ひきこもる

就学・就労・家庭外の交遊などの社会参加を避けて

原則6ヶ月以上概ね家庭に留まり続ける状態のこと

厚労省は「ひきこもり」と定義する

 

内閣府の推計では15歳から64歳までの約2%(22年調査)

全国で146万人 道内には59千人いるという

 

道の実態調査では1392人(20241月調査)

実態把握にはほど遠い数字が上がった

4050代で4割近く単純に実態は23千人か

8050問題の当事者か予備軍である

さらにその下の世代が順次当事者になる可能性が高い

 

行政の相談窓口用意するという

引きこもってる人からの連絡を待つしかない

居場所づくりをするという

ニーズを把握できずに支援は二の足を踏む

当事者は周囲の目を気にする

世間も無関心を装い続ける

 

ひきこもりのきっかけは何だろう

理由はいいように大人が考える

学校に行けず困っているのは子ども

どうしていいのかわからずにいるのが親

だれも相談相手とはならない

だれにも相談できず悩みを深める

学業不振や家庭内の不和

学校は責任を家庭に求め弁解する

いじめは学校が都合よく取り繕う

 

学校の対応は頼りにならない

長期欠席者の数を減らす努力を報告する

対応は電話で出席を促し連絡したとする

家庭訪問は忙しいと言い訳する

保健室登校を勧めて長期欠席リストから外す

学校の指導の成果として校長の面目を保つ

中学の卒業証書はお情けでしかない

不登校児でも問題児でも3年という時限が来る

卒業させれば関係は終わってしまう

高校進学しても内面の問題は未解決にままスルーされる

 

こうしてひきこもりは家族の問題になる

社会問題の8050問題は不登校からも始まる

放置することで子どもらの人生を台無しにする

兆候を察知したならすぐに支援の態勢を取る

学校はその社会的な役目を担う場である

忙しいからやらないのではなく放置している

学校や教師の社会認識の貧しさが問題を深刻化させる

 

[2024224日書き下ろし。学校の不登校への指導のあり方も論じられるべきだ。出来ない理由を挙げての正当化は無意味だ]

 


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