管理職が協働する

腰痛を軽減し予防する研修が始まった

介護現場が抱える重要な課題だ

若くして離職する要因となる

腰痛への取り組みの実態を明らかにする

管理職としての問題意識のあり方も問われる

その上で今後の具体的な取り組みが協議されていく

 

まずは第一ステージ

5つの施設・事業所から管理職50余名が参加した

2日間に分かれ80分のワークショップを行った

腰痛の軽減と予防の対策について事前にポストイットに書いてもらった

個人として取り組んでいること・いないこと

各部署として取り組んでいること・いないこと

総務・看護・介護・リハビリ・訪問ケア・包括支援そして保育

5つのグループに課長・係長・主任・副主任が混じり合う

 

机上の模造紙にカテゴリー別にポストイットを貼る

5つの拠点別に色分けされた紙片が散らばる

俯瞰的に見ながら具体的に問題点をあげ共通の課題を見出す

時に笑い声が起こり立ち上がって模造紙に見入る

真剣かつ和やかな話し合いが続く

50分の協議の時間はあっという間に過ぎていく

20分で解決のための具体的な取り組みについて自由にアイディアを出す

マイナス思考ではなくあくまでもポジティブに課題を捉え直す

 

まとめの10分に入った

グループから代表で今後の抱負について語る

ハード面の物品や環境整備には予算が伴う

同席した理事長は検討すべき提案として受け止める

ソフト面では腰痛者の把握や就労負担の軽減のあり方が語られる

理事長はこの法人で働く人には幸せになってほしい

腰痛で苦み悩む人に添うために一緒に考えてほしい

「スタッフ一人ひとりが魅力ある職場環境そのものだ」

みんなが笑顔になる福祉施設づくりを目指すおもいが吐露される


研修を企画した腰痛ゼロプロジェクトチームが動く

模造紙に貼られたポストイットは359

まとめの発表で提案された事項も含める

それらをデータ化して集約し分析に入る

その結果を5つの拠点にバックする

1117日第二ステージのワークショップが開催される

それまでに各拠点では実現可能な具体的方策を練る

そこでさらに練り上げられて実践へのパワーアップを図る

 

法人経営の担い手としての認識を深めたワークショップとなった

法人として共同で取り組む腰痛ゼロに向けた協働の波を起こす

そこに管理職自らが先頭に立つ気概と連帯という名の絆を育てる

彼ら自身のコミュニケーション力が問われる

わかったつもり知ったつもりを排除する

管理職からの意識変革が協働への道を拓く

 

[20231019日書き下ろし。2日がかりで書いた。まだ書き留めなければならない]


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