父に追いつく

師から祝いのメッセージが朝一に届いた

温かいお心遣いにただただ果報者と知る

父が亡くなった歳になった

1023回忌を迎える

生きるという生命力を如実に見せて逝った

 

薄れてゆく記憶の流れの中にいる

闇を貫く光のように一瞬の時を生きる

いま求められるのは最期への覚悟か

信仰心の薄い男の頼るすべなき覚悟をいう

 

妻と健在でいることが娘には嬉しいという

孫も頑張っている姿が眩しい

70の弟は今日転院してリハビリに励む

68の妹は障がい者施設でいまも働く

連れの義弟も温厚な明るい男で達者にしている

みんな衰えに抗いながら今日を生る

 

さて我が身の明日に臨む

筆することが知力の活性化に寄与する

類い希な人たちとの邂逅に活力を注がれる

心地よい刺激が貧しい精神に反骨を生む

為すべき事が残りの刻を豊穣にすることを願う

 

まずは詩の朗読の録音から始めよう

いい加減に生きることも面白そうだ

 

[2023920日書き下ろし。74歳の誕生日。父の歳を迎えた。まだ為すべきことがあるようだ。生きがいというには力が入りすぎる]

 


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