大事な人に添う
人を支える
何をどうすることが支えなのだろうか
人を助ける
何をどうすれば助けになるのだろうか
人を見守る
何をすれば見守ることになるのだろうか
身体を支えるには直接手を差し出す
病身を支えるには直接看病する
不安になる心の支えに果たしてなれるだろうか
困りごとを助けるのに直接関わる
ピンからキリまで助けることは難しい
不満の残る心の助けに果たしてなれるだろうか
いつも見守ることに直接関わる
声がけや確認もタイミングが難しい
記憶が消える心の見守りがいま必要なことか
鬱陶しいとおもわれてもいい
お節介だとおもわれても仕方ない
認知を患う人のそばにいるだけだ
我慢しているけど報われぬとこぼすこともある
進言しても受け入れられない悔しさも知っている
頑固になると手に負えなくなることも多くなる
その人を大事な人と見つめる人がいる
その人の笑顔が曇らぬよう思う人がいる
その人の喜びと悲しみに添う人がいる
決してひとりぼっちにさせてはならない
そう思いつつつながりの糸を撚り続ける
涙を流す胸が必要なときが来るまで待つ
〔2024年7月16日書き下ろし。家族介護を様々な人が支える。その中でも、心許せる他人は頼りになる存在か。そんなつながりが今は薄くなった〕