マンネリからの脱皮
毎年開催されてきた全国規模の集会
ハンセン病と人権問題をテーマに協議し啓発する
療養所のない北海道札幌で5月に開催する
第4分科会は人権と教育がテーマである
パネルディスカッションもどきのスタイル
コーディネーターが進行を仕切る
学校での取り組みを発表するシンプルな場だった
単なる実践発表では食い足りない
担当する仲間から企画書案が上がった
鼎談を試みる
都市圏や札幌で授業実践に取り組んだ3名が登壇する
コーディネーターは不要とした
その意向が強く反映することに抗った
さらに従来の発表形式になることを拒んだ
鼎談は3名と参加者でつくる学びの場となる
強みは各々が取り組みを書き記していることだ
底流にある人権意識や授業化する視点は本物だ
小中高という発達段階を捉えたアプローチもいい
どのようなプログラムなのかにも興味が湧く
それぞれの実践に触れながら深掘りする
質疑応答を繰り返しながら会場を巻き込む
学校の現状批判では飽き足らない空気が生まれる
本音が語られ取り組みが進まない問題の本質が明らかになる
マンネリ化した従来の方法を改善する機会になる
人権教育のあり方も嘆きで終わってはいけない
鼎談「見つめる・見直す・見届ける」ことで問題を提起する
分科会にそんな場面を思い描き真剣に向き合う仲間を支援したい
[2024年2月18日書き下ろし。5月11~12日「第18回ハンセン病市民学会交流集会in北海道」が札幌の「かでる2・7」で開催される。分科会を運営する「北海道ハンセン病問題と教育を考える市民の会コンパス」の一員として関わる]