視察研修を受ける
富良野市民児協の支え合いマップ活動
先導する富良野市の実践は高く評価されている
遠方からの視察研修も少なくない
従来のこの手の研修は情報交換で済まされた
特色ある活動のレクチャーを受け質疑応答で終える
その後は近辺の観光を楽しみ会食で親睦を深める
富良野は合同学習会を催す
20名程度のゲストに対し35名の委員がフォローする
マップ実践のプレゼン後グループワークに入る
協議は実践を交えながら質疑応答に対処する
8つに分けたグループは活発に意見交換する
終了後まとめのレポートを作成しゲストの民児協に送付する
支え合いマップは防災や災害時でも有効である
その取り組みには熱意と忍耐と時間と手間がいる
富良野市も継承する課題を抱えながら前を向く
レポートにはゲストの地域活動の実態や課題が明記されている
取り組むためのきっかけ・とっかかり・気運の盛り上げ方をどうつくるか
防災に力を入れているのでそこから始めることが一歩前進になるのでは
このレポートは単なる記録ではない
富良野の委員には自らの活動を振り返る貴重な機会となる
話すことで活動へのおもいや実情を確かめることが出来る
出向かなくとも待つだけで共通する実践や悩みを共有できる
他のマチの実態から活動の実際を学び振り返ることとなる
レポートにまとめるという作業を通して研修の意味を理解する
様々な隘路がありながらも克服しようという気運が外からもたらせれた
視察研修の今後のあり方を示唆した受け手側の効果は計り知れない
相互に刺激し合う視察研修は今後の実践へのモチベーションアップとなる
[2023年12月27日書き下ろし。12月7日道民児連民児協のあり方検討委員会で松田委員から報告された。道内でも55市町村で取り組まれ検討中が56ある(令和5年度民児協等基本調査から)支え合いマップづくりの普及啓発に向けた取り組みのもう一つの価値を視察研修レポートから見つけた]