体裁処分
大半は痛くもかゆくもない
問題の本質の目くらまし
処分に憤るのは数人だけ
政敵を追放する内輪のもめ事
政争で高笑いするのは誰だ
政争で生き恥をさらすのは誰だ
処分という体裁にこだわる
処分という名目に騙される
1年もすれば元の鞘に戻る
1年もすれば体制は変わる
問題解明など二の次の隠蔽操作
問題放置のパフォーマンス
そもそもの問題は党の体質そのもの
抜本的な改革は建前だけのざる法づくり
政治は金と権力を見せつけて幕引き図る
火の粉を被らぬよう陰鬱な空気が淀む
体裁処分は世論が見抜く
体裁処分に世論は鉄鎚を下す
体裁処分はさらなる不信を重ねる
[2024年4月4日書き下ろし。本気度の欠片もない裏金問題の自民党の処分。政治資金の規正を強めても抜本的な政治と金の問題を詰め切れない。改革に名を借りた形骸化が始まる一歩となる]
「私自身が一番重い処分を誠実に受け止めることによって、政治責任を果たしたい。私の思いはそれだけだ」。離党勧告を受け、自民党を離党した世耕弘成前参院幹事長は4日、国会内で記者団に述べた。自身の潔白を改めて主張した上で、「幹部が政治的責任を取らない限り、国民の皆様や党内の納得が得られず、事態が収拾できないという大変深刻な状況となっている」とも語り、悔しさをにじませた。一方、2022年8月に還流継続について、世耕氏や塩谷立元文部科学相と協議した下村博文元文科相と西村康稔前経済産業相は「党員資格停止1年」にとどまり、世耕氏らと差が付けられた。また、世耕、西村氏とともに安倍派の実力者「5人衆」と呼ばれた高木毅前国対委員長は「党員資格停止6カ月」に。松野博一前官房長官と萩生田光一前政調会長はさらに軽い「党の役職停止」にとどまるなど、「5人衆」の中でも明暗が分かれた。(毎日新聞2024/04/04)