以不教民戦
「子曰、以不教民戦、是謂棄之」(子露第十三~三十)
ウクライナが有利な攻防のニュースに飢えている者たち
安全地帯にいて奪還が遅いと非難する者たち
兵站の輸送ルートを遮断してと祈る者たち
情報戦の飛び交う中でいまだ噓を信じる者たち
汚職と私欲にまみれ虐殺に無感情なサイコパスの者たち
戦意は国土防衛に大義を見出すウクライナが高い
戦士は士気高くして退却を求めず果敢に戦う
戦局が厳しさを増すなか諦めず前進突破する
弾丸が尽きようとも死を賭す覚悟に生きる
ロシアの大義なき侵略戦争に命を張る兵士たち
無価値で無意味な前線に送り出される兵士たち
容赦なく味方陣地に爆弾を落とす兵士たち
人間としての尊厳もなく棄てられていく兵士たち
負傷しても社会に復帰できぬ死線を味わった兵士たち
死して英雄と葬られても決して報われぬ兵士たち
子らに銃を持たせ人殺しを教える教師たち
子らに愛国心を涵養することが目的だと信じる教師たち
子が批判すれば公安に訴え槍玉に挙げる教師たち
子らに邪悪な正義を教えることを躊躇わない教師たち
戦争はまだまだ続く
国民への虐殺・暴力・収奪が蔓延し歴史は繰り返される
徴兵の年齢に近づく青年たちの不安と恐怖はいかに
大義なき戦争の実態を正しく知れば果たして銃を持てるのか
その後に続く少年たちも無残に死に場所をあてがわれる
こうして若い世代を失いロシアは困窮の国となる
「戦争の目的を明確に教えられない状態で国民を戦場に駆り立てるのは、国民を使い捨ての消耗品として見なしている証拠さ」(『高校生が感動した「論語」』佐久協)
[2023年9月19日書き下ろし。戦争は次世代へと確実に引き継がれていく。その少年たちの不安と恐怖はいかに。想像力が欠落した者たちが国を滅ぼす]
※ウクライナのシルスキー陸軍司令官は東部ドネツク州バフムト南方の集落アンドレーエフカとクレシチェエフカでの戦闘の結果、ロシア軍の防衛線を突破したと述べた。ウクライナメディアが18日伝えた。ロシア軍の三つの旅団を撃破したと主張した。シルスキー氏は「敵はさまざまな方向から反撃して失地を取り戻そうとしているが、失敗している」と指摘した。シルスキー氏は、ロシア軍が防衛線を守ろうとして予備兵力を投入したと説明。戦闘の結果、最も訓練されたロシア軍部隊の一部が戦闘能力を完全に失ったとした。(共同通信2023年9月19日)