捨てがたい選別作業
詩の分量は半端ない
何度選別してもなおはばける
さらなる選択を迫られた
94編の詩編
80枚を遙かに超えた107枚
30枚ほど削らねばならなくなった
印刷費も高騰している
必要度の強弱を判断するしかない
その基準の設定が難しい
担当者とのやりとりを終えた夜
燗酒を飲んで寝付いた
夜中突然閃いた
できるだけ残す方法を選択をした
詩を2段組にレイアウトする
あるいは囲み枠に挿入する
もぞもぞと起き出した
レイアウトに苦しみながら作業する
統一された構成のバランスは狂いだす
それでもなお一編でも残したい思いが勝る
文言の長短も考慮しながら進める
なかなか頁数が思ったよりも減らない
ここで削除する判断を強いられた
10編の詩が消えていった
84編の詩が残った
今朝確認作業をした
大幅に改編されたテキストの草案
無事担当者に送り込んだ
新たな装いをほどこした
新たな人との出会いを待つ
新たな着想は常に選択の労を伴う
[2023年11月28日書き下ろし。午前中いっぱい新任の民生委員児童委員との研修テキストの詰めの編纂作業に時間を割いた。面白い紙面構成になった。限定された頁に、まずは読んでもらいたい詩を挿入できたことを良しとする]