トルコ地震
地震から一週間
日ごと犠牲者は増え33000人を超え被災者は2600万人と推計された
脆弱な被災者は500万人 35万人が高齢者 子どもが140万人以上
生き残った人々は食糧・水・暖房そして医薬品がない
さらにまだまだ瓦礫の下に多くの人が埋まっているのだ
耳を澄ます
小さな声が聞こえた
子どもの声だ
弟を抱いて少女は救援を待っていた
救助隊が声をかけると
「助けてください、なんでも言うことを聞きます。あなたの召使いになります」
幼気な少女のこの言葉は世界に伝わった
何をか言わんや
胸が張り裂けそうになった
映像だけがいまを伝える
救助中に突然瓦礫が崩れ落ちた
埋まった隊員は無事だった
危険と隣り合わせながら懸命の救助を続ける
少女は挟まった腕を切断した
少女は幼い弟をかばって死んでいた
寒さに凍える中から赤ちゃんが救出される
へその緒のついた嬰児も映し出された
母親は亡くなっていた
一人ひとりの物語はあまりにも残酷だった
シリアの政府軍は地震直後反政府地区に爆弾を落とした
瓦礫の山はウクライナの都市部と重なった
戦争と自然災害は結果として同じだ
市民の当たり前の暮らしを崩壊させる
一方は悪意ある人間たちの醜い手によって
他方は自然の摂理によって人類を裁く
[2023年2月13日書き下ろし。あまりにもむごすぎて書けなかった。“プーチンの頭脳”とも言われる政治学者で極右思想家のアレクサンドル・ドゥーギンは、「ロシアが勝利するか、人類滅亡になるかの2択。3つ目のシナリオはない」と語る(BS-TBS 『報道1930』2月10日放送「報道1930」より)]
※死者3.3万人超、トルコ・シリア地震 支援遅れるシリア反体制地域
トルコ・シリア大地震の死者が12日夜、3万3千人を超えた。外国の救助隊員ら約8千人が活動するトルコと比べ、内戦下で孤立するシリア北西部の反体制派支配地域は、国際的支援の遅れが目立つ。国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は12日、「この失敗をできるだけ早く正すのが我々の責務だ」と述べた。トルコのアナトリア通信が12日に伝えた当局の集計によると、国内では少なくとも2万9605人が死亡。シリアでは保健省が12日夜、1414人が死亡したと発表した。北西部の反体制派支配地域では、ボランティア救助組織「シリア民間防衛隊」(通称ホワイトヘルメッツ)が11日、2167人以上が死亡したとSNSに投稿している。国連人道問題調整事務所によると、アサド政権軍に囲まれて孤立しているシリア北西部では、1万1千世帯以上が地震で住居を失った。現在は、北西部への越境支援を認めた国連安全保障理事会の決議に基づき、トルコとシリアを結ぶバブアルハワ国境検問所が国連にとって唯一の越境支援ルートとなっている。(朝日新聞2023年2月13日)