なぜ沁みるのか

心の内が見透かれた

いまの気持ちと向き合った

憧れたおもいが輝きを失っていた

幼子の真っ直ぐな瞳が眩しかった

どうしたんだろう

不思議な感覚が心に走った

一編の詩に惑われた

 

心が揺らいだ

周りが熱いトークに沸いた

発する言葉が喜んでいる

なぜか素直になれた自分を見つけた

どうしたんだろう

不思議な雰囲気に包まれた

一編の詩に動かされた

 

心が欲した

いまの自分を確かめたかった

忘れかけていた自問を繰り返した

仕事への熱情を想い出すように問いかけた

どうしたんだろう

不思議な時間を共有していた

一編の詩が場を支配した

 

心に刺さった

怠惰な自分を明るく戒めた

まだ大丈夫というおもいが募った

立ち止まって共に考える学びを知った

どうしたんだろう

不思議な精力が満ちてきた

一編の詩が道標となった

 

この詩に出会わなかったなら振り返ることはなかった

この詩に触発されなかったら見直すことはしなかった

この詩を共有してなければ確かめ合うはなかった

 

詩集「幼子の瞳に魅入られて」から心惹かれる一編を手にした

傍らに置いて朗読することを自らに課した

幼子への愛と希望を確かめるために

仕事への責務と努力を確かめるために

生きることへの啓示を確かめるために

 

2024109日書き下ろし。先の幼稚園の研修会で実施したワークショップの感想を描いてみた。1100編目の投稿となる〕

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