WBC筋書き通りのドラマ
歓喜の喜びが夫婦の胸を満たした
アメリカの1発で先制された
力で押し切られるかと不安がよぎる
村上の同点ホームランは準決勝の余韻を引きずる
ヌートバーは満塁で逆転打を内野に転がす
岡本のホームランを勝利の女神は見捨てなかった
ダルは志願して8回マウンドに立ったが1本打たれた
1点差の最終回大谷翔平はクローザーとしてマウンドに立つ
先頭打者を四球で塁に出すが次打者でゲッツーアウト
トラウトとの対戦は渾身のスライダーが空を切らせゲームセット
その瞬間茶の間いっぱいに歓声と拍手を贈った
ファンの筋書き通りのドラマが展開された
勝つことを宿命づけられた侍ジャパン
過重なプレッシャーは若い村上が一途に受けた
準決でさよならを演出し決勝にベストコンディションを持ってきた
吉田を先頭に他の打者もよく打ったよく守った
投手陣の継投は抜群だった
栗山采配は最後までぶれることなく信頼を軸にリードした
選手は一丸となってゲームをエンジョイしつつ勝利してきた
筋書きのないスポーツだが漫画のようなストーリーに酔った
勝手な解釈や確信のない予想が当たることが不思議だった
ひとりの男の存在が世界を小さなボールで熱狂させた
人間の力強さと優しさをチームとして世界に発信した
戦禍で苦しむ子どもたちにも大谷や日本のメッセージは発せられた
平和だからこそ勝っても負けても感動を伝えられる
平和をつくらねばならぬ強いおもいを共有した
筋書きのないドラマに筋書きを書いて愉しんだ
そんな夫婦の時間も貴重だった
三年後のWBCも二人で応援したいと願った
[2023年3月22日書き下ろし。WBCのアメリカとの決勝戦2-3で日本は勝利した。その感動は厳しい暮らしを強いられる日本の子どもたちにも勇気と感動を与えたことだろう。韓国のネットユーザーの声こそ民の外交力となる]
※2023年3月22日、韓国メディア・スポーツ韓国は「インタビューまでも完璧な大谷翔平」と題する記事で「彼には本当に欠点がない」「インタビューの場でも他国を配慮する姿を見ると、彼を愛さずにはいられない」と報じた。韓国のネットユーザーからは「実力、人柄、容姿まで完璧」「器の大きさが違う」「すごい。本当にヒーローのような人」「これが実力者の余裕」「プロとは何か、ということを教えてくれた」「全てを兼ねそろえた大谷がうらやましい」「実力もマナーもインタビューも韓国の完敗。反論の余地もない」「韓国からは出てくるはずもない偉大な選手」「もうやめてくれ。自分がどんどん惨めになる」「ここまで完璧な人間が存在していいのか?頭の整理が追いつかない」など、感嘆の声が上がっている。