仲間よ ありがどう
ほっかほっかのこころが全てだった
囲まれて素直に身を任す
いつも笑顔満タンにするのが全てだった
どんなときにもいつも元気をもらう
嬉しいときも憂鬱なときもあった日々
会えば必ず勇気をもらう仲間だった
言えば必ず受け止める仲間だった
不平不満もたくさんあった
苦しんだり悩んだりしたこともあった
しんどいことも辞めたいと思うこともあった
必ず誰かそばにいた
居場所を見つけた
残り火が燃え上がった
仲間がわたしをそのまま受け止めた
仲間がわたしを認めてくれた
仲間をわたしは愛おしかった
世の中の風に吹かれ翻弄された
世の中の情にほだされ涙した
世の中のしがらみに苦しみもがいた
仲間がわたしを支えてくれた
仲間がわたしと動いてくれた
仲間がわたしに大丈夫と言ってくれた
気取らずに
気張らずに
ただ素直に伝えたい
仲間よ ありがとう
[2023年10月21日書き下ろし。コロナ禍で老人福祉施設の職員たちの奮闘は涙ぐましいものだった。仲間が利用者が家族が支えて命と暮らしを護った。「ありがとう」の言葉の強さを噛みしめたい]