話せない子
せっつかれても
いまの気持ちを言葉にできない
歯がゆくてどうしよう
話そうにも
言葉がすぐには出てこない
焦るだけで息を吐く
話したくても
わかってくれるかどうか
心配が先に出る
聞いてあげるよと
次から次と質問ばかり
考えがおぼつかない
言いたいことが自棄(やけ)になる
気持ちがなえてしまって
もうどうでもよくなった
肝心なときに話せない子だね
ちゃんと考えをまとめなさい
手のかかる面倒くさい子となる
話したいのはさ
こう考えているよってことを知ってもらいたかった
こうしたいってことをわかってもらいたかった
こうしたらってことを一緒に考えてほしかった
黙って聞いてくれるだけでよかった
言葉足らずでもわかってくれると思った
話したいって思ったのにうまくいかなかった
聞いてるふりでは思ってることは言えない
また後でねという決まり文句でジエンド
[2023年4月27日書き下ろし。子どもの気持ちを汲み取るって大事なこと。話したい子の拙い言葉を粗末にはしたくない]