薪ストーブ

「薪ストーブ」

 

飯を炊くのは薪ストーブ

焚き付けを割る仕事が日課だ

隙間風が吹き込む寒い部屋

どてらを着込んで寒さをしのぐ

 

暖を取る薪ストーブ

薪は毎年秋口に切ってもらう

チンチンと鳴る鉄瓶

熱い茶でもてなし人もようけ集まった

 

いまも燃える薪ストーブ

灯油は高くてとても買えない

節約よりも当たり前の暮らし方

めっきり人も寄らず寂しいもんだ

 

火の用心する薪ストーブ

火事だけは出してはならない

立ち寄ってくれた民生委員

大丈夫と暖まっていくのが嬉しい

 

暮らしを支える薪ストーブ

芋を焼くと香ばしい匂いが立つ

話し込んでいく民生委員

美味しいと口に運ぶのが嬉しい

 

今年も人恋しい薪ストーブ

昔からの雪だるまのカタチがいい

たわいない話を聴く民生委員

穏やかに過ぎる時間が嬉しい


2024/11/24書き下ろし。北海道民生委員児童委員連盟機関誌アンテナ寄稿詩 20251月掲載〕

 


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