も級も不要だと悟った 自分流のやり方でもいいんだと納得した   素材の味を生かすも殺すも基本だと理解した 最大の課題は角だし うまく出せない これは何度も挑戦することにした だからといって蕎麦の味がそう変わるわけではない 見栄えの問題だと勝手に解釈した きっと真剣にその道を究める人には叱られるだろう ただ迷惑をかけているわけでもないのでお許しあれ   道具立ては師からの借り物 師は 40 年前蕎麦に見せられ一式道具を揃えた しかし 80 を超えてリタイヤするまで打つ機会がなかった 10...

特集「今年の世相を川柳で振り返る」

『いまどきの川柳遊び』 2022/08/27 15:03  追記 08/28 6:21 8 月 27 日馴染みの整骨院で腰に電気をかけながら川柳に興じる ここがスタートになった 五七五の世界にアイロニーを表現することに面白さを知った 4 ヶ月だった 音威子府の有名な蕎麦が姿を消す 店主が老齢を理由に製造を今夏で止める 手に入れた最後の蕎麦におもいをこめた 「秘伝蕎麦 老いの一徹 打ち止めす」   昨今の岸田政権の危うさを読む 「ヴィジョンなく その場しのぎで 運尽きる」 旧統一教会絡みで与党も野党も 知らなかったで逃げおうせるほど甘くない 「人でなし 恥する面子 知らんぷり」 引退間近の政治屋の偉そうに放った一言に反応した 「国葬に 反するバカの ひとりです」 岸田首相国葬は終わってから評価すれとは何をか言わん 「決められぬ 国会無視し 閣議ある」 トランプの剛と岸田の柔でもやること同じ 「票泥棒 何でもありと 恐れなし」 選挙公約にもなかった原発再建の卑劣なやり口に憤怒した 「核汚染 福島捨て置き 再稼働」 代々継承される戦略は首相によって実現される 「得意技 寝首をかくよな 騙し討ち」   札幌市長と JOC 会長は秋に IOC を表敬訪問するという 散々東京五輪が物議を醸すこの最中 「ウイーンまで 極楽とんぼ 二人旅」 「二人して 厚顔無恥の 良きコンビ」 「公金は 私欲を満たす 銭ゲバに」   露のゴリ押しで NPT は腰砕けて粉砕される 世界の非難を浴びても怯まず対峙する 「実りなし  NPT 決裂 露の力」   我が畑のゴーヤーが実った 雄花ばかりで雌花が愛おしかった 受粉してから1ヶ月半ようやく採った 沖縄に想いをはせながらゴーヤーチャンプルを味見した 「知事選は 現職勝てと 苦さ噛む」     『いまが旬の川柳』 2022/09/06 16:19 子どもらに信じられる世の中をつくろうよ 「明日の世は 添う喜びに 人満ちる」   道会議員が国葬絡みで黙れと絡みついた 「どうみても 反日決めつけ 墓穴掘る」 ...