宿題拒否宣言
宿題を親が見てください
親が見なくても出来る子はやってしまう
親が見なくては出来ない子はいつまでもできない
夜遅くまで親にせっつかれても教わる
げんなりとして一日を終える
明日もまた同じ事の繰り返しでしかない
この子には学校も家庭も苦役の場所でしかない
教師が出す宿題にはどんな意味があるのか?
家庭学習の習慣づけですとはさもさもらしい
学習遅進児へ積み残しのドリルを持ち帰えさせるだけ
進度にブレーキをかける遅進児を取り残すだけ
親が子の学力を知ることでクレームをはねるだけ
共働きの子は親に宿題を見てももらえぬ
宿題を与えることの学習習熟度は証明できるのか
さてさて指導力は問われることなく親の責務となる
教師の怠慢は塾がカバーする
出来ない子の親に平然と塾通いを勧める
塾に通わすために母親はパートに出る
貧しい子は塾さえ行けず普通の子にもなれない
出来ない烙印を押された子は挽回の機会を失う
学習への意欲も低下して自己肯定感すら失ってゆく
おかしなサイクルが親子を苦しめる
世間は当たり前のように黙認し無視する
成績をつけるだけの点数主義の継承
子どもの痛みを感じることのない鈍感力
正解の出し方しか教えない正解至上主義への信奉
出来ない子を切り捨てるしかない一斉授業の弊害
全人教育など誰も期待しない学校教育のぶざまな限界
教えられない課題に辟易する指導力のお粗末な見栄の蔓延
指導スキルの向上を拒否し現状維持すら危うい教師集団
忙しいを連発して責務から逃れる算段しか考えない教師集団
周りに同調して動かず目立たず大過なく仕事する教師集団
教えるというシステムが破綻していることも自覚できない教師集団
学ぶ喜びを与えることなく宿題を出すことが職務とする教師集団
学校は事が起これば自己弁護に終始し隠蔽する
教師も学校も建前だけで旧態依然とした体質は変わらない
出来ないと子どもを追い詰め指導力を棚上げする体質は変えようがない
進級や卒業させれば縁が切れてホッとする体質は変わりようがない
劣等感を抱いて生きようが咎(とが)を受けない体質は変わってはならない
家庭学習変革の意思を示そう
宿題拒否
親は割り切って教師や学校への期待は諦める
自主学習宣言
自分がしたいことをする
見守り承認宣言
子どもは健やかに成長し大きく変わる存在だ
共育宣言
親も子どもと逞しく変わろう
[2023年8月16日書き下ろし。宿題で苦しむ母と子がいる。分からないからできない。できないからやる気が削がれる。余計に勉強がいやになる。自分のやりたい勉強をすることを奨励した。一晩でノート1冊書き上げる子も出てきた。3行も出来ない子がいた。同じように褒めた。競争相手はいつも自分自身だと教えてきた。それでも刺激を受けて毎日頑張る子も増えてきた。仲間から認められることでまたギアが一段アップする。家庭学習のあり方の根本から間違っている教師が幅を利かす。なんと浅ましい教師集団の多いことか]