能書きを垂れる
新手の政策を打ち出すたびに注目される
能書きを垂れるばかりで中味は空のお粗末さ
それでも評判取るのは摩訶不思議
政治不信は深まる一方で
世間は判断放棄の体たらく
暮らしの痛みの知らぬ者たちに
なすがままになされるままに身を任す
社会保障制度は歪になり有り金は剥ぎ取られてゆく
物価高騰は暮らしを追い詰め爪に火をともす
能書き通りには決して進まぬと諦めるしかない
教育も教員の超勤となり手不足で注目される
能書きを垂れるばかりで共感呼ばぬお粗末さ
報道されるたび白ける空気は摩訶不思議
学校と教師への不信は根深くなる一方で
子どもらを囲い込む閉鎖社会は変わらない
超勤の根源は教え込む中味が多すぎるだけのこと
教材研究を楯に雑務の軽減を改善せよと求める
処遇改善で果たして教育改革をなせるか甚だ疑問
能書き通りには決して進まぬと醒めた目で見る
能書きを垂れるばかりで世渡り上手があふれる
実力もなく行動も適当な輩たち
さも優れているかのように振る舞う輩たち
マスコミは低俗な話題づくりに奔走する
洗脳された者たちは行く当てを失い彷徨(さまよ)う
能書きを垂れる者たちで支配される摩訶不思議な国
ニッポンの漂流
[2023年5月14日書き下ろし。空虚な言葉が世界を覆う。学ぶべき教育の場も危うい]