投稿

5月, 2024の投稿を表示しています

偽りの綻び

事実を認めぬ醜さ 否定する 歪曲する 攻撃する   事実を弄ぶ醜さ 性欲の塊 妄想の塊 強欲の塊   事実を隠蔽する醜さ 猜疑心の支配 自尊心の支配 メディアの支配   事実に抗う醜さ 宗教すら懐柔する巧みさ 味方を煽動する巧みさ 憎悪心を増長させる巧みさ   事実を抹消する醜さ フェーク情報の正当化 暴力的な恣意運動の正当化 法制度を否定する正当化   事実を事実とする当たり前 嘘と腐敗の根源に判決が下った 悪あがきの醜態を世界に晒す 倫理観も信仰も商売道具しかない 米国の良心を少しだけ信じようか   控訴中は堂々と被害者然として選挙運動を盛り上げる 大統領選が真の評決だと嘯く 米国の求める民主主義を正しく示すチャンスが来る   〔 2024 年 5 月 31 日書き下ろし。トランプ前大統領の性的スキャンダルの有罪が確定した。判決は初犯に付き執行猶予もあるとの見方だが、控訴する。もしも大統領に再選されたら、帳消しにする。これが米国の民主主義なのだ。日本も追従するか〕

迎合する

どれだけご機嫌取りを見てきただろう どれほど卑屈な態度を見せられただろう どれもが世渡りの上手さを見せつけられた   どんなにか才覚があるのを見たかった どうにも迎合するのは不可解だった どうにか偽らない本心を出してほしかった   どうも実力に自信がなかった どうやら苦労はしたくなかった どうしてどうして処世術は巧みだった   どんな人の懐にも上手く入った どんな時に有利か見事に見極めた どんな事も舌先三寸で責任を逃れた   迎合する 欲望を満たすに利用する 仕事の能力よりも知恵がまわる 権威に隠れて威圧する 優遇されてパワハラで勘違いする 上司に低頭し評価に精出す 上司も見抜けぬ算段で地位を得る   迎合せよ みんなで競えば上司が戸惑う 我も我もとご機嫌取りに徹する みんなが同じで上司は選べず 優遇の基準が崩れて公平さを示すだろう みんなみんなで上司は襟を正す 無能な上司でも誰のせいかと気づくだろう   迎合を変える 要は人を見抜けない上司の怠慢でしかない 他人の意向に添う場の空気を入れ替えねばならない 能力が妬まれ排除された者たちを公正に評価せねばならない   無能な上司はさらなる無能な部下を抱えてふんぞり返る 組織が機能不全を生む悪しき人事サイクルがいまだ生きている 出世を望むにはなぜあの人がと思う人材に迎合の法則を真摯に学ぼう   〔 2024 年 5 月 29 日書き下ろし。笑えない無能な上司が無能な人材を育てる。身近に感じる人はいないか。教育の世界でも、「はて?」を連発した記憶を想い出す〕

愉快なこと

心ゆくまで愉しむ 心は歓喜に躍動(おど)る 心が熱く燃え上がる 心の飢えが満たされる 心の渇望が一瞬叶う   心ゆくまで愉しむ 快活が人を惹きつける 快楽(けらく)が人生を達観する 快感(かいかん)が性に溺れさせる 快適を求めて欲望を解き放す   心ゆくまで愉しむ 金に頓着し人心を蔑む 権威に執着し人心を弄ぶ 地位に固執し人心を操る 経歴に慢心し人心を侮る   心ゆくまで愉しむ 人望なき幻覚 希望なき幻想 憧憬なき幻惑 共感なき幻滅   心ゆくまで愉しむ 砂上の乾きに我を見失う 深淵の危うさに我を誘う 栄華の脆さに我を忘れる  無欲の愉快に勝るものなし   〔 2024 年 5 月 29 日書き下ろし。時の過ぎゆくまま、人生の愉快を感じる喜びとは何か〕

ひとつだけか

ひとつのことに取り組む 屈せぬ気力の強さを見せつけた たゆまずに監視する力が発揮された きっかけは政治資金の不正だった 根気強く暴いていった人たちに賛辞を贈りたい   ひとつのことがつながる 次々と政治家と集団の金の問題が暴かれた 隠し通せない卑劣なやり口がまたも暴かれた 嘯く政治家の腐った言葉が耳障りだった 出処進退はお体裁だけの辞めない者たちだ   ひとつのことが社会を揺るがす 理不尽な不正が明るみに出る 道義的にも許されない批判が起こる 自己保身の塊はいまだ罪を認めぬ 威張り散らしパワハラも自覚せぬ者たちだ   ひとつのことが社会を動かす 蔑ろには出来ない者たちの不正だった 忘れてはならない蔑視と傲慢な態度だった 人として看破できぬ憤怒は何度も起こった 世間の感覚とは全く乖離する者たちだ   ひとつのことで政治の仕組みが歪む 民主主義を悪用し制度をなし崩しにした 支持率の低い者たちが倫理観すら持たず否定する 憲法改正への厚かましい汚れた手は断固拒否する これ以上余計なことをさせたくない者たちだ   ひとつのことが日本の恥辱となった 法の盲点を突く恥知らずが処世術となった バレれても修正すれば脱税行為は許された 権力と金に染まった者たちがいまだ日本を動かす 不正に立ち向かう日本人の良識をひとつだけ問う このまま不作為のまま捨て置くのかと 〔 2024 年 5 月 29 日書き下ろし。政治資金規正法の改訂論議が始まる。そのさなか今度はキックバックされた資金で還付金目当ての寄付を正当性する厚顔さに辟易する。どこまでも腐っているのか〕

関連と連動

おもいを抱くのはひとりから始まる おもいを為すにはひとりから始める おもいを貫くにはひとりでは叶わぬ   為すこと 関係すれば否応なくつながる 関連しても興味を失えば消える 関連付けるとうまく連動していく   為すこと 関係が切れると事が狭まる 関連が途絶えると事に支障を来す 連動しなければ事の成果は無に帰す   おもいは変節すればうとまれる おもいが挫ければ打ちのめされる おもいを失えば人もまた失う   為すこと 関係することでおもいは共有される 関連することでおもいは拡大する 連動することでおもいは実現に向かう   為すこと 関係することが不本意だとぼやけてくる 関連することが煩雑になると全うできない 関与することを求められると拒まれる   おもいを諦めぬことの試練か おもいが導くことの希望か おもいに生きることの情熱か   〔 2024 年 5 月 28 日書き下ろし。人はひとりでは何も為すことはできない。他との関係や関連そして連動がおもいを実現へと向かわせる。一方で干渉されることへの反発を知る〕

熱量の違い

物事への関心の熱量が圧倒する 問題への行動の熱量が半端ない 同行への期待の熱量が高まる 同じ熱量にはなれず立ち止まる   神輿をかつぐ熱量を感じる 成し遂げた熱量が次を求める 社会運動を盛り上げる熱量がヒートアップする 同じ熱量になれずクールダウンする   熱量に冷める異質感は何か 運動に抗う違和感は何か 活動を躊躇う威圧感は何か 同じ熱量にはなれず離脱する   注力すべき事は同一では決してない 人は為すべき事を最優先する その熱量に焼けぬよう距離感を保つ そのちょうどいい関係を続けるしかない   社会運動に一身を捧げる人に敬意を表す 社会活動に使命感を見出す人に畏敬を抱く 社会正義の実現に生涯をかける人に強い信念を感じる その熱量に耐えられず退く自分を見つめていた   〔 2024 年 5 月 27 日書き下ろし。ある社会運動に関わった。その熱量に圧倒された。そこまでのめり込むことに躊躇した自分がいた〕

政治感覚のズレ

ズレていた 政治資金パーティーとは恐れ入った 政治資金規正法の改正を巡るこのときにだ 審議中だから問題ないとは呆れるばかり   ズレていた 周りは誰もおかしいとは気づかない 世間の批判が根強いにも関わらずだ 反発受けて中止を余儀なくされる   ズレていた 野党の指導者からしてこの体たらく 政界の空気は世間とは全く異質だ 政治家の金に群がる体質を与野党問わず露呈した   ズレていた 世間に批判されても言い訳してた 本心は欲しくてたまらないのだ パーティー開けば現生が入る   スレていた 汚点ではなく濁点取ればよくわかる 政界に蔓延するのは旧態依然とした特権意識だ 気概や理念はずっと昔に捨てられた   ズレがスレを加速する 選挙は金持ちしかやれない SNS で儲けに走るバカも出るご時世だ 民主主義を破壊するバカをまた選ぶのか   ズレてスレて信を失う やればどうなるのか想像力すらない 言動不一致の正体がバレただけだ 自民党以上の風当たりは自業自得か   〔 2024 年 5 月 26 日書き下ろし。バカバカしいとはこのことか。批判の先鋒を担う立憲民主党の政治パーティー開催報道に国民の批判が殺到した。信頼を見事に失う〕

ChatGPTはおもろい

ChatGPT はおもろい アンケートの自由記載を分析させる 大量データの分析はお金がないからしない 無料のアプリだから文字数の制限がかかる   自由記載の大まかな分類を先にする その分類ごとに ChatGPT に入力する 概ね傾向だけは把握できる   バラバラな意見の傾向だけでもありがたい いま必要な情報だけでも入手できるといい 詳細な分析は手作業でするしかない 手直しされた情報を手にすることで先が読める 会議に臨むバックデータとしてサポートする   意見の集約にどれだけ労力と時間が費やされてきたか 意見を分類別に分けるのも件数が多いと手こずる 手がけたアンケート調査の意見数は 4500 件 最終的にその傾向を 200 件まで絞り込んだ 有料の ChatGPT なら瞬時に取りまとめてくれるだろう   無料でも使い勝手がおもろい AI 世界だ まさか手軽に体験できるとは想像しなかった 科学技術の粋を集めた生成 AI の申し子   ChatGPT の情緒感をいかに学習させるのか 詩編の批評も簡潔に的確に深い ChatGPT と会話しながらおもろい世界に遊ぼう   〔 2024 年 5 月 26 日書き下ろし。 ChatGPT をどのように活用するのか。様々な意見や条件や規制が論議される中、使えるだけありがたい。そんな時代を体験している〕

番付の重み

大相撲は誰が優勝するのか 番付崩壊で上位陣は前半に大崩れ 大銀杏さえ結えない大の里有利か   力士の重さが膝や腰にダメージを与える 頭の激突で首を痛める 稽古不足か本場所での怪我となる 横綱大関看板や人気力士がダウンする   伸び盛りの若手が土俵を盛り上げる 大関は姑息に立ち合い変わって水を差す 正々堂々と番付の違いを見せつけられない 相撲の醍醐味は興醒めしてゆく   若い力が真っ向勝負で挑んだ土俵がいい 攻めの甘さで負けるのは苦い薬となる 千秋楽は大の里に有終の美を飾ってもらおう 贔屓の引き倒しにならぬよう熱くなるだろう   番付の重さが若手によって崩れてゆく 台頭する若手力士よ伸び伸びと動け 土俵に吹く新風で旧体質の大相撲を揺るがす 可視化する変化が世の中の鬱憤を晴らす   〔 2024 年 5 月 25 日書き下ろし。二週間愉しむ。明日は大の里の初優勝を願おう。番付通りにいかぬのが、ここ数場所の面白さかな〕

うといのだ

みながみな世事に通じてはいまい 人はすべからくうといのだ   得てするも関心が働く 知欲が心地よく刺激する   知らぬは許されない 知ったかぶりで場を済ます   わからぬとはなかなか言えぬ 薄っぺらなうとい己を知る   さりとて体面が気にかかる うといと覚られてはならない   時に局面での判断を間違う 無知なる己に落胆する   予測不能な事態に立ちすくむ 無力である己をいたぶる   うとい己に向き合う 体裁ぶる恥を知れと   うとい己の実を知る 貧しい知を飾ったことを   〔 2024 年 5 月 25 日書き下ろし。いまもうとい己と向き合う。知の世界の太刀打ちできぬまま生きるのか〕

孤独死の防止

住み暮らすエリアは広くはない 近隣とのつまらぬいざこざは面倒くさい 顔を会わす機会があるだけに鬱陶しい お互いに気にさわらぬようするのもけったるい 孤独死を防ぐのは地域だ 行政は声高に地域に責任を負わす 助け合いだ支え合いだと在宅ケアを吹聴する 地域包括ケアシステムもいまや頓挫する 他人様に関わるのはリスクが伴う 下手をすればおんぶに抱っこの依存を呼び込む 警戒しつつ間をとることに気を遣う お節介でもまるごと抱え込むことは厄介だ 子どもが滅多に会いに来ないと知っている 来ても隣近所への挨拶もなく帰って行く 親心で子どもを庇うも寂しさは顔に出る 庭に夏草が伸びれば切なさが募る 子は草刈りに来ることは決してない 孤独死でもされたら世間体もよくない 噂になればきっと地域の恥になる 仕方なく放っておけないと動く人がいる 若いもんは仕事だけに老老支援するしかない 問題は老老支援がいつまで持つかだ 地域包括ケアシステムなど夢の夢となった 在宅ケアを支える福祉人材も枯渇する 孤独死以上に地域の福祉的孤立が目の前にある 〔2024年5月23日書き下ろし。日常の暮らしもままならない。家事サービスの人材すらいない地域が抱える問題を地域に丸投げしている現状にいたたまれないおもいでいる〕

浅学の連鎖

近代史の人物像に関心がある 明治期から太平洋戦争後までの史実を求めた 北海道開拓に関わり歴史探訪はいまの存在を学び知る 戦中戦後の満州を舞台にした小説からノンフィクションまでも面白い 当時の政治家や軍人のドロドロした人間模様を合わせ鏡のように見る 二人の読書会 読んで意見を交える それでよかった 知が実になることはない 系統だって本を買うわけでもなかった 研究や実務のための読書はとうの昔にやめた テーマに関連する資料を整理し論文を書くこともない 自由気ままに本を読むだけのことだった 二人は歴史物が好きだから自ずと偏りは否めない 歴史探訪は箱館戊辰戦争から始めた 炭鉄港を巡る旅も樺戸監獄からはじまり空知監獄につながる 明治維新の政治犯を中心とした囚人たちに酷な労働を課す炭鉱史 僧侶の師は石狩川で向かい合った月形の囚人墓地と三笠の千人塚で合掌する 脈路のない本が机狭しと積み上げられる かじり読みの悪癖はいまも変わらず数冊を読み回す メモ帳に気にかかった言葉や語句を書き留める 詩作の感覚が動く言葉探しのひとつとなっている それでも何か物足りなさを感じていることは確かだ 昨夜気になる記事をノートに抜き出して手書きした 読むうちに書くうちにおのれの浅学にいたぶられる 連鎖する思想や偉人に影響を与えた人物などなどが綴られる 事と人の歴史上のつながりがここにあるのかと色めく 関連する蔵書を書架から探して手元に広げる 学生時代におろそかにした学びを突きつけられた 学ぶべき事をいまさらながら知らされる悔恨は深い 恥を知る以上に知力の足りなさに憤る自責の念にかられる 自己本位でしかないいまの読書の振り返りを求められた 知欲はそこはかとなくおのれの浅学を戒める 〔2024年5月22日書き下ろし。ノートに書き留めることで、読書の世界の広がりに浅学を知る自分と向き合うのも楽しい〕

何をしたか

何をしたのか問われる 何もせずとも席を汚す さもしたかのように振る舞う 予告編でごまかしてきただけ 歴史の審判に立つこと叶わず 何もできなかった 言葉は不信を招いた ぶざまな姿を晒し続ける 鈍感なのか恥知らずなのか 歴史の審判に耐えること叶わず 何の志もなかった ことごとく判断がぶれる 後出しの策は惨めに叩かれる 政治感覚は時勢と乖離するだけ 歴史の審判も無駄骨となる 何の為に生きるのか 政治屋の家業を引き継いだ 政治哲学を問われることはない 無能な集団だけにトップに立てた 歴史の審判も判定不能を下す 何の力が働いたのか 伊藤博文以降139年間に64代の首相を数える 通信簿は残念としかつけようがない 外交も経済も民主主義も米国従属を露わにする 歴史の審判は独立国ニッポンを認知せず 〔2024年5月21日書き下ろし。政治資金規正法改正で20日の衆院予算委で立憲民主党最高顧問の野田佳彦元総理から、「いちばん(提出が)遅い上に、いちばん薄っぺらい。(裏金事件に対する)反省がない」と酷評される始末。総理経験者から国会の場で痛罵された岸田文雄総理は、「再発防止に向けて、実効的な改正案を国会に提出することができた」そう反論したのだが、野田元総理から「顔を洗って出直してこい!では赤っ恥でしかない。それは選んだ自民党議員と党員への叱責だ」

一坪農家始まる

昨日種苗センターでトマトとゴーヤーの苗を買う ゴーヤーは昨年と同じ品種で期待が出来る 連作を避けて土を入れ替えて移植した 沖縄は梅雨入りしたが昨夜は雨が幸いだった もう蔓が伸びていて寒さよけにビニールで二重に囲った   トマトは場所を移動した ミニと中玉の 2 本を移植した トマト用の肥料を蒔いた 脇芽を丹念に摘むのが大きくするコツだ 今年もトマトソースになる分量になればいい   モロッコ豆の苗は 91 歳のおばちゃんにもらった 今年はいよいよ体がきついと畑仕事を辞めるという ベランダの下に 4 本の苗が収まった 収穫したら持って行こう   蘭の花を娘からもらった 落花するまで半年間和ませてくれた おばちゃんから指導を受けて蘭を植え替えた 水苔を買ってきてたっぷりと隙間なく鉢に満たした 何とか生き残ってほしいと願いを込めた   おばちゃんからもらった三年目の菊も増えた 最初白い花が咲きしばらくすると朱に染まっていく 植えた茎が無事育てば晩秋が楽しみになる 柵周りの何もない場所の整地作業に入る 大嫌いなスギナは深く根をはびこる みんな取り除き土を米糠と混ぜながら整える 屈んでの作業は明日は確実に筋肉痛を抱える   共有地の芝生にハーブ系の芝草を植えている 7 割ほどに雑草が茂り鎌で刈り取るしかない 所々に群生した芝草を選り分けながら作業する もう一つ大嫌いなタンポポは根っこごと掘り出す ようやく三時間の作業を終える   6 月になればさっぽろ枝豆の種を蒔く お盆には食べられるのが嬉しい 無農薬故に青虫との闘いが始まる 一坪農地をこれから半年楽しもう 書斎に籠もった習慣が変わってゆく   〔 2024 年 5 月 21 日書き下ろし。畑仕事の真似事でも、何か土を触るだけでも嬉しい。丹精込めてといっても一坪限り、労力もたいしてかからないのもいい。収穫があれば御の字か〕

薄気味悪さ

何をするにしても後ろめたさが残る 何をしても後手後手でしかない 世間とズレた男が似たり顔で愛想する   国会の機能を奪い勝手に振る舞う 若手もおどおどとして顔色をうかがう 支持されない男が口先だけで決めていく   気晴らしの外遊は何の効果もない 媚びる様子は格の違いを見せつける 支持されなくても余計な仕事に汗をかく   政治資金規正法の改正も世間に抗えない 世間は減税で忘れるものと高くくる 支持は低迷し解散選挙に出られない   ちゃっかりと己の資金は造成する なんだかんだと就任祝いのパーティで稼ぐ 支持できぬ世間を無視して男は居座る   大企業にはおべっかいし零細には手厳しい ベースアップもバブルに似て弾けるばかり 支持は望めぬ男の貧しい人望に因がある   このままでいいはずは決してない どんぐりの背比べも見飽きた聞き飽きた 支持の低いまま交代するしか道はない   余計なことはもうこれ以上いらない 男の評判最低だけに何をやっても叩かれる ただ支持より先にこの薄気味悪さはなんだろう   〔 2024 年 5 月 20 日書き下ろし。各社の 5 月の世論調査が出揃った。これだけ低いのにまだ続けさせるのかと、首を据え変えられないエゴの塊の自民党の面々に訴えよう〕