地方選挙の結果は
評価無用の候補者は
無投票で当選する
公費で養う者たちは
津々浦々で幅利かす
評価不可の候補者は
無力の相手で当選する
公費を動かす者たちに
この先期待も希望もない
評価未定の候補者は
敵失逃がさず当選する
公費の浪費をする者たちは
暴露されれば立つ瀬なし
評価無視の候補者は
立つだけでも当選する
公費を財テクする者たちは
政治は商いと割り切り稼ぐ
評価が分かれる候補者は
圧勝ならず当選する
公費を無駄にする者たちが
選挙に勝っても公約で敗れる
評価の低い候補者は
タレントもどきで当選する
公費以上に実績求める者たちに
信じて預けるいのちなし
評価をいぶかる選挙者は
人を見抜けず当選させる
公費を湯水のように使われる者たちは
いつも判断不能の罰受ける
評価に欲をかく為政者は
維新大勝に乗っかりIRカジノを認定する
公費もふんだんに使われる大阪人は
ギャンブル中毒が蔓延する街づくりに手を汚す
評価を避けて投票する選挙者は
抗うことも諦めて棄権を行使する
公費も選挙権と捨ててゆく者たちは
不誠実で不確実な時代に紛れ込む
[2023年4月17日書き下ろし。地方選はまだ続く。選挙する側の無知と無関心が世の中のかったるい空気を一層重くする]
※統一地方選後半戦の北海道内35町村長選と100町村議選が18日、告示された。町村長選には46人が立候補し、10町村で選挙戦となったが、約7割にあたる25町村で無投票当選が決まった。総定数1038に対し1105人が立候補した町村議選では、半数近くの48町村が無投票。うち11町村は定数に満たなかった。選挙のある町村長選、町村議選は16日に告示された8市長選、21市議選とともに23日に投開票される。とりわけ最大の争点は、全国に先駆けて進む深刻な人口減少への対応だ。2020年国勢調査の北海道の人口は約522万人で、5年前と比べ約16万人減少。国立社会保障・人口問題研究所は5年後に約502万人、10年後には約455万人に減ると予測している。人口減は、病院や鉄路の維持困難など地域の暮らしに大きな影響を及ぼす。(道新2023年4月18日)