地方の乱
都会の洗礼を受けた
バッジを付けたときから勘違いが始まった
選ばれた上級国民意識は半端じゃなかった
都会の風を切った
バッジでどこでも顔が利いた
田舎もんも徐々に洗練されてゆく
都会の空気に馴染んでゆく
バッジは無能さを隠した
分かったふりして頷(うなず)くだけだった
都会の華やかさをまとった
バッジが集金マシンに変わった
夜の赤坂もエリアになってゆく
都会に居着くことを夢見た
バッジは欲得のドル箱だった
世間が疎くなり生活感が麻痺した
都会は忖度だけで生かされた
バッジはただ座れば用が足りた
頭数になればそれでよかった
地方はどうでもいいと縁切った
バッジは簡単に取り上げるだけだった
顔が見えなきゃそれまでの男だった
地方の乱は当然だった
バッジを付ければ監視が強まる
主導権は志のなき者を追放してはじめて働く
[2023年11月16日書き下ろし。これから都会も地方も政治をする者たちを厳しく評価する時代に入る。民主主義を築くのは地方の民であることを自覚したい]