教師とは
忘れ去られる存在でいい
子どもに何か残したかもしれない
子どもに何か与えたかもしれない
子どもが何か感じたかもしれない
教えることの未熟さを恥じるがいい
子どもに真剣に向き合ったのか
子どもと学び合う喜びを知ったか
子どもが助けて支えてくれていたか
子どもの成長を追い求めてきたのはいい
子どもの潜在能力を引き出したか
子どもの情感を真摯に育んできたか
子どもの意欲を目標に導いてきたか
子どもが自己肯定感を強めてきたか
子どもと笑い涙したのもいい
子どもの湧き上がる知欲に応えたろうか
子どもの好奇心を満たすことができただろうか
子どもと汗かくことを厭わなかっただろうか
子どもとの信じ合うことは確かだったろうか
怠惰な教師であったことは否定しない
子どもとの挑戦の日々を決して忘れない
いまだ多々悔いることを否定しない
批判されても失敗を糧にして走り続けた
学校の常識という壁をぶち抜いたことは否定しない
おかしい許せないというおもいが改革への道につながった
人としてのあり方を学んだことは否定しない
福祉とボランティアの学習は間違ってはいなかった
教師とはどんなに魅力がある仕事なのか否定できない
人をして人間たらしめるものは何かを追求したい
いまだその解に至らず教育の世界の深淵にたじろぐ
忘れ去られる存在であっても子どもらに恥じぬよう生きたい
[2023年10月6日書き下ろし。父國一の23回忌である。教職の道を進ませていただいたことに深謝し合掌]