怨嗟の念
恨みを胸に深く沈める
嘆きを堪え唇を噛む
裁きを求め一念す
罪なき罰に憤る
自由を強奪される
存在すら否定される
社会からも見棄てられる
見下した蔑視の嘲笑
拒絶する差別の暴言
認めない傲慢な悪意
貧困をいたぶる富裕感
無学をもてあそぶ優越感
弱者をいじめる高揚感
病者を遠ざける排他感
選ばれし者の権利を主張する
認められし者の特権を享受する
期待されし者の能力を評価する
世は支配者と隷属者に二分される
怨嗟の念は受け継がれていく
怨嗟の涙は枯れることはない
怨嗟の根は腐ることはない
怨嗟を晴らす日は果たして来るのか
〔2024年5月15日書き下ろし。怨嗟の声が聞こえる。罪なき人への卑劣な言動が閉塞する社会に巣くう〕