子どもの自死リスク高まる

子どもの自死に関する研究論文が発表された

46月に小学生の自死リスクが高まる

新学期が始まった3ヶ月でのストレスからだと指摘する

報道は傾向の分析だけでその要因は詳しく書かれていない

知りたいのは自死志向のある子をどう探知するか

どんなサインを出しているのか

最も多い飛び降りという衝動的な行動を阻止するのは可能なのか

 

自殺未遂をした経験のある子がハイリスクだと指摘する

リスクの高い子への適切な介入をどうするのか

その子を見つけ出す手立てはあるのか

さらに自死に魅入られた子をどう見つけ出すのか

 

昨年の小中学生の自死は527人で1980年以降過去最多となった

一人ひとりに自死する理由がある

たわいないと大人が教師が一笑に付すこともあるだろう

このくらいの悩みで死ぬことはないだろうと高をくくる

からかいくらいでイジイジしててもしかたないか

クラス替えで友だちや担任とそりが合わないのもよくあることだ

しばらくすれば慣れていくから大丈夫と軽くいなす

子ども悩みの深刻さをキャッチできず忙しさに身に任す

サインに気づいても探索せず様子見に切り替える

 

子どもはそんな担任の態度をどう見ているのだろうか

相談したくとも果たして話を聞いてくれるのか

忙しいと言われれば言葉は引っ込む

人間関係すらまだない教師という壁に挑めというのか

親には心配かけたくないという思いが強い

不安の原因が曖昧であることも相談を回避する

 

自死の原因が子どもの成育や家庭環境が取り沙汰される

学校には何ら責任はないと校内調査で報告を済ます

警察の発表は原因不明がダントツだ

学校に明確な指導責任を求めることは皆無だろう

酷いいじめが原因で自死しても学校や教育委員会は穏便に処理する

メディアにスクープされて旭川凍死事件のように解明される

賠償責任を問う裁判はこれから始まる

法廷でさらに事件の真実が公開され関係者の実態が明かされるだろう

 

子ども同士の問題を取り沙汰することが多い

果たしてそうだろうか

担任教師の立ち位置が子どもを窮地に追い込む

もしかして加担したと気づいたらどうするのか

子ども同士の問題にすり替えた保身もあり得る

 

報道は数字の上での分析結果で実態把握には遠い

新学期3ヶ月でどんな問題があるのかを知るのは学校でしかない

果たして正直に話してくれるかは疑問である

自死未遂の子らの証言が重要になることは間違えない

判明した子らの自死理由は個人情報保護でガードされるだろう

果たして学校に報告するのは全てではない

なぜなら原因解明と言って根掘り葉掘り聞き出す

教師に不信感を持つ子にはそのストレスはたまらないだろう

学校はなぜ執拗に探索するかは明確だ

学校に非がない理由を探すだけのことだからだ

親も子も穏便にしたい気持ちが生まれれば一件落着となる

 

うがった見方だと承知している

事件が起こったときの学校の対応がお粗末だからだ

いじめの解明でも第三者委員会を設置するまで待たされる

いじめだと認定されてはじめて謝罪に応じる

その間子どもはどうしているのか

闘う親は世間から疎まれる

家庭を暴露され非難中傷の的にされいたぶられる

いじめた子は普段通りに通学する

不条理に抗いながら「謝罪」を受け入れるだけなのだ

教育委員会は形式的な処分で済ませて問題教員は異動対象となる

 

適切な介入とは具体的にどうすればいいのか

多忙で教員も足りず辟易している学校現場で可能なのか

せめて「いのちとこころ」のあり方を丁寧に伝え続けてほしい

生き生きと授業に参加できれば子どもはいまを生きる

授業が仕事だと言い切るのなら授業研究の時間を惜しまずにしてほしい

6月まで「いのちの授業」に全学で取り組むことだ

カリキュラムを忠実に消化するだけのやっつけ仕事ではない

真剣に取り組む姿は学校を教師を信頼へと導くだろう

そこに相談の下地がうまれていくと子どもが受け取るまで

 

2025421日書き下ろし。子どもの自死の問題を何度書いてきただろう。それでもなお子どもを守るために発信していきたい〕

 

 小学生の自殺率は上昇傾向にあり、とくにここ数年は46月の増加が著しい

一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)」国際連携室室長の仁科有加さんらが、米医師会雑誌「JAMA Network Open」に論文を発表した。仁科さんは「リスクの高い子どもたちに適切な介入をする必要がある」と指摘する。日本を含む主要7カ国(G7)の10代の死因で、自殺が1位となっている国は日本しかない。一方で、より年少の812歳の自殺の背景分析は、これまでほとんど研究されてこなかった。 仁科さんらは、国がまとめた200923年の自殺統計を前期(0915年)と後期(1623年)に分け、それぞれ自殺率の変化や要因などを調べた。この間に自殺した子どもは男子159人、女子124人。全般的な傾向として自殺率は上昇傾向にあり、その割合は女子の方が目立った。100万人あたりの自殺件数は、前期が平均2.84件だったのに対し、後期は平均4.03件と、統計的にも有意な差で増えていた。(朝日新聞2025/04/21)

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2829456

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