再度問う あぶり出す
不適切教員がのさばる 不適切教員がのさばる 人不足を理由に不良教員を庇う 教師多忙論でごまかし煙に巻く 不適切教員は鬱憤を晴らす 無抵抗な子どもを威嚇し標的にする 閉ざされた学級は無秩序な世界となる 不適切教員は逃げ道をつくる 指導の行き違いと言い訳する 子どもに原因があると開き直る 不適切教員をあぶり出す 校長は不誠実な対応で事実を隠蔽する 保護者はレコーダーで糾弾する 不適切教員をいい気にさせる 余裕がなくて見切れないと庇う マスコミもこぞって味方する 不適切教員は首にはならない 刑事罰でなければ守られる 道義性など微塵もなく教壇に立つ 不適切教員を異動させる レッテルはすぐに剥がれる 臆面もなく平然と繰り返す 不適切教員は淘汰されない ろくでなしでも務まる学校不信の根は深い 子どもの優先順位は地に落ちる 不適切教員が世にはびこる 高給取りで待遇も良くなる 子どもは食い扶持のカモでしかない 不適切教員には志は無用だ 面接をうまく乗り切れば大丈夫 さあこぞって不適切教員になろう [2023 年 9 月 29 日書き下ろしを見直す。 2025 年 1 月 30 日に厚労省から子どもの自死について 527 人と発表された。 2023 年 10 月千葉県立高校で 2 年の女子高生が自死した。不適切な指導が子どもを精神的に疲弊させたのが原因だと第三者委員会は断じた。関係した教員は減俸という処分で済まされた。学校という閉鎖社会に巣くう者たちは、対岸の火事を楽しむ ]