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小休止長引く

長い小休止になる 世の流れに感応できず ただ静かに傍観する   長い小休止になった 世の雑踏に言葉が拒む ただ湧き上がるまで待つ   長い小休止の戸惑う 世の廃れに抗えず ただ沈黙の時を刻む   長い小休止は予想だにしなかった 世の移ろいをようやく感受した ただ漫然といることに飽きていた   長い小休止は初めてだった 世の人の有り様を眺めた ただ言葉がしびれを切らした   長い小休止に終止符を打つ 世の不穏な空気を読む ただ現状への同調を拒む   長い小休止は何ももたらさず 世の動きも緩慢だった ただ五輪の歓喜が幸いだった   〔 2026 年 2 月 23 日書き下ろし。ようやくキーボードをタッチした〕

生成AIは市民にも

20 日高市早苗首相の施政方針演説 ChatGPT で分析しよう   施策に散らばった言葉の本質を鋭くえぐる 内実のない言葉の空疎さを見る 騙しようのない現実を突きつける 施政で示す針路の不確実さを知る 強い言葉の脆さを味わってはならない   市民の側にも生成 AI がある 道具は使いこなさねばならない 妄信的に追従しない防衛手段となる 的確な批判を身につける監視力となる 公的情報を共有し対抗する市民力となる   〔 2026 年 2 月 21 日書き下ろし。 4 日間出張。選挙後の偏った政治力の問題を市民としてどう抗うのかを、 ChatGPT での分析をしつつ考えることができた〕

愛語らず

愛語らず 為す 辛語らず 笑す 孝語らず 添う 〔 2026 年 2 月 16 日書き下ろし。言葉は行為を促す〕

辛と幸の横一画

人生を憂う 悲しむこと痛し 哀れむこと深し 恐ろしきこと怯えし 厭わしきこと多し 幸せを辛さに変える横一画 何かの拍子に一転する いまはいまとは知れず   人生は波瀾万丈か 平常が覆(くつがえ)る 平穏が揺るがされる 平等が破られる 平和が脅かされる 幸せ感は辛さを孕(はら)む横一画 何かの異変に一転する いまは明日とは知らず   人生を謳歌したい 憎しむことを非とし 称えることを是となす 奢ることを非とし 慎むことを是となす 妬むことを非とし 恨まぬことを是とする 幸せを辛さに変えぬ横一画 何が起きようが一転させぬ いまも明日も幸せを築く   人生に同伴する者と幸せでありたい 別れの辛さに横一画をどう入れるのか 幸せを求める共生こそ辛さを超えられるのか 響き合う共感こそ辛さに立ち向かえるのか 辛さを抱え込む強さこそが幸せを手にするのか 幸せと辛さは背中合わせ だからこそ辛さの悲しみを心の奥に秘める だからこそ幸せの喜びを心の芯に響かせる 横一画の足し算引き算を繰り返す人の世か いまも明日も味わい尽くす覚悟を強いる   〔 2026 年 2 月 14 日書き下ろし。漢字の妙を味わう〕

なんかへん

物事を真に受ける 正直者は損をする 簡単に裏切られる 表の顔と裏の顔の使い分け 上手に隠して何食わぬ顔でいる 世渡りが長けるというらしい なんかへん   物事を額面通りに受け取る 騙されたとも気づかない 奪われて初めて目が覚める 欲にたかったしたたかさ バレぬよう悪知恵を働かせる モノも使いようというらしい なんかへん   偏差値の高さを鵜呑みにする 学力だけではなせぬ事がある 正解が多様なつまづき 人間力の足りなさを知らず 他人(ひと)の痛みに気づかない はんかくさいというらしい なんかへん   言うこととやることが違う どっちがホントか判別つかぬ 信用ぐらつく天秤棒 どっちも噓なら始末が悪い しっぺ返しに見舞われるらしい なんかへん   そう感じるわたし なんかへん そう感じたセンサー 感度良好 へんじゃない   ※はんかくさい(ばからしい。うすばかもの。相手を軽蔑したときに使う北海道語)   〔 2026 年 1 月 21 日書き下ろし。世の中なんかへんって感じるセンサーが鈍ってはきていないか〕

雪害難民もどき

網走から戻った 所要時間 10 時間 暴風警報が管内に発令 網走での研修会は中止 札幌に戻るしかない   JR は前日からストップ バスは動いていた ただ予約した札幌戻りのバスは夕方便 止まる可能性があった 明日の状況はもっと悪くなる   同伴者の若者が情報をかき集める 北見から昼発のバスを奇跡的に確保した 網走から北見まで関係者が送ってくれた バスが動くだけでも移動難民から逃れられる それだけでも有り難かった   昼食後バスに積み込む弁当を買った 12 時 20 分北見駅を出発した ただし高速道央道は旭川周辺で通行止め バスは危機回避の十勝帯広に向かった まだ道東道はあいていた   足寄から高速に入った ただ池田で事故があり通行止め 音更インターチェンジまで一般道を走る 道東道も占冠付近で通行止めだった 行った先でまた一般道をはしればいい   バスは走り出せば何とか目的地まで着く 日勝トンネルを抜けると先の交通止めは解除されていた 安堵した 札幌まで 2 時間の所要時間だった 市内は荒れていなかった   順調に走って豊平川を渡って市内に入った 車道は 1 車線半だった 渋滞が続く 予定より 1 時間遅れでバスターミナルに到着 地下鉄に向かった   網走に行きは自宅から 8 時間かかった 戻りは 10 時間半だった ただ移動して老体をいじめただけだった これも冬の仕事の現実だ 出来なかったことを悔やむより無事帰宅出来たことが第一だ   同伴した担当者も若いとは言え対応に疲れたことだろう 予期せぬ事態にどう対処するのか 現場でしか判断出来ぬ場面がある 警報が出た事態で中止を余儀なくされる リスクマネージメントを実行しただけだった   〔 2026 年 2 月 6 日書き下ろし。ご苦労さんというしかない〕

民意とは

 飽きっぽいだけだった 新しさと物珍しさに動いた 民意はただの人気投票に堕落した   思い込みが強かった 騙されてもよかった 民意は宙づりにされて落とされる   言葉は真実を語らない 腹に時限爆弾を仕込んでいた 民意は扇動されて敵対心を抱く   血を流せと公言する 誤解と釈明すれば容認される 民意は額面通りに操られる   厚く塗った面の笑顔がひび割れる 本心を成し遂げる決意は固い 民意は浮かれる分だけ割を食う   時代の風を読み違える 裏切られるまで喜ぶといい 民意は分断されて亀裂を生む   不確定な思潮に流される 針路を示す羅針盤は狂い出す 民意は飲み込まれて一色に染まる   〔 2026 年 2 月 7 日書き下ろし。某国民の選択が巨大な妄想の結果しとての民意の恐怖を、この国で現実として見ている〕