社会の不を減らす
不平を言ってもせんない
不満を吐いても変わらない
不正にはあらがえない
不快はしのぐしかない
不遇を嘆いてもつまらない
不当な扱いには慣れるしかない
不便は我慢を強いられる
不道は当たり前でしかない
不幸は不運と諦める
社会には不がたくさん取り巻いている
不条理な社会は憤りの芽を摘む
不公平な社会は差別をはびこらせる
不自由な社会は監視を強める
不平等な社会は批判を閉じ込める
不誠実な社会は利欲に走る
不道徳な社会には腐敗がはびこる
生きることへの社会の壁は厚い
暮らすことへの不安の種は尽きない
つながっている不が生きにくさとなる
不の連鎖を断ち切るには非力すぎる
不の現実を受け入れるのは許せない
不への私憤を枯らさぬよう動くしかない
ひとりではなしえぬこともひとりから始まる
〔2023年7月4日書き下ろし。ボランタリーな活動のひとつの動機付けに「不の削減」がある〕