当たり前の暮らし
軽費老人ホームがある
自立して生活できる自由度の高い施設だ
サービス付き高齢者住宅やグループホームが乱立する
入所者の獲得にしのぎを削る
軽費老人ホームの入所者の平均年齢が米寿に近いところもある
特養ホームとの違いは介護が必要になると退所を余儀なくされる
それまでの暮らしをサポートすることがスタッフの仕事だ
いままで当たり前にしてきたことが少しずつ出来なくなる
さりげなく寄り添い当たり前の暮らしを守る
いままで気負うこともなく当たり前にしてきたことができなくなる
おもいを受け止め当たり前に暮らしをつくる
自分の時間と施設の時間が融合して流れてゆく
当たり前だと感じる平穏な暮らしに身を委ねる
施設の魅力を問われた
その人が当たり前だと思う暮らしを丁寧に紡ぐことだと知った
米寿の方と穏やかな日々を丁寧に過ごすことだと知った
〔2024年11月22日書き下ろし。昨夕福祉施設の職員との会議の席で「施設の魅力」とは何かを質問した。心身の変調を覚悟しながら、日々を平穏に暮らす願いを実現する事か〕