善と悪
出来ぬと分かったなら断念するのを善
いつまでも誘致に税金を垂れ流すのは悪
札幌五輪誘致での秋元市長の煮え切らない態度です
一人の子どもも取りこぼさないのは善
一人の子どもも守れないのは悪
登校拒否を起こしている子は学校には戻らない
内閣不支持率と真摯に向き合うのが善
内閣支持率に一喜一憂しないのは悪
どちらも現実逃避して聞く耳持たぬ内閣です
二議席失うのは望ましい善
二議席獲得するのは望ましくない悪
徳島と長崎の補選は1勝1敗でもよしとしてはならない
可能な限り資産没収できるなら望んだ善
法人格剥奪だけなら生き残れる悪
旧統一教会への解散命令のダメージは限定的でしょう
当事者の声を聞くことは当たり前の善です
当事者を無視した思い上がりは当然悪です
はびこる与党派の数を頼みの傲慢な採決にはうんざりです
平和を実現する権力の取り組みこそ善です
怨念をたぎらせたハマスの宣戦布告こそ悪です
イスラエルはガザへの地上侵攻の準備を整えました
二つの戦争で莫大なエネルギーが浪費されます
辞典で言葉を調べるのは好ましい善
辞典を開くことなく言葉を貧しくするのを悪
10月16日は米国の「辞書の日」で言語や文化について考える日です
日本語の辞書は1341年前に編纂されていることに驚かされます
※日本では消失した『新名にいな』〔682(天武11)年〕44巻が最初の辞書として知られている。現存最古の辞書は、空海著『篆隷万象名義てんれいばんしょうめいぎ』〔830(天長7)年〕30巻。次いで奈良法隆寺学僧昌住著『新撰字鏡しんせんじきょう』〔898(昌泰元)年~901(延喜元)年〕、源順著『倭名類聚抄わみょうるいじゅうしょう』(『和名抄』とも)〔931(承平元)年~938(天慶元)年〕が知られてることから、奈良時代を経て平安時代の初頭にかけての256年間に最初の編纂活動が営まれている。
[2023年10月16日書き下ろし。「善と悪」はまだまだ書き続けていけそうなテーマだ]