知床の観光船事故の真相究明

23日オホーツク管内斜里町の知床半島沖

観光船「KAZUⅠ(カズワン)」(19トン)が遭難した

乗客乗員26人のうち11人が死亡15人が行方不明となった

犠牲となった方々の御霊に心より哀悼の意を表します

 

27日運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長は事故後初めて記者会見した

「このたびは当社のクルーズの中で大変な事故を起こしてしまい、亡くなられた方々に大変申し訳ない」と冒頭土下座し謝罪した

 

テレビで記者会見を視聴した

人災の観点で追求しよう意図するマスコミの質問に嫌気がさす

天候不順が予想される中就航した結果の重大事故だった

出航の判断をしたのは自分であり責任がある答えほかあるまい

 

会社と船を結ぶ無線のアンテナの破損は致命的だった

事故から記者会見までの時間 誰かとシナリオを書いた準備の後が伺える

被害者遺族の怒りは想像を絶するだけに

世間を納得させるにはほど遠い経過説明に終始した

 

「事故当日の朝、豊田徳幸船長との打ち合わせで、船長から午後から天候が荒れる可能性があるがクルーズの出港は可能との報告があり、この時点で海が荒れるようで引き返すとの条件付き運航とすることを打ち合わせ、当日の出港を決定したと明らかにした。遭難事故が起きた23日に同業者に出港をやめるよう促されていたにもかかわらず、船を出した自身の判断については、自身でその時点の風や波の状況を確認し通常通り問題ないと判断したと述べた。最終的には船長判断とも述べたが、今となっては判断は間違っていた」(桂田精一社長の答弁~HBCニュースから)

 

安全の軽視と馴れ合いのド素人の運航管理

国土通産省は会社の安全管理規則の遵守から調べている

海を相手の観光船経営のあり方そのものが問われる

地元からは強引な出航を批判する声は大きい

問題は陸の事故なら確かな物的証拠がある

船は修理され整備されたというが海に沈んだのでは手の施しようがない

原因を究明するには想像力では証拠にならない

沈没の原因究明の難しさをひしひしと感じた

状況をどれだけすりあわせても真相は闇の中

一番の当事者は行方不明のままだ

ふてぶてしいのは事故を知っても北見での私用を優先した

乗客家族への連絡や海上保安庁などの事情聴取に対応したのは3時間後だった

遺族や被害者は社長の常識を逸脱した言動に怒りを増幅させる

 

船は130㍍の海底に沈んでいた

「飽和潜水」での潜水士による捜査では犠牲者は見つからなかった

桂田精一社長はいまだ批判の矢面に立つ

保険金で保障すると意気込むが転覆船を引き上げる経費も税金で賄われる

捜索の地元漁船への保障もない

世界遺産の地で起こった金儲けのずさんな経営が想像を絶する人災事故を引き起こした

 

いまだ遺族や被害者はこれからももどかしく辛い日々を強いられる

 

2022427日書き下ろし。522日改訂版。オホーツク管内斜里町の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、船体の引き揚げ作業が21日にも始まる見通しとなった。当初は引き揚げまで数カ月かかるとの見方もあったが、無人潜水機(ROV)や深い場所まで潜れる「飽和潜水」の潜水士による事前調査はトラブルもなく完了。調整が急ピッチで進んだ背景には、事故原因の特定に船体の回収が重要な意味を持つことに加え、国のチェック体制の甘さへの批判を回避したい政府の事情もあるとみられる。ずさんな国の管理体制も明らかにしてほしい〕

 


このブログの人気の投稿

跋渉はかなわぬ

こんなもんさ

職歴とは何か