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6月, 2023の投稿を表示しています

えこひいきのカラオケ

4 人の平均年齢 78.25 歳プラス若いひとり 1 月以来の夕食会 歯がいかれた 70 代の老男ふたり 堅いものは食べられず閉口しつつも舌鼓 甘い厚焼き卵の中に入れたタラコは高評価 泡一杯のビールも旨い   83 歳の誕生祝いに贈られたカラオケセット お披露目の夜が来た 夏の夜も静かに暮れた住宅街 音量を気にかけて窓を閉め切る 無事セットも終わり勝負の時が来た   選曲に迷いなからも歌い出す 十八番の一つ長渕剛の「とんぼ」が流れる 歌詞のテロップの流れ方に戸惑いながら歌い始める メロディー通りには決して歌えない 途中で唸るように歌う 歌詞も突然勝手に変える 俺だけの世界にひたる恍惚感 歌い終わると 92 点と表示された   これを目安の次々と歌い始める 74 歳は 96 点と高得点 若いひとりは難なく 98 点クリア 98 点越えを目指す熱いバトルが繰り返される 73 歳へのえこひいきばりの厳しい評価は続く 80 代夫妻はデュエット「愛の賛歌」で迫る 夫は一発逆転を狙って「琵琶湖周航の歌」を繰り出す 98 点トップに並びしてやったりの満面の笑顔 時刻は 21 時半を回っていた 今日の勝負は 98 点の二人に譲ってあげることにした 全員で長渕剛「乾杯」をいい気分で合唱して締めた これからもこの曲を締めの曲に決めてお開きになった いつもの夜ならこんなに声を出すこともない 酔いが回ればすぐに横になるだけのこと カラオケ居酒屋の看板をあげようか ストレス発散にはホームカラオケの効果はすこぶる大きい 笑顔あふれる豊穣な時間がそこにあった それが明日の活力になる種であり喜びだった   でもこのカラオケの採点はやっぱりえこひいきだ 高齢者にあまりにも優しすぎるのだ そう思うとなぜか愛おしいカラオケになる 年を重ねれば 98 点も見えてくる いま与えられた 94 点に納得しながら家路を急いだ   〔 2023 年 6 月 29 日書き下ろし。本当に乙なことをするカラオケの採点だった。一同一喜一憂した。まともに歌っても高点数は難しい。常識外れの採点が...

沈黙の電話

時々無言電話がかかってきた 妻が出ても何も話さず切れてゆく 不審がってきてもすぎ切るようになった   数ヶ月過ぎると忘れてしまった 叔父から祖母の訃報が入った 父との確執から叔母との縁は切れていた 死に目にも会えず葬儀すら出られなかった 叔父からの電話はかなり後からだった 平成 8 年( 1996 )の今日が命日だった あまりにもひどい仕打ちに打ちのめされた   祖父母に愛情深く育てられた 半端ない可愛がり方に周りは苦言をもらした 孫をどんなに可愛がっても面倒はみてはくれないよ その通りになった 生涯の負い目を感じながら位牌のない仏壇に手を合わせる 従姉妹らには供養はできないだろう   あるときふと妻が思い出したようにつぶやいた あの無言電話は八重子ばあちゃんだったのではと 耳が遠くなった祖母には全く音は聞こえない 認知症を患っていた祖母は唯一覚えていた電話番号 何度もダイヤルを回しながら孫を呼び出していたのだと そのおもいに応えられずにいた自分を恥じた 祖母不幸をした自分をいさめる日となった   信仰深かった祖母の拝む後ろ姿を想い出す 畑と縁の切れなかった祖母の大きな手を想い出す うまい料理をつくった祖母の味の才覚を想い出す   涙が流れた   〔 2023 年 6 月 29 日書き下ろし。ひたすら悔いが残る別れ方だった。今月は祖父母の命日月。二人の慈愛を噛みしめる大事な時間をいただく〕

思い込みの強さ

勝手な思い込みで人を傷つける 修正不能で受け入れを断固拒否する   勝手に思い込んで人を嘲(あざけ)る 高慢ちきな態度は身にまとわりつく   思い込みの奢(おご)りが判断を曇らせる   勝手な思い込みで人に疎(うと)んじられる 強いこだわりが身の破滅を招く   勝手に思い込んで人に退(しりぞ)けられる 口が災いした身は保身するしかない   思い込みの頑(かたく)なさが判断を鈍らせる   勝手な思い込みが過ぎて世間から相手にされぬ その理由がわからず世間を恨み孤立する   勝手に思い込んだばかりに世間で恥をかく 悔いることなく世間を侮(あなど)り批判する   思い込みの偏りが判断を誤らせる   勝手な思い込みが世界を不幸に陥れる 正当化する歪んだ言葉は信頼を失う   勝手に思い込んで世界を戦乱に巻き込む 鼓舞する虚偽の言葉は亡国へと導く   思い込みの強さが判断を狂わす   〔 2023 年 6 月 28 日書き下ろし。世界は思い込みの強さで大きな犠牲を強いる現実に直面している。悲劇でしかない〕

腐乱する

独裁権力は内部から腐り始めていた 圧政と汚職のなれの果ては自滅しかない 私利私欲に朽ち果てた中枢は異臭を放つ   沈船から鼠たちが逃げ始める 刃向かってくる鼠を撃退する力すらない 糾弾の咆哮はいたずら虚空に散る   長期にわたる弾圧と嘘は暴かれてゆく 綻びは隠しおおせなくなり腐敗してゆく 隠蔽とプロパガンダでの支配は崩れてゆく   非理曲解に陥ったあがきだけが残された 権力の座から追放される恐怖を味わう 私利私欲の塊の腐乱が身を包む   自信なく訴える男の不安顔を注視しよう 地位も財産も没収される男の惨めさを想像しよう 権勢を振るった男の凋落ぶりを教訓にしよう   自暴自棄の兆候が現れ始めた 心身を病む悪業が腐乱を加速させる 異臭を放ち自業自得の地獄を見る   信じたものはすべて虚偽だったことに気づいた 発した言葉はすべて虚偽だっただけのことだった 築き上げたものはすべて虚偽に過ぎなかった 身のうちから腐乱し崩壊の槌音がする   〔 2023 年 6 月 26 日書き下ろし。独裁政治の終焉は内部からの崩壊。耳を澄ましてその音を聞き分けよう〕

岩盤層も支持率急落

保守系の読売が今月の世論調査を報じた 岸田内閣の支持率は 41 %で前月の 56 %から 15 ポイント下落 不支持率の 44 %(前回 33 %)を下回った 中堅層が 17 ポイント減の 38 %と危機感を表出する 高年層は 14 ポイント減で 50 %と G7サミットの評価はマイナカードでご破算になる 他紙以上の急落ぶりに世間の憤懣を読んだ   マイナカードのトラブルに支持層すら反意する 保険証廃止に半数が反対する 見直す程度では収まらない 複雑な情報処理だけに棚上げしてかかるしかない 少子化対策も国民の負担増には 49 %が反対する 国防予算もバイデン米大統領が手柄話を披露する 米国の言いなりに軍事国家へのシフトがバレた 国会開催中ならもっと支持率を下げただろう   頼みの読売もバックアップができない支持率 実績もこれといってない口先だけの空手形ばかり 数字は嘘をつけないだけに挽回も難しい 綻びはすぐに繕わなければ短命に終わるしかない ズルズルと引き延ばすだけでは回復はおぼつかない   常識をわきまえた日本人であることに安堵する 非常識を言いくるめる日本人にはなりたくない 政治とは裏も表もある世界だけに生き延びるのは難しい 開き直って仕切り直すにはすでに求心力も底か   〔 2023 年 6 月 26 日書き下ろし。読売新聞の世論調査は、他紙よりも厳しい。おちおちとしていると寝首をかかれる〕

汚れ役の功罪

汚れ役は影だった 為政者の薄汚い仕事を始末する 為政者の裏の顔を引き受けた   汚れ役が表に出た 為政者の思惑を躊躇なく実行した 為政者には心強い味方だった   汚れ役が悪の権現だった 為政者は戦略を容認した 為政者を取り巻く輩には邪魔にされた   汚れ役は捨て駒だった 為政者に進言しても無視された 為政者は統制する力を失いかけていた   汚れ役は裏切られた 為政者はまさか敵対するとは思わなかった 為政者は反逆者の烙印を押した   汚れ役は捨てられた 為政者は進軍で脅かされた 為政者は断固討伐を命じた   突然汚れ役は矛を収めた 為政者は懐柔し命の保証をした 為政者はベラルーシに亡命させた   汚れ役は無罪放免となった 為政者はクーデターの首謀者を断罪できなかった 為政者の権威はいよいよ失墜する   汚れ役に替わる者が出てくるだろう 為政者に次の選挙に勝つ保証はない 為政者との私利私欲にまみれた内部抗争が勃発する   汚れ役は戦争の理不尽を暴いた 為政者は体勢を立て直す求心力を奪われた 汚れ役の一番の成果は為政者へのしっぺ返しだった   汚れ役は消息を絶った 為政者と同罪の戦争犯罪人のレッテルは剥がせない 為政者の怒りは得意の暗殺へとかき立てる 哀れ汚れ役は汚れ役でしかなかった いつか為政者も汚れし者と語られるだろう 為政者の致命的なダメージとしてこの日は歴史に刻まれる   〔 2023 年 6 月 26 日書き下ろし。ロシアの政局や戦局に影響を与える事件であってほしいと願わずにはいられない〕

正義の行進は見事に頓挫する

クーデターではない 正義を正す行進だ 遮る者は容赦ない モスクワへの道を開けよ   ウクライナ侵攻の嘘がばれた すかさず軍事クーデターだと表明する プーチンは反乱が起こったと訴える 裏切り者は決して許さぬと強面だ   プリゴジン(ワグネルの創設者)は 2 万 5 千人の精鋭兵を率いる 武装蜂起には大義がありロシア兵も目覚めとアピールする 南部ロストフ州の州都の軍事施設を抵抗なく制圧した 正義への行進が兵站を担保しつつ始まった   内部抗争を一刀両断に切る 暴挙では決してない 命を賭けた国防は偽善者へ向かうしかない ウクライナや NATO への敵愾心を明確に否定する 戦争にうつつを抜かすクレムリンへの反逆だ   モスクワへ 500 キロの道は戦争を終結させる道 モスクワ市民は戦々恐々のパニックに陥るだろう ワグネルの凶暴さを知る者たちには恐怖しかない ロシア兵の追従がクーデターを左右する プーチンの征服という癌の再発を血で贖(あがな)うしかなかった   歴史に学ばぬ指導者の妄想を怒りで実相を暴いた 正義への行進は平和への行進ではない 為政者を粛正する血の行進になるはずだった モスクワまで 200 キロに迫った 一晩のうちに事態は急旋回した 暴走するプリゴジンの結末はあっけなかった 怒りの矛先を納めて内輪もめは終わった ブリゴジンもまた歴史に翻弄された哀れな男でしかなかった 2 万 5 千人の兵士たちはミッションと行き場を失った   〔 2023 年 6 月 24 日書き下ろし。ベラルーシがブリゴジンを引き取ってクーデターもどきの劇は幕を下ろした。 2 万 5 千人の兵士は裏切られた思いだろうか〕

まとわりつく曖昧さ

解なき問いにもやっとする 諦めきれず澱を溜めてゆく   解の複雑さに思考を中断する 浅慮なるゆえの帰結か   問いは高く理念を突く 問いは深く真実を掘る   解することのできぬ浅学を恥じる まとわりつく悔悟に責められる   解しようというおもいにただ惹かれる 糸口が見つからずとも曖昧の中に入る   問いは潔く正義を求める 問いは強く行動を促す   まとわりつく曖昧さ 時に不快に満たされる 時に生気を見つける   まとわりつく曖昧さ 問い続けることでの存在の確かめ 問い直すことでの思索の広がり 問い求める意識との葛藤の残滓   〔 2023 年 6 月 24 日書き下ろし。常に解なき問いがこころを悩ませる。時に胡散臭く、時に心地よい。この心理はどこから生まれてくるのだろうか〕  

わたしはどこ?

マイナ保険証はわたしではなかった マイナ保険証は知らないあなただった 診察で誤りをチェックされた 薬局で誤りを再度チェックされた   総務省からデジタル省そして厚労省と役所得意のたらい回し ようやく社会保険診療報酬支払基金が対応した 連絡が来たのは国民健康保険中央会からだった 国民健康保険組合が誤登録したのではと言われ連絡した ガイドライン通りでミスはないとキレて連絡するなと暴言を吐かれた その後一切謝罪もないという横柄さが偉そうだった   結局そこが誤登録して他人の個人情報を紐付けしたお粗末だった ひとりの声が二人になって増えていく 本人確認を怠ったための深刻な事態が公にされてゆく マイナ保険証を使わない限りミスは発覚しない 個人で確認することは難しいシステムだ マイナの登録推進に性急に金で釣った結果は惨めだ 役所や機関を信頼してのマイナの普及もここで頓挫する システムエラー以前の誤入力はないという前提が見事に崩れる 登録チェックもせずにシステムを信用するわけにはいかない 銀行が紐付けされるともっと厄介な事態が生じるかもしれない 情報を一括管理するというのはリスクをいかに軽減するか ハッキングの対策も怪しくなってくる ハッカーは面白半分にちょっかいをだしてくるだろう   世論調査の内閣支持率の落下と事態の深刻さに鈍感に反応した 「マイナンバー情報総点検本部」で再発防止や国民の不安解消に努めるという 見切り発車したツケはさらなる税金投入で余計な残業を強いる コロナでもデジタルでも失敗したパフォーマンス大臣では心許ない 来年秋のマイナカードと健康保険証の一体化は予定通り進めるという 不安はどの段階で解消するのか皆目わからない ミスが発覚した場合の対応を明確にすべきだろう 役所の責任転嫁やたらい回しは勘弁してほしい   防止しました もう大丈夫 安心してください そのとき誰が国民に訴えるのか  見物です   〔 2023 年 6 月 22 日書き下ろし。「マイナンバー情報総点検本部」は時間とお金と人手をかけて、どれだけ安心を担保できるのでしょうか。高齢者には事態を飲み込...

矩を踰える

欲望に狩られて餌食となる 一度踏み外すと善悪は麻痺する 慙愧(ざんき)なき行動を正当化する 容易に矩を 踰える   テロ死を怖れながら身を隠す 容赦ない殺戮と焦土を命じる 残虐な行動は神の思し召しと偽る 祈りのうちに矩を 踰える   子どもの未来を破壊する 文化を否定し隷属を求める 人道に拘泥せぬ行動を強いる 支配欲は矩を 踰える   世界の秩序を崩壊する 平和の礎も願いも核で脅す 祖国防衛を煽る行動は疑念となる プロパガンダは矩を 踰える   一線を越えた者たちが彷徨する 愛国心を鼓舞し兵士を死の縁に立たす 大義のない行動はいつか反抗の芽となる 反攻への備えは矩を 踰える   累々と積み上げられた屍が犯罪を暴き出す 精神錯乱をきたす恐怖に耐えられようか 外道にも劣る行動はいつか裁かれる いまは躊躇なく矩を 踰えるしかない   人間に戻れない人たちの悲嘆の声が聞こえる 故郷に帰られない人たちの悲痛な叫びがこだまする 矩を 踰えた末路は誰にとっても悲劇だ   ※ 矩を踰える(のりをこえる)規律や道徳などを踏みはずす。人の道にはずれたおこないをする。   〔 2023 年 6 月 21 日書き下ろし。ウクライナの反攻に一喜一憂しながら、平気で 矩を踰える者たちの末路を見たい。それは身近にも起こっている〕  

1年持たない

無理です もうダメです できません ひとりぼっちになりました   空回りしています 頑張るほど落ち込みます 甘えてるわけじゃありません おもいが砕けていきます   怖いです もうくじけそうです 教えられません 子どもが見えなくなりました   やる気が湧きません もう限界です こんなんじゃなかった 憧れがしぼんでいきます   子どもが心配します もう耐えられません 憐れむような目が辛いのです 心の病を患っています   ほっとかれました もう相手にされません 周りの空気が痛いです 腫れ物になりました   子どもが好きでした もう自信がありません 挫折と敗北を味わいました 自分すら信じることができません   無駄です もう諦めました 辞めます 皆さんにはお荷物になりました   〔 2023 年 6 月 21 日書き下ろし。真面目な新人教師ほど陥りやすい挫折感。精神疾患が増えている。 1 年以内に辞める子も増えているという。東京都では昨年正規採用の 4.4 %が辞める。過去 10 年間で最高だった〕

歯痛

逃れられない歯痛 治療の手は尽くされた メンテナンスだけで通院する 後は抜歯しか残されていなかった しばらくは快適だった日が懐かしい   5 月から左上奥歯の歯茎の腫れと痛みが続いた 口内炎を度々起こした 一時しのぎに痛み止めで堪えた 幸いなるかな右下奥歯の歯茎の腫れが引いた しばらく食事を楽しんだ   今朝起きると右下奥歯の歯茎が腫れていた いつのもレタスと王子サーモンを挟んだパンを食べる 左の方は噛むにはほど遠い状態だ 右を避けて前歯で噛むしかなかった レタスの堅い部分が左下奥歯の急所を突いた 強烈な痛みが走った レタスを抜いて柔らかいサーモンとパンを小さくして飲み込んだ ヨーグルトも流し込んだ またしばらく痛みが落ち着くまで我慢が続く   食べられることがどれだけ幸せなのか 歯を健康に維持することがどれだけ幸せなのか 歯痛はときにモチベーションを奪い取る しばらくは不快な気持ちで食事するしかない   歯痛に支配されるのはなんと悲痛なのか   〔 2023 年 6 月 20 日書き下ろし。 70 を越えると特に歯に支障をきたす。メンテナンスは人以上にしてきたが、歯周病菌が強かったようだ。これからも入れ歯にしない限り歯痛と共存する〕

正当な評価

ですね こうなるのは当たり前です   なめてかかってましたね こうなるのわかってましたか   ほやほやの各社の世論調査です 毎日は支持 33 %(前月比 12 p下る)不支持 58 %(前月比 12 p上る) 朝日は支持 42 %(前月比 6 p下がる)不支持 46 % ( 前月比 4 p上がる ) 共同は支持 40.8 %(前月比 6.2 p下がる)不支持 41.6 % ( 前月比 5.7p 上がる ) FNN は支持 46.1 % ( 前月比 4.3 p下がる ) 不支持 49.2 % ( 前月比 4.7p 上がる ) 頼みの NHK は支持 43 % ( 前月比 3 p下がる ) 不支持 37 %(前月比 6 p上がる) こうなるとは予想外でしょうね   解散を見送ってよかったですね こうなっては勝てないかもしれません   マイナンバーカードと健康保険証の一体化を嫌がってます こうして信頼を失っていくんですね   先の空気は読めないですね こうなれば挽回は難しいですね   サミットの評価も無となり果てました コロナも物価も危うい事態が続きます 財源の不明なスローガンも年末までは持たないでしょう そうこうしているうちにしっぺ返しされるでしょう   〔 2023 年 6 月 19 日書き下ろし。マスコミ各社の 6 月の世論調査が出揃った。支持率の下落は健全な評価。不支持率が NHK でも 6 ポイントアップという数字は、政権としてはないがしろにはできない。通常国会も終わるタイミングで救われたかもしれない〕

第6回ワクチン接種を予約する

いまネットで予約した 来月3年ぶりに内地に行く 安心の駒をひとつ用意する   集団接種会場は 28 日までの期限付き 通院している医療機関での接種は待たされる 2 つの会場の一つは予約完了と表示された もう一つにかろうじて空きがあった   打たないつもりだった ただ第 9 波の入り口が見えだした 50 代の友が感染した 9 度 5 分の高熱と節々の痛みに耐えていた やばいと感じた   油断できない 用心深く動かなければならない おとついマスクを 2 箱補充した 依頼された仕事を無事に終わらせよう   街中はノーマスクが増えだした 感染拡大が生じないよう願うしかない 死者数の増減が流行の目安だという 感染すれば重症化するかもしれない 自己責任を求めてやまないリスクをいかに軽減するか 公衆衛生のマナーやエチケットも外の風に揺らぐ   〔 2023 年 6 月 18 日書き下ろし。札幌はインバウンドが回復しつつありホテル代も高騰している。経済を優先させ 5 類にしたツケを払わされるのか〕

人事への期待

2021 年 2 月旭川の中学生の凍死事件から発覚したいじめ問題 道教委の指摘にいじめではないと啖呵を切った市教委 文春砲の連発で隠蔽の実態があらわにされた 重い腰をあげた実態究明も身内をかばうばかりで糾弾された 立ち上げた第三者委員会も信頼を失う 市民の不信を増幅させた市教委の面子は潰れた 市長が改めて第三者委員会を設置した 報告はまだ出ていない 市教委はその間世論の批判を受けつつ改善策を講じていった いじめや不登校に関わる電話相談の窓口を設置した 相談はきっとしないだろう 役所の勤務時間に働いている親は無理だろう その時間設定そのものが悩んでいる子に向いてはいない いじめられても登校している子には下校してからの数時間しかない 電話できる子よりもできない子の方にも配慮すべき事案だ 勤務時間内の表向きの対応に果たして子どもは乗ってくるのだろうか いじめられた子の母親を SNS で誹謗中傷した者への賠償責任が判決された 死をもてあそぶものたちへの法的制裁が下された 広瀬爽彩さんの問題の解決は先送りされたままだ 教育委員会のあり方そのものが問われている   トップが変わらなければ士気も上がらない トップの顔色をうかがいながら慣習を励行する トップは旧態依然の体制を崩さない トップへの権威主義が校長をかしずかせる 教育委員会の体質そのものが問われている   某市で教育長が替わった 新しい風を吹かせることができるのか 新教育長の手腕に市民も学校も注視する   〔 2023 年 6 月 17 日書き下ろし。新教育長の手腕に地元は期待する。いじめ防止対策推進法が成立して10年。法制化の発端は2011年の大津市での中2年男子が同級生からのいじめで自死した事件だった。教訓は生かされず学校も教育委員会も事なかれ主義に犯され機能不全をいまだ起こしている〕

いまどうすることもできない

異次元とのたまうだけのこと 口先だけで生きてきた 何もせぬのに豪語する 空約束は上等だ 借金を積み上げるだけの骨太方針こりゃだめだ 批判が増せば解散カードを引っ込める いまどうすることもできない   少子化対策の財源確保を先送る 7 人にひとりのわりで困窮する子らを尻目に 子ども手当の所得制限なしで大盤振る舞い 得意のばら撒き透けて見える利得勘定 必要な手当をせねば仕事も結婚も危うい いまどうすることもできない   北朝鮮からの排他的経済水域に弾道ミサイルが落ちてくる 発射後の速報かアラーム鳴らして避難をせき立てる 防衛費増額に見合う増税の実施時期もあやふやに 負担を強いられるのはいつの日か いまどうすることもできない   「マイナンバーカード」のトラブルと不信感 「出入国管理及び難民認定法」改正の不備 「 LGBT 理解増進法案」の差別容認 課題が満載した通常国会も 21 日終わる 自民と公明の諍いを面白がるしか話題はなかった 自民一党体制はなかなか崩れない いまどうすることもできない   食料品や生活必需品の物価高騰は続く 卵も鳥インフルで減産され入手すら困難を強いられる 電気代が上がり今夏の熱波は高くつく ガソリンの優遇処置が終わり秋にはリッター 200 円も見えてきた コロナは 5 類移行後第 9 波の入り口にあるという いまどうすることもできない 〔 2023 年 6 月 16 日書き下ろし。諦めるしかないのが腹立たしい〕   ※ 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会長を務めた尾身茂氏は14日、東京都内で開かれた病院団体の会合で、「(流行の)第9波の入り口に入ったのではないか」と語った。新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行して1か月間で、全国約5000か所の定点医療機関から報告された感染者数が2・5倍に増えたことなどから、今後の拡大の可能性に言及した。尾身氏は「第9波のコロナ感染による死亡者数を、(年末年始の2か月あまりで2万人に上った)第8波より少なくできれば、その後の流行に伴う被害も一定程度に抑えられる可能性がある」と述べた。重症化リスクが高い高齢者のワク...

期待するのは

ウクライナの反攻が始まった 寝起きにパソコンでニュースを検索する 進攻するニュースがあるとなぜかほっとする 勝利を期待する安堵感か   プーチンの虚勢は醜いばかりだ 断末魔の叫びを聞く日は遠くない プロパガンダを弄しても真実は揺るがない 敗北こそふさわしい結末となる   反転攻勢までに多くの犠牲を強いてきた 我慢をしつつ周到な準備に日を費やした 怒りと誇りを示す領土奪回が始まった 戦意と物量は勝利を信じるに足りる   プーチンは焦土化を命ずる すべてを正当化する妄想的戦略は無に帰すだろう 誇り高き愛国者たちはロシアへの隷属を決して望まない 敗北に帰すれば非道な暴君として歴史に刻まれる   支援する国は反攻の失敗を望まない 世界秩序を破壊した侵攻に大義はない ロシアの勢力を弱体化させる目的で一致する 勝利だけがこの戦争を終結させる一手だ   プーチンは同盟国からも非難される 虚実が明らかになればなるほど人心も離れる 停戦のタイミングはすでに失った 敗北を認めるしか自国民は救えない   〔 2023 年 6 月 15 日書き下ろし。帝政ロシア時代から領土拡張しか念頭になかった。ロシアのたとえ話に、一日で一回りした分の土地を得んがため馬で駆けた男が死んだ。必要だったのは男を埋めるだけの土地だった。プーチン、おまえもか〕 ※ ロシアのプーチン大統領は 13 日、従軍取材している記者との会合で、ウクライナの反転攻勢に触れ、「我々の損失はウクライナ軍の 10 分の 1 」と述べ、ウクライナ軍の兵力に大きな損害を与えていると強調した。会合の模様はロシア国営テレビで中継された。プーチン氏は「敵はどこでも成功を収めていない」と主張。ウクライナ軍は米欧に提供された兵器の 25 ~ 30% を失ったとの見方を示した。ただ、いずれも具体的な根拠は示さなかった。ウクライナが領土奪還のための反転攻勢を強める中、国民にロシア軍が優勢だと訴える狙いがあるとみられる。(朝日新聞 2023/06/13 )  

仕事のできない人

仕事のできない人ってどんな人? 仕事の意味をよくわからない人 仕事の中身をよく考えない人 仕事のやり方を知らない人 仕事の段取りをつけられない人 仕事の指示を誤認する人 仕事のスキルが身についていない人 仕事の面白さを味わえない人 仕事の達成感を共に喜べない人   仕事のできない人ってどんな人 仕事をいやいやする人 仕事を適当にごまかす人 仕事を誰かに押しつける人 仕事を途中で放り出す人 仕事をだらっと散漫にする人 仕事をさぼり楽しようとする人 仕事をなめてかかる人 仕事をやり抜くおもいのない人   仕事のできない人ってどんな人 自分勝手に振る舞う人 誰かを当てにする人 工夫や改善をしない人 問題点を把握できない人 予測や予想を立てられない人 先の見通しを持てない人 優柔不断で決めることのできない人 失敗から学ぶことのできない人 協調することができない人 旧態依然とした人 信用のおけない人 上司にこびるしかない人 信念が黴びてしまった人 さてさて仕事のできる人をできなくしている人もいる 適材適所を判断できない無能な上司が幅を利かす 上司の能力以上の人は干されて末席に甘んじる 仕事のできない人が生まれる構造的な欠陥だ 正当に評価すらできない上司らにくさびを打とう   〔 2023 年 6 月 14 日書き下ろし。事例をあげれば切りがない。身近に能力がありながら錆ついた人がいるかもしれない〕

供養墓金

水がなくなる 干ばつ 洪水  最も貧しい途上国を襲う   気候変動による自然災害 30 年間で 3 倍の発生率 世界各地で異常気象にさいなまれている   ウクライナのダムの破壊はプーチンの命令か 下流に広がる汚水で二次災害が懸念される 給水インフラにダメージを与え農土を水没させる 命と健康を守る安全な水と食料を人質にする さらに避難しているところにロシアは容赦なく爆弾を落とす 悪魔の手先たちの卑劣な攻撃の手は緩むことはない   世界の 4 億人の子どもたちが安全な水から遠ざけられている 戦いの渦中で命を奪われるか健康を害す 砂漠化は多くの水源を奪い水も食も脅かし続ける   UNICEF とは 30 年ものつながりを持つ UNICEF のベトナム支援の視察にも同行した UNICEF の資料を教材に国際理解教育にも取り組んだ UNICEF から子どもの惨状を訴える DM が届く   父が亡くなり母も亡くなった 命日に仏壇に花を手向け合掌する いつの頃から供養のための募金に趣旨を変えた 今月は祖父母の命日月 慈悲深く信心深かった二人への慎ましい供養 昨日郵便局から UNICEF に振り込んだ   〔 2023 年 6 月 13 日書き下ろし。お寺さんとは親の代から疎遠になった。お布施は不要。そんな人も少なくない。供養のカタチだけでも募金を呼びかけたい〕