狙撃失敗
時間そして天候や湿度温度も条件か
距離にもよるだろう
風向も風速も条件となる
狙撃する銃の性能と熟度が死生を分ける
情報を分析し狙撃手に指示を出すナビゲーター
狙撃手には失敗は許されない
一発必中に分析された情報はつぎ込まれる
冷静沈着にターゲットに向けて引き金を引く
ウクライナの狙撃手はいまもロシアに密かに牙を研ぐ
米国という銃社会は憎悪を殺しに直結させた
無差別の銃乱射事件は後を絶たず自衛のために銃を持つ
1963年中学2年の時のジョン・F・ケネディ暗殺事件は衝撃的だった
パレード中に狙撃され妻ジャックリーンの胸に埋まった
オズワルドは逮捕されたが護送中銃殺される
陰謀めいた事件の顛末は今も謎めいている
個人の恨みでは済まされないところに社会の闇がある
トランプ前大統領が狙撃された
右耳を貫通したが無事だった
2インチでも右にブレていたら絶命したか
助かったとしても脳に損傷は残る状況だった
興奮状態のまま気丈に拳を高く掲げた
遊説中の事件は多くの国民が中継を通して観ていた
恐怖を乗り越えた強いリーダーの姿を示す事を忘れなかった
どこまでもパフォーマンスを演じる商売人の姿だった
トランプが支持される理由でもあろう
狙撃者は射殺された
犯人から事の真相を直接尋問できない
動機も背景も背後の組織も明らかにできるのか
衝撃的な事件は推察というフェイクがまかり通る
大統領選の予備選の最中であるがゆえに格好の話題づくりとなる
米国を二分する格差対立が激化すれば強い憎しみに煽られるだろう
起こるべきして起きてしまった事件とも言えなくはない
報復という動きも否定できないのが米国社会の現実だ
非難するよりも民主主義を破壊してきた末路を見据えるべきであろう
狙撃者が10発も撃つというのはプロではない
巻き添えになった市民の冥福を祈りたい
憎しみの情をさらに扇動し罵りの言葉を吐き続ける
金と欲と権力が渦巻く米国社会の昏迷を象徴する事件だ
事の真相は米国の社会と人の心の闇を暴き出す
11月の投票まで過熱する誹謗のボルテージを民衆レベルで上げてゆく
〔2024年7月14日書き下ろし。今朝の狙撃未遂事件は、トランプ有利に働くだろう。事の真相が見えない中で、社会の憎悪感は最悪の事態を生む〕