講座はすでに始まった
4日ボランティア講座のレジュメを送り込む
乞われて4年ぶりに内地へ飛んでゆく
与えられた課題はボランティア入門編
ボランティアに関心はあるが戸惑う人がいる
その背中を押すきっかけをつくる入門講座
戦火に逃げ惑う子らの恐怖にさいなまれる顔と破壊された街
今夏も長雨にたたられ家屋も田畑も浸水した被災地
テレビに映し出される犠牲者たちのやりきれない表情
怒りや義憤に拳を握り憐憫の涙を流す
なぜそう感じたのか
なぜ心動かされたのか
関心や興味を抱いてもその先には進めなかった
無力感に襲われ日常に戻ってゆく
立ち止まったままの人たちがいる
講座のチラシを見て動いた
申し込みをした
ここからすでに講座は始まっていた
参加の選択と決定はその手にあった
自由意思が働いた事実と向き合うことになる
それがボランティアの本質なのだと知る日まで
覚醒へ導く意識は眠ったままその日を待つ
このままでいいのだろうかという疑念と悔悟
ボランティアってなんだろうという興味と関心
何かしたいという衝動と社会的欲求
何かできるのではないかという葛藤と可能性
何かできることがあるかもしれないという願望と探求
「心を耕し 心を紡ぐ 〈わたし〉になる」
講座のテーマに惹かれた人もいるだろう
何を求めて来るのかを推し量る
講話とワークショップを組み込んだ110分のプログラム
〈わたし〉と向き合いながらどう生きるのかを問う
〈わたし〉の人生を肯定しつつ生き方を確かめる
〈わたし〉が何を為すべきかのきっかけを見つける
16編の自作の詩を準備した
詩との出会いの因縁を心証づけたい
心を揺さぶることができるかが鍵になる
触発された心が解を見つけようとあがくのもいい
〈いまのわたし〉と〈これからのわたし〉
手探りで見つめるきっかけづくり
求める〈わたし〉になる道程の始まりを共に愉しもう
〔2023年7月5日書き下ろし。内地は長雨が続いている。来週の旅立ちは天候も荒れぬよう願うばかりだ〕