祝宴の余韻

心許しながら語り合った

心弾ましながら聞き入った

 

当別クラフトビールが祝宴の脇を固める

長崎島原と根室の日本酒が酔いをすすめる

 

祝宴は時間を忘れて流れてゆく

祝宴の〆は誕生ケーキだった

83才は願いを込めて息を吐いた

 

飲み語らった人生を一瞬彷彿させた

過去はいまを映し出し歓喜を味わう

仕合わせな微睡みに身を任す

明朝は余韻の中で醒めていく

 

[2023319日書き下ろし。小さな祝宴は大きな喜びをもたらした。同伴する喜びを感じつつ、いつも懸命に時を刻むしかない]


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