投稿

子どもはいらない

今日「若者が抱える困難の実態に関する調査」発表 15 歳から 39 歳までの男女 4000 人の回答 52 %の意味するもの 子どもはおらず いなくてもいい 子どもを育てたくない   こどもはほしくない 55.2 % 「妊活白書」(ロート製薬 2023 年 12 月調査)で報告されている 18 歳から 29 歳までの未婚男女 400 人の回答だ 男性 59 %女性 51.1 %であった 20 年の調査で 44 %の男女の割合が 11 ポイントも上がったという   経済的ゆとりがない 働き方改革と叫ぶと優遇されるのは優良企業と公務員 共働きでも 6 割が年収 400 万円を切る 少子化対策は何の効果も上げてはいない 産めない環境を是正できずに目先の対策に終始する そもそも産もうという意識すらない 子どもを育てる煩わしさを感じているのか それとも将来への社会不安がそう言わしめているのか   教育格差は経済格差と比例する 学校給食の無償化も親の負担軽減となるのか 高校の授業料無料化は私立高校への進学を後押しする 二年前に子ども家庭庁が鳴り物入りで設置された 「子どもの権利条約」すら学校の意識は低い その成果が社会に果たしてどのように反映するのか疑問が残る 学校教育偏重が処遇改善の教員の質の低下を防げるか 人間性の根っこを育てる保育の充実こそ喫緊の課題だ 生存権をかけた子ども支援の充実がいまこそ求められる   逞しい主任児童委員をしている母親に出会った 高校生から小学3年生まで 5 人の子を持つ 40 代 明るくて子育てとバイトで懸命に働く素敵な人だ 頼まれて引き受けた主任児童委員も子育てだからわかることがある 地域は若い人たちが多いからお母さんたちと一緒に悩む 同世代で繋がってゆく子育てのあり方を志向する   人のつながりが希薄になって経済的にも余裕を失った世代 地域で子育てや親育ちに共に手を携える人の存在こそが必要なのだ 恵まれた環境をつくろうと空回りする政策の中での一筋の希望 5人の逞しい子育て母さんが主任児童委員で動ける環境づくり そこから浮かび上が...

現代昔話「正直村の女の子」

昔話「正直村の女の子」 昔々のことです 不思議な不思議なことが起こりました 村に住んでいる女の子はお父さんもお母さんもいませんでした かわいそうにおもった村の人がみんなで育てていました あるとき村でこまったことがおこりました 村のある人が飼ってた鶏が盗まれたのです みんな誰が盗んだのか困っていました オレが盗むわけがないとみんなそうでないと言いました 一番貧しい村人が疑われました お前が盗んだんだと言いはる人も出てきました 言われたその人は何も言えず黙ってしまいました そらみたことか言い訳も出来ずに黙ったのはお前がやったからだ 言った村人は偉そうにやった人をお前だとみんなに言いふらしました それを見ていた女のこがその人の手に触れました ふれた瞬間その人の顔色がかわりました おらがやりました 鶏を盗んだのは病気の娘に卵を食べさせたかったからです でも鶏は卵を産んではくれませんでした すぐに返しますから許してください あんたに罪をかぶせたこともどうか許してください 村人は病気の娘を心配して許してあげることにしました あるとき村で困ったことが起こりました 仲の良かった二人の村人が喧嘩を始めたのです 二人の言い分は相手が悪いの一点張りです 仲裁に入った人の意見も聞かずただただ自分が正しいというのです 喧嘩の発端はたわいないことです 相手が悪口を言い広めたというのです 言われた相手は心当たりがないので自分ではないと言いはります わしはこの年まで村のためにすいぶん尽くしてきたけれど それはみんなにいい人だと思われたいのだというんです 本心はしかたなくそうしているだけのつまらない人だと言いふらされたという あいてはおらはあんたのことをそんな人じゃないっていつも思ってる けっしてそんなことは言うはずもない誤解だというんです そこに女の子が現れました 悪口を言われた人と言ったという人の手を同時に握りました どうしたことでしょう 二人とも笑顔になってしまったのです 信じていた同士に誰かが仲違いさせようと動いたのに違いありません 女の子は周りを見てみると一人不機嫌な顔の人を見つけました その人に近づいて手にふれました どうしたことでしょう まるで雷にでも打たれたようにその人が突然話始めました オラがうそこついて仲違いさせたんだ 二人の仲がいいもんだからつい邪魔してやろうと思ったんだ 申し...

かなしい詩は似合わない

悲しい詩は似合わない そう思い込んでいた逃避 感傷的な詩に惹かれた孤独 後戻りできない囚われた過去 後ろ向きになった思考の呪縛 いまもブルーに染まったままの心が痛い   哀しい詩は似合わない そう思い込んでいた拒絶 傷心をえぐる詩に否定された存在 打ちのめされた非力な過去 取り返せない自己否定の屈辱 いまもブルーに閉じ込められた心が痛い   辛い詩は似合わない そう思い込んでいた乖離 悲痛な詩に目を背けた弱さ 離別の感情に抗えない過去 悲嘆を味わう現実の挑発 いまだブルーは留まったままの心が痛い   失意の詩は似合わない そう思い込んでいた明日への決意 立ち直る心の詩を謳いたいという欲求 切り離して前を向きたい過去からの離脱 取り戻したい希望という光明への願望 いまブルーのグラデーションに心が変わる   悲哀の詩は似合わない そう思い込んで歩く明日へ続く道 堪えて立つ心の詩を謳う生命力 固執した過去からの解放 己の在るべき道を見出す時間旅行 いまようやくブルーが赤く変わる心模様 〔 2025 年 3 月 20 日書き下ろし。この Blog を開設して丸 3 年を迎えた。 1,300 本に近い詩編をアップする。ブルーな世界に生きるものとしてせめて詩編で希望の火をともしたい〕

The Return of a Smile(ほほえみがえし)

What is doing something good like?   When that child's face lights up And says, "Thank you," You return it with a bright smile, right? That's what we call the return of a smile.   What is doing something bad like?   Once, when you did something unnecessary for yourself, Something that child really didn’t want, If you sincerely say, "I’m sorry," Their troubled face might light up. You also feel relieved and return it, right? That’s what we call the return of a smile.   Twice, when you intentionally teased, It became something very sad for that child. If you don’t sincerely apologize with, "I’m sorry," They may not forgive you right away. If you truly feel you’ve been wrong, put your heart into it. If your heart gets through, they will surely forgive you. When you look at each other’s faces and can smile, That means you've made up.   Three times, when you do something knowing it’s bad, The child...

Wrapped(つつまれて)

Wrapped in the garment of love, A child is born.   Wrapped in the garment of being loved, The child grows up healthy.   Wrapped in the garment of wanting to be loved, The child returns joy in laughter.   Wrapped in the garment of loving, The child nurtures kindness.   Wrapped in the garment of affection, The child receives a parent's heart.   Wrapped in the garment of emotion, The child inherits compassion.   Wrapped in the garment of coexistence, The child steps out into the world.   Wrapped in the garment of happiness, The child becomes a person.

心奢る者たち

心奢れば顔に出る 見下すような嫌味な表情 蔑むような冷たい視線 謙虚さを失った男は人間を辞める   心奢れば態度が不遜になる ふんぞり返ったふてぶてしさ 目配せして視線を外す 礼節を失った男は人間を棄てる   心奢れば判断を誤る 善悪よりも利にさとい 金に執着して腐敗を招く 信頼を失った男は人間を廃する   心奢れば情愛を貧しくする 育て得た心情は根を枯らす 侮蔑の感情は破滅を示す 優しさを失った男は人間を羽織れぬ   心奢れば孤独に浸る 寄るべき輩は烏合の衆となる 寄りかかることも許されぬ 行き場を失った男は人間失格となる   〔 2025 年 3 月 19 日書き下ろし。心奢る男たちがいい気になっている。奈落を見る日はそう遠くはないと近寄らず静観する〕

君に伝えたいこと

思いやり溢れる君に伝えたいことがある 良き人と出会いは人生の彩りを豊かにする   宇宙の一命を強く感じよ 情感と知性を限りなく高めよ     確かなものは何かを 価値あるものは何か   揺らぐのはなぜか 希するのはなぜか   不確かな人生の意味を問い続けよ 終生の伴侶と生きるを問い続けよ   仕事のやりがいを身に纏え 健康の尊さを喜びとせよ   人の世に尽くす仕事力を鍛えよ 人の喜びに添う感性を研ぎ澄ませよ   出会いの妙に深き縁を感じよ 出会いの先にある仕合わせを紡げ   〔 2025 年 3 月 18 日書き下ろし。人生で一番油ののった知人への Message 。今日誕生日を迎えた〕