対立と排除
異見と向き合う器がほしい
異論を論破する持論がほしい
異存に対立する正論がほしい
異教を受け入れる器がほしい
異志に惑わされない信念がほしい
異端と対立する正義がほしい
対立はときに排除を生む
排除はいつも憎悪を伴う
憎悪はしばしば暴力となる
対立の根源は教義である
教義の死守は聖戦となる
聖戦は寛容を排除する
聖戦に隠したのは支配欲である
支配欲は逆らう者を殺戮する
殺戮は世界の破壊と刷新を叫ぶ
[2023年12月22日書き下ろし。歴史は対立と排除の繰り返し。欲望は殺戮と破壊を求め、世界を刷新したと主張する愚か者たちが生き残る不条理]