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8月, 2023の投稿を表示しています

その場しのぎ

よく持つね その場しのぎで スルーする 日本丸 舵取り不運 漂流す 誰もない 幼稚な人財 選ぶ党 下馬評に 一喜一憂 ビビる党 文春砲 切れる男の 下半身 糸切れば 危うし政権 立ちゆかぬ 当てにする 人も策も 尽き果てる 綱渡り 野党不信に 頼るいま   だまし討ち いつか来た道 辿るいま 何一つ 実績なくても 居直るか 予告編 見飽きた先に 悪夢見る 次々と 立てたる旗に ビジョンなし 民受けず 苦き決断 躊躇なく 風聞は 収まりつかず 渋い面   刺身食べ 安全アピール とってつけ 力ある 知恵と人脈 頼る人   団体も 国に煽られ キャンセルに 観光地 先に秋風 吹く予感 外交の つてなき無策 あおり食う 理を拒否す 策術に入る 習近平 世界の海 理なき国に 荒らされし 環境は 保護なき破壊 欲をかく 批判する 恥の上乗り 自覚なし 誰ひとり 反意のできぬ 国に住む 真実を 語ればすぐに 牢獄へ 失政の 不満のガス抜く 汚染水 闇に立つ 渦巻く欲望 犠牲課す    しゃしゃり出る 福島大阪 無駄な人 不信感 払拭不能な あの顔か  ドングリも 判断の出来ぬ 背比べ 諍いは 端から見つめ 胸なでる 忖度は 出世に掛かる 夢の橋 バッチ付け ドンに従う ただの人 老獪に 動けば動け 時遅し いつまでも 春とはならぬ 過去の人 力なし 金にもくらむ いまの人   洋行は 建前だけの 暇つぶし 謝らぬ 理は我にあり 再渡航 東大出 匂わすだけの 人の価値 乖離する 空気を読まぬ 議員たち 誠実は 下には見せぬ 上目線 大阪も 東京もんに 意地見せよ マスコミは アホのコメント 垂れ流す   物価高 今夏の電気 火の車 秋からの 諸物価高騰 しのぐ民 今冬は 越冬装備の 北の民 零細の 経営圧迫 税絞る   [2023 年 8 月 31 日書き下ろし。暑い盛りに暑苦しい話題満載。見苦しいこと、ようやってくれます ]

読書再開

すでに執筆や研究からは遠ざかった 文献や資料の読み解きはなくなった 福祉教育やボランティア学習の関係図書は すでに若手の実践者たちに手渡した   本屋で出会った興味をそそる数十冊の本の山 この 2 ヶ月読む気力が見事に萎えた 5 冊をつまみ読みしながら気まぐれに手に取る 連日 30 度を超す異常気象に道産子はもたなかった 体力以上に気力が落ちた 書くために読むという長年の習慣がブレーキをかけた 気ままな読書は中途半端にページを閉じた 再び開けるには気力を取り戻すしかない 詩作だけは思索を維持するために続けるしかなかった   二人の読書会がモチベーションだった 純文学から歴史物や推理物などジャンルは多彩だった 作家も特にこだわらず今時の流行にも敏感に選書した 83 歳との読後の感想会も楽しかった ただいつも先行して読んでしまうので追いつけなかった それでも本を読むという共通の楽しみは何物にも代えがたかった   昨夜冷気がようやく部屋に入ってきた 毎日の保冷剤から身体を解放させた 3 冊の本がこのときを待つかのように開かれた 誰かと競うわけでもない 気まぐれにまかせて相手にされる本の山たち 時間との葛藤が始まる   開かれたページの言葉に惹かれる一瞬 インスピレーションがわくのも嬉しい 知的欲求を刺激する無尽蔵な世界にまた入り浸るか   [2023 年 8 月 31 日書き下ろし。ようやく読書を再開する。集中力の回復のバロメーター。明日から 9 月。朝方雨が降っていた。凌ぎやすい日が続くよう願う ]

広大な沃地

失われし広大な沃野 異常気象で痛めつけられる 人間の業の深さが災いを生む 命の大地は枯れて砂漠と化す   失われし広大な沃地 都会のジャングルはうだる 人間の欲情が破滅を招く 命の代償は報われず塵と化す   失われし広大な沃地 田畑は後継者もなく放棄される 人間の農への敬意は廃れてゆく 命のバトンも継がれず荒廃地と化す   失われし広大な沃地 自然への崇高な思いは汚されてゆく 人間の傲慢さは滅びへの道へと誘う 命の奇跡を祈れぬ無慈悲な愚人と化す   失われし広大な沃地 愛を疑い孤独にさいなまれる 人間らしき心は無残に引き裂かれてゆく 命の叫びは届かず虚無の世界と化す   [2023 年 8 月 29 日書き下ろし。命を育む広大な沃地が危機に瀕している。地球の涙が天地を覆う ]

処理水への中国の反発

日本の水産物輸入の全面停止 予想だしない事態に外交努力もなく打たれっぱなし 国際原子力機関 IAEA の安全基準に合致する 科学的根拠が放水のお墨付きになったと豪語する 東京電力福島第一原発の処理水の放出は合意形成もなく強行された 漁業者への 30 年間の空手形 風評被害を食い止める手もなく泣き寝入りするしかない 漁業者の努力に誰も責任を負わない役所システム 約束は安直に反故にされるこの国の政治 政治家の噓に騙され国家権力に傅(かしず)かされる 厚顔無恥の政治家たちは支持率が下がろうが無視する してやったりという顔で東電と肩をたたき合う   札幌の街には中国人が溢れ魚介類を堪能する 帰国したら食べられないから味わい尽くすといい 中国に輸出していた食品加工会社も少なくない 水産業の経営保障をどうするのか 茫然自失の道知事は為す術なく国に泣きを入れる 風評を生じないためにモニタリングを徹底する 不信感を抱かす政治家の言葉ほど虚しいものはない   中国の核汚染水の海洋放出という文脈は明白だった 日米の台湾有事への反発をここで顕わにする ごり押しは分かっていても打つ手はない プロパガンダされた偽情報が垂れ流される 反日排日行動の気運を醸成し国民を煽り黙認する 憎悪に満ちた日本人学校への投石は度を超している 習近平独裁体制は事実を曲げ国家の威信をかける   生態系の破壊者となり海洋を汚染する日本を非難する 敵愾心を抑えきれぬだけに聞く耳も持たないだろうが そのまま科学的根拠を持ってお返ししよう まさに中国こそ核汚水での海洋汚染国なのだ 福島第一の汚染水の濃度を日本の規制基準の 40 分の 1 にする 世界保健機関 WHO の飲料水基準の 7 分の 1 に希釈して海洋放出 経済産業省のデータから見てみよう 福島第一のトリチウムの年間排出量は事故前と同じ 22 兆ベクトル 中国浙江省嘉興市泰山第 3 原発は約 143 兆ベクトルで福島第一の 6 ・ 5 倍 遼寧省大連市の紅沿河原発は約 90 兆ベクトルで 4 倍 韓国でも月城原発が 3 ・ 2 倍 古里原発が 2 ・ 2 倍 欧米ではフランスの...

刺激が嬉しい

腰痛ゼロ推進プロジェクトチームが動き出す 事業の物語をどうつくるのか ひとつの提案をヒントに考える 退屈の虫がうずき出す   そもそも論から仮説を立てる 目的を達成するに大きな壁は何か 問題や課題を整理する 物語の導入をどうするのか 思いつきをメモする そこに人と課題を関連付けてどう巻き込むのか 導入から物語はどんな展開をしてくのか 刺激を与えられ脳の回路が動き出す   プロジェクト会議に諮る前の中味を検討する リーダーと朝電話で語り合いながら物語が生まれていく 刺激は一旦和らぐ 30 度を超す昼下がり突然アイディアが浮かぶ 刺激が活性化する どうすれば目的に迫る企画に育っていくのか ワークショップの具体的な展開が閃く 刺激が萎まぬうちにリーダーに電話する 会議でメンバーとシミュレーションすることで一致した 全体のストーリーをつくる導入のワークショップが鍵となる 刺激を改革のパワーに変える試みの研修が始まる ムーブメントを創り出す仕掛けにどう乗ってもらえるのか プロジェクトのミッションを理解し共に課題解決に当たる   刺激は日々の暮らしに埋没した思考を呼び覚ます 刺激がなければ仕事へのモチベーションは上がらない 刺激を感じるのは老いてもやりがいをみつけることか   [2023 年 8 月 28 日書き下ろし。企画力が試される。そこに生まれる刺激がたまらなく好きだ。法人の若い職員とのプロジェクトが動き出す ]

熱波で野菜やられる

長沼では熱波が野菜を直撃した 8 月の水涸れも災いする 千歳や当別は雨が降ったが長沼はエアポケット化した 夕張川を水源とする貯水ダムも水位が下がる プランターの花は水をやらねば枯れた 畑は乾き野菜の生育は悪化するばかりだった 8 月末には用水路への供給が止まる さらに病気が風上から風下に伝染した 暑さに強いブロッコリーは形を歪にした 野菜は出荷できないほどにダメージが大きかった お手上げの状態になっていた   米は黄金色に頭を垂れていた 2 週間早く収穫を迎える 9 月 5 日に刈り取る予定だという 1 ヶ月の乾燥期間を得て新米は 10 月中旬には食べられる 米だけでも助かった 新潟では農業用ダムが底を見せたと聞いた 銘米コシヒカリの危機だ   気象以上は農産物へ影響が大きい 道内の気候に合わせた種の研究が壁にぶち当たる この異常気象が通常化するのか予想だつかない 農家は来年を見通しながら種と作付けを考える 自然との知恵比べが始まる 失敗から学ぶ農業人の忍耐強い戦い それは強靱の意思を示す戦いでもある   農業の危機はいのちに直結する 形が悪かろうと市場の規格の見直しを求めたい 農家と消費者を救済する   [2023 年 8 月 27 日書き下ろし。昼に長沼の農家に米を買いに行った。黄金色の田を見ながら、野菜の不作を知った ]

妄想と妄信

男にはびこる妄想 ビジョンなく掲げたアドバルーン 新しい資本主義は為す術なく消滅 異次元の少子化の財源は見せ金か 原発の処理水海洋放出だまし討ち 風評被害の壁にもならず垂れ流す マイナンバーカードはつまらぬ意地を張る スタンドプレーもブレーンの操作 指導力不足を認識できず妄信する   男に仕事ができる妄想 他人事にしか対応できぬ統括能力不全 統一教会解散も選挙になれば妖怪頼み 不祥事を起こしても判断出来ず嘯くばかり 物価高での暮らしの不安を煽るだけの存在 聞く力どころか話す力ももともとない 自分の言葉も知らずただ原稿を代読する やってる感だけで批判を畏れる 理解力不足を自覚できず妄信する   男が平和を守る妄想 広島出身を看板にしただけの見せかけ 核廃絶など言葉遊びに興じる無作為 防衛費を増額し増税を企む操り人形 外交は得意分野とすぐに飛ぶ尻の軽さ 空約束の共同宣言を手にして嬉々とする 想像力不足を棚に上げて妄信する   男が国民を率いるという妄想 自分の言葉を持てない幻覚 自分の重責をもてあそぶ幻惑 自分の能力を過信する幻想 判断力が高いと妄信を繰り返す   [2023 年 8 月 27 日書き下ろし。何を言っても焼け石に水。傀儡のごとき存在は、誰に操られ散るのか ]

荒ぶる心を

心ときめかすことのない なにもおきない一日 乾いた心に雨も降らず だらだらと過ぎ去る一日   荒ぶる心がほしい 虚しさを打ち壊せ 怠惰に唾を吐け   心いたぶることのない なにも感じない一日 閉じた心にうずくまり 逆らわず流れる一日   荒ぶる心がほしい 鈍感を打ち捨てよ 欺瞞に唾を吐け   心高ぶることもない なにもしない一日 萎んだ心を抱くだけの 穏やかに見える一日   荒ぶる心がほしい 虚飾を打ち破れ 無恥に唾を吐け   心熱く語ることもない ひとり佇む一日 冷めた心を見つめて 過ぎ去るだけの一日   荒ぶる心がほしい 諦念を打ちのめせ 夢死に唾を吐け   [2023 年 8 月 26 日書き下ろし。なぜか荒ぶる心を取り戻したくなる。世の中に不満と不安のマグマだまりが生まれている ]

憧れの強さと心根

出会ってもいい人 気持ちをリラックスさせる人 思ったことをおなかいっぱい話せる人 うなずきながら聴いて話を足し算してくれる人 思いを深めたり広げたりかけ算してくれる人   出会わなければならない人 誕生を喜び育てる苦労を頑張る父と母  心配しながらも応援するじいじとばあば 切っても切れないいのちのバトンタッチだよ 子どもと学び合うことに熱心な先生 ここが一番難しい出会いだね 悩みを打ち明けられる友だち 人を信じる根っこが育つんだよ 夢を語りあえる人 夢の実現に向かうパワーに圧倒されるね 心に衝撃を与えるとんでもない人 それを恋とも言うらしい   出会って心が動く人 さりげなく誰にでもやさしくふるまう人 笑顔でまわりを明るくする飾らない人 いつも前向きで失敗を引きずらない人 黙ったままそばにいるだけで安らぐ人 くじけそうになってもあきらめない人 できるとかできないとかで馬鹿にしない人 意地悪をしたり悪口を言ったりしない人 大丈夫って元気を取り戻してくれる人   出会いから生まれる憧れる人 自分に欠けていた心を見つける 自分の持ち味の良さを引き出す 自分もそうしたいと思わせる 自分にも出来ると決心させる 自分らしくいていいと教えてくれる   憧れは身近な人にいくつでも見つかる そこに気づく力が成長のバロメーター 誰のどんなところに憧れているのか そうありたいという憧れの強さが自らを変える そこに人としての心根がしっかりと育ってゆく   [2023 年 8 月 25 日書き下ろし。世の中は反面教師に溢れている。子どもたちに必要な人との出会いがどれだけあるかで人としての心根が育ってゆく。 Blog 連載 600 回を記す ]

異常高温が続く

激しい雷雨がいましがた去った 自室は 30 度 湿度 76 % 扇風機で空気をかき混ぜる 首にはタオルで巻いた保冷剤が数個 夜も保冷剤が友となる   この夏の終わりまで体力勝負だ お盆が過ぎれば秋風が吹くはずだった トンボも飛んでいる いまは夏が延長戦を仕掛けてくる 闘う気力も体力もひたすら奪われる消耗戦   ふと在宅で病に伏す人たちを想像した 道東の釧路も網走も道北の稚内も暑い 全道各地で猛暑が襲う 多くの家庭はクーラーがない 逃げ場のない部屋でひたすら耐える 山を越した反動が怖い   老人福祉施設も居室にはクーラーがない 介護士たちは体力を消耗させながらケアに当たる 建築工事や道路工事に当たる現場の人には日差しが痛い 過酷な気象変動で政治も経済も環境も痛手をこうむる   せめて子どもらを熱暑から守ってほしい   [2023 年 8 月 24 日書き下ろし。書き出しから 40 分。気温は変化なく湿度は 80 %にアップした。蒸し暑い部屋で病床につく人が無事乗り越えられますように ]   ※道内は24日、気温が上昇し、正午までの最高気温は、北見市で36・6度、札幌市中央区で35・0度となるなど、174観測地のうち9地点で、最高気温が35度以上の「猛暑日」となった。正午までに、最高気温30度以上の「真夏日」を観測したのは、猛暑日の9地点を含む142地点となっている。(道新 2023/08/24 13:20 更新)  

舵取りの気苦労

全国規模の集会の準備が始まった 大きな団体が推進役の舵取りを担う 実行委員会の発足から 3 ヶ月を経過する 集会は来年 5 月だ   日程と会場以外何も決まっていない 集会のコンセプトもまだない どこでどのような企画案を提示するのか 大本の団体からの指示待ちなのか これから動くにしても傍観するしかない   北海道の抱える課題を整理しつつ問題提起する 地元開催の意味はそこにある 大本の団体の意向でプログラムが左右されるのか 独自に企画することすら出来ないのか 宙ぶらりんの事態が続きモチベーションは落ちる もしかして会場提供と集客が主たる活動か 大本の団体の差配で全てが回る   その体のいいお手伝い要員を確保するだけのこと 運営も指示命令が発せられ担当するだけのこと 北海道観光のオプションをつけるだけのこと つかみ所のない運営は開催したというだけのこと   そうならぬよう寄せ集めの組織を動かさねばならない この集会に求めるものが何なのかを共有しなければならない 実行委員会そのものの舵取りの難しさを知らねばならない どこがイニシアティブを取るのかを確かめなければならない   寄せ集めの団体をまとめるのは気苦労が絶えない 問題はこの集会後何が残るかであろう 花火を上げただけのことなら虚しさしか残らない 地元実行委員会の主体的な動きが評価を左右する   [2023 年 8 月 23 日書き下ろし。全国規模の集会を運営する舵取りの難しさは、やったものしか分からない苦労が骨身にしみる ]

朝鮮半島の有事

北朝鮮は衛星と称する弾道弾ミサイルを 24 日以降打ち上ると通告 核爆弾を敵対国に撃ち込むためのミサイル開発をさらに進める 貧民は外敵と恐怖政治に怯えひたすら従順さを示す 国威昂揚とは裏腹に国力の衰退をひたすらごまかす   19日米キャンプデービットでの 日米韓首脳会議で 3 カ国協議公約が採択された 韓国と日本の安全保障協力のレベルをアップさせる 朝鮮半島有事の際に国連軍司令部の 7 つの後方基地が機能する 北朝鮮の南侵を遮断する最大の抑止力となる   国連軍司令部は 1950 年朝鮮戦争が勃発した直後に設立された 英国・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・ドイツなど 17 カ国が有事の際に国連安全保障理事会の承認なしに戦力を提供する その拠点となるのが日本の 7 つの後方基地なのだ   国連軍司令部後方支援基地とは在日米軍基地に他ならない 日本が米国の占領下にあるそもそもが国連軍司令部なのだ 後方基地は日米協定に基づき事前の同意なしに通告だけで戦力を使用できる 横須賀(海軍)は米第 7 艦隊の母港で米軍の海外最大の海軍基地である 原子力空母ロナルド・レーガンをはじめイージス艦や駆逐艦など 10 隻を常時配備 48 時間以内に緊急出動が可能な態勢を取る 横田(空軍)は在日米軍司令部であり米第 5 空軍司令部がある  日本の航空自衛隊総隊司令部もここにある 大型輸送機 C130 が配備され兵力や物資を朝鮮半島に輸送する 佐世保(海軍)は朝鮮半島に最も近い軍需支援基地である 弾薬 580 万トン以上  燃料 2 億 1100 万ガロン( 7 億 9900 万リットル) 米第 7 艦隊所属の 70 隻以上の船艇が使用する 3 ヶ月以上をストックする 他にキャンプ座間には在日米陸軍司令部 日本の陸上自衛隊中央即応集団司令部がある 嘉手納は米軍のアジア太平洋最大の前進配備空軍基地で半島まで 1 ~ 2 時間で出動可能 ホワイトビーチ(海軍)そして普天間(海兵隊)には 300 機以上の航空機を配置   国連軍司令部後方基地という名目で占領された基地は北への有事に備える さらに国内には岩国はじめ多くの米軍基地...

単身高齢者の幸せ

高齢単身者の 7 人に 1 人は 2 週間に 1 回以下しか会話しない 毎日会話するのは 5 割で女性でも 6 割だという (国立社会保障・人口問題研究所 2017 年調査から)   65 歳以上がいる世帯は 2747 万で全世帯の半数を占める そのうち単身世帯は 3 割に上る   孤立している高齢者問題はこれからも取り沙汰される 地域での人口減が進み急激に人間関係が疎遠になる コロナ禍で世間との関わりが寸断されたまま放置される 同世代でのつながりが加齢と共に希薄になる 伴侶との死別は同伴者を失い心を折られる 物価の高騰で年金生活では暮らしの維持も難しくなる 適切な医療サービスからも遠ざけられる 福祉の関わる情報へのアクセスが出来なくなる 介護へのアプローチはもはや放棄するしかない 身体的衰退や認知など症状を自覚することが出来ない 家族とのつながりも持てず骨も拾ってもらえない 老人福祉施設への入所もできぬまま在宅死を迎える 近隣の関係が途絶え相談する相手もいない 昔から周りと気性が合わず孤立していることもある   地方では老老介護ができるだけまだ救われる 家族からも見放され地域に拠り所を失う 地域に果たして福祉力は残っているのか 普段の暮らしが叶わぬなかで身を削いでゆく 地域包括ケアシステムは機能不全を起こしたままだ   終の棲家が悲惨な死に場所となる 制度役に立たない介護保険や医療保険も 生活保護のセーフティーネットからも漏れていく 厳しい老後の現実から逃げられず地域に漂流する   一人暮らしを享受できる者たちを果報者という   [2023 年 8 月 21 日書き下ろし。支え手を求めるにも絶対数がいない。地域社会の担い手だった高齢者も再雇用で 70 歳まで働く。制度設計の再構築は政治の問題だが、税金をむしり取ることしか頭にない。どんどん縮んでゆく地域社会の福祉の縮図が単身高齢者問題だ ]

子どもの表現力を伸ばして

小学生が自由研究の作品を大事そうに携えて登校する 長い夏休みに構想を練り作り上げた作品は宝物だ 大人の目線を気にかけずに取り組んだのが嬉しい 仕上げるまで周りの大人の助言もあったことだろう 子どもの意欲が萎えることのないよう励ましただろう 出来上がったときの充実感はたまらない感動を生む   クラスでは自由研究発表会があるだろう 動機や作る過程の苦労や作品の出来具合について発表する その子にとってしんどい思いをした自由研究だったかもしれない 苦手なことをいやいややったことかもしれない 本当はやりたくなかったことかもしれない でも優劣をつけるものでは決してない 取り組んだ子どもへの励ましのコメントが成長を促す 教師が子どもの苦労に報いる大事な役割になる   中には見てくれや稚拙さを気にかける大人もいる 子どものやりたいことにブレーキをかけて修正する 作品が他の子よりも評価を高くと意気込む 子どもの思惑から外れ親の見栄に変わってゆく 子どもの意欲も創造力も削がれて見せかけのものにする 評価主義や競争主義に浸かっている鈍感さが哀れだ   創造的な絵や工作の表現力を小どもの頃から育んでほしい 教科で点数化された成績至上主義から解放してほしい 創造力を邪魔せずにそのまま受け止めてエールを贈る 下書きの線をなぞるような指導では決して育たない 最初の線の勢いを伝えることがその子の思いに叶うことだと 失敗を畏れるのは評価を意識させてきたことの弊害でしかない 自由研究に込めた子どもの表現力を粗末にしないことこそ唯一だ   そんな思いについ駆られた 兄の大胆な構図の絵と妹のリアルな小さなパンの作品群 自信作に仕上げた二人の達成感がまぶしかった   [2023 年 8 月 20 日書き下ろし。兄妹の作品を写真で鑑賞した。なかなかの出来上がり。 2 学期、登校する足がきっと軽くなるだろう ]

空想世界に

  空想世界に心を踊らせる 自由に発想したおもいがほとばしる   空想世界に心を遊ばせる 自由に表現する楽しさがわき上がる   空想世界に心を解き放す 自由に編集する面白さが虜にする   空想世界に心の居場所を見つける 自由に創作できる喜びが身を包む   空想世界に心をしなやかにする 自由に展開するストーリーに引き込まれる   空想世界に心を託す 自由な自分に出会う発見が自ら情感を育てる   [2023 年 8 月 19 日書き下ろし。少女は書くことで自分の世界を創造してゆく。書くことの面白さを続けてほしいと願う ]

いまときめく世界がほしい

強要される宿題 正解だけを学ばされる授業 名ばかりの主体的学習 求めるのは機械的な成績管理 出来ない子と自覚させる評価システム 子ども時代は劣等感にさいなまれる   血眼を上げる法的根拠のない通信簿の成績信仰 宿題も校則も子どものためという管理主義 学校も教師も社会的権威があるという幻滅と幻想 子どもを真ん中にした実践という偽善と虚偽 何もせず何もできず愚痴るだけの怠慢と無作為 心ある教師や親を拒絶し否定する傲慢と無視 本も読まず貧しい知見をひけらかす高慢と無恥 豊かな子どもの感性を踏みにじる悪意と罪過   久しぶりに知人の子どもたちと遊んだ 海岸から拾ってきた枯れ枝とガラス片 そこに流れ着くまでどんな物語があったのか 想像力をたくましくしてストーリーを語り合う ワクワクするお話が次々と紡ぎ出される 誰にも邪魔されず自分の世界を創る 誰にも拒まれず自分の言葉で語る 束縛のない自由な思考と発想で心遊ばせる その子を肯定する穏やかな空気がその場を満たす   子どもは詩人であり小説家である 語彙の貧しさが時に本質を突く 言葉の拙さが時に本質に迫る ファンタジーだと言われてもありたい自分を取り戻す世界 評価を求めることもなく自分が心から楽しみたい世界 そばで受け止める大人との愉しき会話がある世界 いまをときめかす自分を見つけて喜び合う世界   子らの可能性をいたずらに矮小化する大人へのアンチテーゼ 子らの人間性を育む出会った大人への挑戦状 子らが強く生きることへの大人からのメッセージ 子らが立ちゆく社会を委ねられた大人へのラブレター   生気に溢れた子ども時代を誰がプロデュースできるのか 学校には果たして応えるだけの大人がいるのだろうか 求めてもせんない学校や教師へのつたないおもい 割り切ることにいまだ迷う人質論   [2023 年 8 月 17 日書き下ろし。尽きない学校信仰論。公教育にも法的根拠がなければ変えられる子どもファーストへの道がある ]

逃げ得は許さず

ゴルフボールで車体に傷をつけるとは ゴルファーに対する冒涜である   そのままお返ししよう 保険屋とグルになって儲けるとは ユーザーに対する冒涜である   知らぬところで社会的信用を貶めるとは 罪を犯した者は許さない   そのままお返ししよう 首謀者はとんずらしたおバカな息子だ 親子で誹謗するとは許せない   街路樹を枯らすとはよくやるよ 店と周辺の環境整備を奨励しただけだ   そのままお返ししよう 除草剤がなくても社運は枯れた 金運も尽きて個人破綻を奨励する   親子で責任をとって退陣した 引き継ぐ者たちが経営の責任を取る   そのままお返ししよう 全ての持ち株が紙屑になるまで納得しない 逃げ得は許さないと責任追及は緩まない   儲け話には裏がある 保険屋とも銀行ともウインウインでやってきた   そのままお返ししよう 保険屋も銀行もヤバいと知って回収準備する 司直との新たな関係づくりが始まった   [2023 年 8 月 17 日書き下ろし。ユーザーを騙し社員をこき使ったビッグモーターの経営の実態が明らかにされていく。前経営者の逃げ得を許さずどう責任を取らすのか。成り上がり者への辛辣な批判は世の常か。ジェラシーという魔物が動く ]

はったりをかます

忙しいのにお構いなしに振ってくる 無理な注文ばかりでパンクする こんなにいろいろ出来るはずはない 教師の能力過大評価はご勘弁 学力高けりゃ教師はしない 現代版でもしか先生能力問われて 出来るふりしてはったりをかます   半端ない専門分野はこなせない 情報教育プログラミングにはついて行けない 情報処理すら未熟な者に編集力はつけられない 性教育も性への関心も強めるだけでこなせない 道徳教育は教科書でこなし済ますしかない 高度な知識やスキルがいるのは教えられません 倫理観や人間性はごまかして いい人のふりしてはったりかます   環境教育・国際理解・金融・消費者教育何でもござれ 地球の温暖化や資源の浪費を戦争と平和に関連付ける 社会的貧困と人種差別や人権とジェンダーの問題も捨て置けない 教育の根幹にあるのは福祉教育そのものだ 学校教育のすべての領域に福祉のエッセンスがちりばめられている 福祉は薄っぺらな奉仕活動や疑似体験学習でほっかむりする  いじめは社会の注目を浴びるだけに 仲良しごっこのふりをさせてはったりをかます   身につく教えは何かあるのか 知識だけなら online で十分間に合う 教科指導が本分と主張しながら消化できずに落ちこぼす 成績は単純集計してExcel使えば評価の分布図出来上がる 指導の優劣誰もせず普通という曖昧なところに安住する 雑務で多忙と全国紙が超勤を訴えしてやったりと安堵する 勤務時間外の自己研鑽は求められても拒否できる さも学校は教師が熱心に仕事をしてますと みんなで忙しいふりしてはったりかます   超勤の問題はすぐに解決する 無駄に学校に居残らなければいいだけだ 雑務の処理能力をあげるだけでもいい 会議も中味を精査して負担の軽減するのもいい 生徒指導はたっぷりほしいが説教はいらない そもそも勤務評定も人事考課も疑わしい 子どもに構う時間もないとあしらうだけで 本気を装って見事にはったりをかます   ※ はったりをかます:相手の見方をよくするために見栄を張ること   [2023 年 8 月 16 日書...

宿題拒否宣言

宿題を親が見てください 親が見なくても出来る子はやってしまう 親が見なくては出来ない子はいつまでもできない 夜遅くまで親にせっつかれても教わる げんなりとして一日を終える 明日もまた同じ事の繰り返しでしかない この子には学校も家庭も苦役の場所でしかない   教師が出す宿題にはどんな意味があるのか? 家庭学習の習慣づけですとはさもさもらしい 学習遅進児へ積み残しのドリルを持ち帰えさせるだけ 進度にブレーキをかける遅進児を取り残すだけ 親が子の学力を知ることでクレームをはねるだけ 共働きの子は親に宿題を見てももらえぬ 宿題を与えることの学習習熟度は証明できるのか さてさて指導力は問われることなく親の責務となる   教師の怠慢は塾がカバーする 出来ない子の親に平然と塾通いを勧める 塾に通わすために母親はパートに出る 貧しい子は塾さえ行けず普通の子にもなれない 出来ない烙印を押された子は挽回の機会を失う 学習への意欲も低下して自己肯定感すら失ってゆく おかしなサイクルが親子を苦しめる 世間は当たり前のように黙認し無視する   成績をつけるだけの点数主義の継承 子どもの痛みを感じることのない鈍感力 正解の出し方しか教えない正解至上主義への信奉 出来ない子を切り捨てるしかない一斉授業の弊害 全人教育など誰も期待しない学校教育のぶざまな限界 教えられない課題に辟易する指導力のお粗末な見栄の蔓延   指導スキルの向上を拒否し現状維持すら危うい教師集団 忙しいを連発して責務から逃れる算段しか考えない教師集団 周りに同調して動かず目立たず大過なく仕事する教師集団 教えるというシステムが破綻していることも自覚できない教師集団 学ぶ喜びを与えることなく宿題を出すことが職務とする教師集団 学校は事が起これば自己弁護に終始し隠蔽する   教師も学校も建前だけで旧態依然とした体質は変わらない 出来ないと子どもを追い詰め指導力を棚上げする体質は変えようがない 進級や卒業させれば縁が切れてホッとする体質は変わりようがない 劣等感を抱いて生きようが咎(とが)を受けない体質は変わってはな...