撫でる力と愛でる力

嗚咽を堪える背中が 震えていた

そっと背中に手をあて 静かに撫でる

激しくあげた泣き声で 背中が揺れた

無言でゆっくり 背中を撫でた

呼吸はやがて 平時に戻ってゆく

 

悲しみにくれた子らに

背中を撫でる人が そばにいてほしい

 

弾(はじ)けたような笑顔が 全身を躍動させた

胸に飛び込んできた背中を 静かに撫でる

喜びの声を耳元で聞きながら 手に力がこもる

無言で力強く 背中を撫でた

頬はやがて 一筋の涙を感じる

 

喜びに落涙する子らに

心を愛でる人が そばにいてほしい

 

不安に震えている子らに

「心配しないで」

言葉不要の 撫でる力を

 

貧しさに我慢する子らに

「大丈夫だよ」

言葉以上の 撫でる力を

 

くじけずに夢織る子らに

「きみに会えてよかった」

言葉と共に 愛でる力を

 

20211月元旦に書いた詩を2025122日書き直す。心ある人は言葉以上の撫でる力と愛でる力をつけなければならない〕


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