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カンゴールのハンチング

カンガルーマークの KANGOL 神戸以来 10数 年ぶりにマークを見つけた   20 代の頃神田の古本屋を歩いていた ふと立ち寄った帽子屋で初めてハンチングを買った 日本製のベレー帽タイプのハンチングだった いまも現役で二つ手元にある   父はハットだった 父は粋にかぶって外に出かけた 棺にもハットを入れてあげた   ハットは似合わぬと知らされた ハンチングは手放せなくなった 30 代後半で KANGOL に出会った   50 代後半三宮阪急駅そばの帽子屋で見つけた なぜか嬉しかった 暑い関西でも帽子はかぶる 風通しのいい素材を選んだ   シーズンごとに店を訪れた 気に入った帽子を手に入れた   あるとき面白い素材に触れた KANGOL では出会ったことがなかった 高かったがたまらなく欲しくなった   かぶる機会はなかった 箱に入ったまま手元にある いつか棺に入れてもらうハンチングとなる   年季が入っても型崩れしない KANGOL KANGOL のハンチングを買おうと内心決めた 2 年間コロナウイルスで研修が潰された 来春の研修事業への意気込みを示そう KANGOL のマークのカンガルーは前にしか進めない   [ 2022 年 10 月 31 日書き下ろし。英国製の KANGOL のハンチングをかぶって、 35 年も経つ。ものへの愛着とは面白い感情だとつくづく思う]

ロシア人の涙

「屠殺場に 引き出される 兵哀れ」   「涙する 民を圧して 虚勢張る」 「涙しか すべなく反戦 訴える」 「涙かれ 悲嘆の苦痛 耐える日々」 「涙して 語れよ兵士 死の恐怖」 「残虐は 涙で流せぬ 罪を負う」 「悪行は 懺悔で済ます 嘘涙」 「強姦は 拒む涙で 満たす性」   「愛国心 なくても死する みな同じ」 「戦いは 愛国心の 差で決まる」 「戦えぬ 人間愛が 拒絶する」 「愛国心 教えぬ教師 弾圧に」 「愛国心 即席教育 間に合わぬ」 「愛国心 戦うだけの 間に合わせ」 「愛国心 国なくなれば 宙に浮く」 「愛国心 烙印を押す 非国民」 「愛国は 人を愛して 育(はぐく) まる」   「死路に立つ 露兵の運命(さだめ) 霜の下」 「私戦なり 担ぎ出される 弱き民」 「汚しは 核に限らぬ 人心(ひとごころ) 」 「食糧を 人質にして 飢餓招く」 「燃料(あぶら)なく 冬は越せぬと 汚い手」 「インフラに 打撃与えて 悦に入る」 「低レベル 策なき者は ムチ打たる」 「耳障り よき情報だけで 策立てる」 「失敗は すべて指揮官 左遷する」 「身を隠し 恐れる暗殺 小心者」 「脅す分 立場失う 倍返し」   「血眼に かき集めても 尽きる策」 「旅順港 彷彿させる 人海戦」 「屍を 越えず逃げ出す 動員兵」 「恐れよ死 こんなところで 何してる」 「古き銃 役には立たぬ 捨て逃げよ」 「寒さ増す 凍えるこころ 死を感ず」 「凍てつく日 戦い暮れて 命あり」 「敵前で 白旗揚げて 降伏す」 「逃亡と 降伏こそが 生きるすべ」 「大義なく 損失だけの 消耗戦」 「かり出され 訓練なくして 無駄死にす」   「代理戦 武器の供与で 持久戦」 「奪われし 領土奪還 士気高し」 「南部戦 勝負にいでる ウクライナ」 「士気高く 燃える愛国 露にはなし」 「電力を 破壊されても 強き民」 「信じるは 勝利あるのみ 露撃退」 「死ぬな兵 正しく生きよ 再興へ」   「見下した 物言いにこそ 知の劣化」 「調子こき ...

言葉の希薄性

言葉が薄くなる 釈明は言葉が枯れる 強弁は言葉が朽ちる 反駁は言葉が乱れる   言葉ではぐらかされる 事実をごまかす 事実を隠蔽する 事実を否定する   言葉が卑しくなる 言葉が尖ってくる 言葉が怪しくなる 言葉がさもしくなる   言葉が武器になる 言葉で欺く 言葉で撃つ 言葉で殺す   言葉は薬になる 言葉が癒やす 言葉で癒やす   いま言葉は心を失う 言葉は信を失い続ける 言葉は魂を失い彷徨(さまよ)う   こぼれ落ちてくる言葉の悲哀 取り返せない言葉の深淵 希薄化した言葉の虚構世界   [ 2022 年 10 月 29 日書き下ろし。言葉が実相を語れず薄くなることへの危惧。政治家の 言葉そのもの]

なぜ詩を朗読するのか

なぜ詩を朗読するのか 3 年間詩を使ったワークショップを展開してきた 情緒を揺さぶる詩に抗ったり拒んだりした人もいた   朗読は前頭葉を刺激し活性化させる 人とコミュニケーションするときも活性化する 脳科学の研究から証明されていた   脳を鍛えるには積極的な対話が重要だった 学習では教材を通した学び方が重要だった コミュニケーションや互いに認め合うことが重要だった   なぜ前頭葉の働きを活性化するのか 運動・言語・感情を司る 身体・注意・外界を認識する 自己や社会の認知・情動の役割を担う ワーキングメモリー・反応抑制・行動の切り替え プラニング・推論などの認知・実行機能を担う 高度な情動・動機付け機能とそれに基づく意思決定過程も担う 社会的行動・葛藤の解決・報酬に基づく選択などの機能にも関係する もっとも遅く成熟し老化に伴う機能低下がいち早く起こる部位である 1950 年代のロボトミー手術による感情や行動にダメージを与えた負の成果だった   考える・行動をコントロールする・コミュニケーションをする 意思決定をする・感情〔情動〕をコントロールする 記憶をコントロールする・意識や注意を集中する 注意を分散させる・やる気を出す・応用する   前頭葉は人間の心そのものだった 易しい言葉で表現しながら解説した 考え合い情緒を揺さぶり意識を集中させて コミュニケーション力とやる気を引き出す ワークショップのねらいそのものだった   詩を教材にした学習効果に触れた ・参加者同士での意見や質問のやり取りを活発にする ・知識を頭に蓄えるのではなく詩を通して考えたことや感じたことを発表する ・このとき前頭葉は意欲を高めたり思考や創造にも関わるだけではなく 好奇心や感動・共感やときめきといった微妙な感情を担う ・詩を通して自由に思ったまま感じたままに他の人の意見を聞いてるだけでも楽しい それだけではなく自分なりの考えも話したくなる ・自分と違う経験や意見を聞くことで話し合いが生まれてくる そこでの意見の交換はその場の熱気を高め結果として参加型の学習を創りあげる ...

人知れず苦労を背負う中堅の人たち

函館市で民生委員児童委員の研修があった 研修は 6 時間半に及んだ 30 人の参加者は集中力を切らすことはなかった 充実と感動の余韻が閉会してもなお続いた   道民児連主催の中堅の委員を対象としたリーダー研修 平成元年から実施してきた従来の事業を大幅に見直した 札幌に集めた事業効果がチェックされた 市町村単位民児協の研修や組織運営のあり方も検討した   委員一人ひとりをひとりぼっちにしてはならない コミュニケーションの活性化と相互の認証が喫緊の課題となった 支え合い高め合う民児協づくりには内部研修の充実が欠かせない コロナ禍では内外の研修事業も大きな制約を受けていた   学びたい情報がほしい 札幌での全道規模の研修では参加者の人数が制限される 日々の切実なおもいを持ち続けることは難しかった   地方開催に舵を切った 試行的な研修スタイルとプログラムを提案した 会場の設営には十分配慮した 9 時 30 分研修が始まった   実験的で挑戦的なプログラムが始まった 道民児連が昨年発刊した『ワークショップのすすめ』 委員がこのテキストでファシリテーターになることをもくろんだ 60 編の詩を仕込んだテキストが現場で必要とされているのか 厳しい検証の場をあえてつくり腹をくくった   最初の講義・演習は詩の朗読から始まった 学びへのモチベーションを高めてほしい一心 参加者への期待を込めたアピール   『人知れず苦労を背負う中堅』   中堅の包容力が問われる メンバーの人柄も動機もまちまち 人生経験も地域の評判もまちまち 活動への意識も意欲もまちまち 中堅としてやらねばならないことがある   中堅の調整力が問われる メンバー同士のつながりに心をくばる メンバーの悩みに気をくばる メンバーの動きに目をくばる フォローアップのタイミングをはかる   中堅の経験値が問われる 民生委員児童委員信条で確かめ合う使命感 信頼で結ぶ仲間とのかけがいのないきずなづくり 共にしたい出会いの喜びとやりがい...

思いつくままに

函館行きの車中にて思いつくままに 「退屈を 紛らわす策 世相記す」 「おごりしは 安部に始まり エンドレス」   「世の習い おごれるものは 自覚なし」 「時稼ぐ つまらぬ男に 無駄を知る」 「かばえない 選んだものは 無責任」 「聞き飽きた 丁寧ばかりで 中身なし」 「なめきった 末路の手本 次はなし」 「正直が 最も強い 武器となる」 「冷めてみて 人心離れ 孤独感」 「派閥ボス 口を挟まず 切り捨てる」 「口寂し 信なきことば 無駄に舞う」 「腹の内 誰しも解す つかむ藁」 「更迭と 言えぬ弱さが 気の弱さ」  「首切られ よすがも怪し 瀬戸際に」 「痛快に ドミノ倒しに 期待湧く」 「結末は 誰もが見えし 辞任劇」 「いい加減 あざといまねは ご無用に」 「越えられぬ 記憶にあらず 山ばかり」 「嘘つきが 舵とる経済 世も末か」 「醜さは 鏡に映る 虚栄心」   「決断の 鈍きことこそ 世の恥に」 「手遅れを 知って放置し 災招く」 「嘆かわし 議会はりつく 恥知らず」 「番が来た 潔しなら 名は残る」 「辞任劇 身につまされて 出番待つ」 「地位汚す 醜聞たえぬ 議長とは」 「偉いとは 人に評され 得る称号」 「勘違い 知るも直さず 偉ぶれし」 「寄りかかる 座は人なりを つくり得ず」 「ずるきもの 座を与えしも 口閉ざす」 「もの申し 干される不安 身を守る」 「細田さん 君の番だよ お早めに」 「地位でなく 人を尊び 信を知る」 「共倒れ 言わずが花は 難去らず」 「かくれんぼ すぐに見つかり 首洗う」 「票欲しく 見境なくす 協定書」 「追い落とす かつぐ先鋒 義士となる」   「あきあきと こんなもんだと 捨て置けぬ」 「難しき 国の舵取り 人もなし」 「でくの坊 集まるだけで かかる血税(かね)」 「返品の きかぬ政治家 ゴロゴロす」 「政治家は 正味切れの 山となる」 「自民党 かたき結束 嘘くさい」 「おぼつかぬ 野党の支持は 低迷す」 「身の程を 知らしめしてこそ 改革か」 「改革は 内なる義憤と 為して知る」 「暴...

幸せのわかち愛

永遠なる幸せは人によりもたらされる 凜として生きよ いまの幸せをかみしめて はかなく子らがいのちを奪われる 由々しき戦争の悲嘆のるつぼに 希望を音に奏でて描こう   たんとつよいおもいある人たちに囲まれ 冗談を言いながら音楽で集う 美食を振る舞い食材と産者を賛する   おもいの中で生かされている喜び 目配り心配り気配りを忘れずに できることで世間にお返しする 尊きおもいは子らにも伝えられる 嬉しきは幸せのわかち愛   娘よ 誕生日おめでとう   [ 2022 年 10 月 25 日書き下ろし。長女の 50 歳の誕生日。紅葉に雪の降る季節。今朝は霜が降りていた]

VAIOに戻る

Windows10 を 11 にバージョンアップできない いずれサポートもなくなる 手元で使っている PC が 3 台 5 年以上を経過しているのが 2 台 出張で持って歩く Let’s note はまだ現役だ 富士通 LIFEBOOK は文字入力すると固まる 机上の NECLAVIE は時々立ち上がりでトラぶる   昨日 VAIO を手にした 娘婿からのプレゼント すぐに必要な設定をしてもらう 今朝初仕事でキーボードを叩く タッチもサクサクしていい感じだ   念願の VAIO に戻った 人生最後の VAIO だ パソコンを使い出してからずうっと VAIO だった SONY が VAIO を手放すと高級機種となった なかなか手が出せず NEC にシフトした VAIO を手にする日が来るとは思ってもいなかった   人生の終盤で VAIO に戻る喜びは格別だ ものにはあまり執着しないがなぜか特別だった Windows11 のサポートが終了する日は来る それまでには仕事もなくなる   ただこのブログを書き続ける相棒として 最後まで支えてくれるだろう   [ 2022 年 10 月 24 日書き下ろし。今日は父の誕生日。その日に VAIO で仕事始めとは縁起がいいかも]

父母への通い路を歌に

親への追慕を詠う老生 親への愛慕を詠う敦子さん 二人の和歌がコラボレーションする   老生「母在りて 孝行できる 喜びを 独り占めする 生まれし祝い」 敦子「大いなる 奇跡重なり ちちははの 元に生まれし 感激永遠に」 老生「父に似る 男の一念 母に似る 当てにされては 我身忘れる」 敦子「ちちははの 人生(とき)を豊かに 彩るは かけがいのない 人の輪ご縁」 老生「優しさは 弱きを助く 強さなる 父母の姿に 生き方学ぶ」 敦子「偉大なる ちちははの血が 流れしも まだひよっ娘(こ)の 五十路の我身」 老生「母と娘の つながり深し 気苦労も 互いにしあい 幸分かち合う」 敦子「忘れっぽい 語りし母が 老いの道 しわに刻むる 笑顔のあかし」 老生「父母ありて 外してならぬ 人の道 身を粉にしつつ 世を生き抜くや」   [ 2022 年 10 月 23 日書き下ろし。師の長女敦子さんとの初コラボ。彼女の母の誕生日に思いを綴る]

何を正当化するというのか

戦争だから済まされる 略奪 戦利品の強奪は当たり前のこと オーディオ 家電製品 車に食糧 何でも欲しいものが手に入る   戦争だからお咎めない 強姦 性欲のはけ口は当たり前のこと 創世記の時代から戦史は語る 戦意高揚の効果的なやり方だ   戦争だから全て合法だ  拷問 スパイを暴き出すのは当たり前のこと 兵士はもとより市民も疑ってかかる 吐かずに死ねば次のやつの番だ   戦争だからだまし合う 偽旗攻撃 偽情報を流すのは当たり前のこと 卑劣で残忍なイメージで恐怖をつくる 勝つことだけが全てを優先する   戦争だからおぞましい 残忍 殺戮するのは当たり前のこと 子どもでも妊婦でも殺すしかない 背けば後ろから撃たれる   戦争だからと納得する 非人道的行為 道徳心がなくなるのは当たり前のこと 人を殺し街を焼くのに邪魔になる 兵士は命令に従順であるしかない   戦争だからといきり立つ 復讐 やられたらやり返すのは当たり前のこと 侵略ではない祖国防衛だ 感情を煽って戦意を促す   戦争だからやるしかない 殲滅   焦土にするのは当たり前のこと 建物もライフラインも破壊し尽くす 残せば反撃のチャンスを与える   戦争だから大義は我にある 過激 正当性を主張するのは当たり前のこと 卑劣で残忍で殺意と破壊しかない 国際社会のルールは完全に放棄された   戦争だから狂気になる 破滅 理性が崩壊するのは当たり前のこと 恐怖から逃れられずに廃人となる 戦後社会から置き去りされ自滅する   戦争だから全てが許される 事実を隠蔽し歪曲するのは当たり前のこと ロシアの国民は戦争を支持する 亡国の事実を知り残酷な現実に向き合う   [ 2022 年 10 月 22 日書き下ろし。ロシアは負けないための戦略をどう組み込むのか。狂気を病んだ兵士たちが帰郷して現実が露わになってゆく]

ぼんやりとしてあいまい

しゃべりにもぼんやりとしか手応えがない 捉えどころがなくてあいまいさが際立つ 事をなすにもぼんやりとしか先が見えない 成果は期待できずあいまいさが残る   しゃべりはいつもぼんやりの世界に漂う なすべきことはいまだあいまいな世界にある 言葉は説得力を失いひたすらぼんやりする その場しのぎはいつしかあいまいになる   周りのざわつきをぼんやりと聞く 取り巻きたちはあいまいな笑いを返す 言うことなすことがさらにぼやけてきた 取り繕うしかできずにあいまいな自分が見えた   ぼんやりには覚悟がなかった あいまいさが人心を遠ざけた ぼんやりしていると寝首をかかれる あいまいさから脱け出すしかない   ぼんやりしていた先が見えてきた あいまいな態度が厄をうんだ 庇ってはならない事に執着した 禍根は断つしかなかった   ぼんやりと終わりの始まりが見えてきた あいまいな先の世界が鮮やかに見えてきた ぼんやりとしたあいまいな自分に愛想を尽かす日は近い   [ 2022 年 10 月 22 日書き下ろし。岸田政権の終わりの始まりを誰しも予見してきた]

89歳の心遣い

ご縁が生まれ月一度 89 歳の自宅を訪問する 今春白菊の苗木を分けてもらった 指導のたまもので無事育った   先日鉢を車に乗せて師匠を訪ねた 育ち具合を見てよくやったねと褒めてもらった 今夏手塩にかけられなかった菊たちが庭にあった   残念そうに語りながら体調不良を訴えた 雨水を貯めたポリのタンクの水がそのまま残っていた それだけに弟子の菊を愛でてくれことが嬉しかった   菊作りはもう大丈夫と太鼓判を押された まだまだ初心者来春も指導を乞うしかない 白と赤と黄の 3 色に挑戦することにした   今日の昼前師とともにお邪魔した 昨夜から煮物の準備に余念がなかった 田舎料理だと言いながら懐かしさがしみていた   五目ちらしは格別だった 師は出された料理を珍しく完食した 誰かが来ると必ず手料理を用意した   盲老人ホームが職員で居酒屋を開いていた頃 手料理を酒の肴にしてとみんなの舌を楽しませた人だった 誰かのために尽くすことの気遣いは今も変わらない   これからも変わりようがない ただ裏表のある人はしっかりと見分ける 誠意あふれる 89 歳の前ではひよっこだと悟らされた   人生の達人は今日も元気だった それだけでぬくもる時間の喜びを味わった 帰りの車中師と師匠の息子の存在のありがたさを確かめた   〔 2022 年 10 月 21 日書き下ろし。目も耳も口も元気な矍鑠とした 89 歳に圧倒される。母と息子の心の距離のバランスもおもしろい〕

政情を垣間見る

岸田首相も答弁に苦労してます 「記憶ない 庇いきれるか 気力失し」 「建前と ため息ひとつ 本音吐く」 「発すれば 疑念呼ぶ込む 綱渡り」 「かわすだけ 方便尽きれば 逃げ切れず」 「覚悟なき 語る言葉に 新味なし」 「これからを 言い張るだけで あてもなし」 「これまでを 清算せずして 明日はなし」 「繰り返す 苦き答弁 信落ちる」 「やりきれぬ いつものドラマ 飽きが来る」 「飽きるのを 見透かし演す したたかさ」   野党の追及もいまひとつ凄みがない 「怒るなら ポーズ撮らずに 本気出せ」 「信仰の 自由と分かて 糺弾を」 「置き土産 野党の追及 生ぬるい」 「醜聞は 次の選挙に 生かすネタ」 「棒読みの 軽きいなしに 騙される」   旧統一教会の解散を求めたい 関わる自民党も煮え切らない 「凶弾の 後の始末は 教団か」 「票ほしさ 社会悪でも 手を染める」 「謝りは 始めの言葉と わきまえぬ」 「謝れば 開き直って 事終わる」 「関係を 断てば終わりと たかくくる」 「信心と 惑わし掴む 詐欺師たち」 「家庭をば 壊しておいて 教育か」 「信心を 利用して膨れる カルト団」 「洗脳と 思うはずなし 思う壺」 「解散後 残りしオウム 規制難」   瀬戸際までしっかり追いつめてほしい 「許されぬ 記憶喪失 通らぬ世」 「関係を 断てばよしとは 都合よし」 「腐った根 広がりすぎて 手に余る」 「教団の 逆襲恐れ 身が縮む」 「リストあり 貢献度合いで 脅しきく」   腹黒い男が言い放った一言に驚愕した 「信なくば 立たずと曰く 不信者」   [ 2022 年 10 月 20 日書き下ろし。臨時国会を聞きながら感じたままを。 9 月 21 日付けの「つれづれに世を語る」も併せてご覧ください]