憩うのは
穏やかに時の流れに身を委ねる かりそめの世に移ろいの時を重ねる 孤独を癒やす人を待ちわびる 不安を消し去る楽観を刻む 別れの恐怖に怯える時を忘れる 孤独を苛む苦痛に耐える ときめきの時を思い描く 心そそられる情動に動かされる 孤独が解かれる一瞬に歓喜する とりとめのない怠惰に沈む 為すこともなく気だるさをいたぶる 孤独にある時すら面倒くさい 憩う価値を見出す 体裁を繕いながら身構える 孤独を甘受する時を手放す 共に在ることの時を深める きずなを結ぶことの本意を知る 孤独は癒やされつつ別れに向かう 人は後戻りできない時間に旅する 同行し共感しつつ情愛を育む 孤独であるがゆえに求めて続ける 始まりすらわからぬままに終わりを知らず 始まってもいないのに終わりを意識する 孤独の苦悩は人生の深みと比例する 〔 2026 年 4 月 26 日書き下ろし。生まれてきた孤独と時間の相関性を問う〕