見た目以上に
見た目で判断出来るか
突飛な格好で顰蹙(ひんしゅく)を買う
ケバケバしい化粧でアピールする
ファッションの世界は見た目で勝負する
奇想天外な発想をカタチにして発信する
そのスタイルに刺激され共感し広まる
趣向の問題をあげつらうこともない
自己主張のスタイルに過敏に反応することもない
流行を創り出すトップランナーかも知れない
そこに見えない思想や感覚を求めるのがいい
生きるという強いメッセージを表現しているのだと
見た目の印象で判断する
過去に出会った人から学ぶ分別か
嫌なおもいをされたなら距離を置く
用心して注意深く観察する
見た目によらず人柄がいい人だと気を許す
見た目が良さそうと思うと構えが緩む
付け込まれて誤ることも多々ある
あの人に限ってと擁護するのは保身のためか
人を見る目のなさを内心悔やむ
騙すには格好の餌になる印象操作か
生きるというのは自分に都合の良い見方しかしない
見た目のギャップから学ぶ
思い込みからは誤解が生まれ失望も味わう
淡い期待をのぞかすのも人の良さが出る
人を見る目をいかに鍛えるのか
出会いは見た目から始まる
付き合いとは繋がりたいという欲求から生まれる
互いに胸襟を開く信頼の糸を見つけなければならない
人情は厄介で惚れると意固地になるのが怖い
利害関係があれば余計に冷静に距離感を取るしかない
なぜこの人かという問いかけを心がけたい
見た目以上に素晴らしい人との出会いは感動だ
眼力を信じたばかりにバカを見るのもが人生だ
己もこうして人を見極める目を鍛えられてゆく
人生とはこうして人のつながりが淘汰されてゆく過程である
〔2025年5月14日書き下ろし。見た目に惑わされることが不幸を呼び込む〕