膾炙せしこと

世にはびこる膾炙(かいしゃ)せしこと

 

政治家は口が上手いとうこと

さらに間違いでも正しいと意固地になること

不倫は男の甲斐性で箔がつくということ

嘘偽りは切り取り誤解を与えたと言い張ること

世直しは苦手で現状維持を心得ること

何もせずしてやったふりで税金を浪費すること

ボスに傅(かしず)き下々を邪険にすること

信用はなくてもバッジで風を切ること

選挙を有利にするには邪悪な者も事も飲み込むこと

人権侵害は仲間の擁護のためにあること

野次がうまければ国会での存在価値があるということ

議員の特権を奪われないよう戦々恐々と選挙に臨むこと

仲間内の裏切りや転向はさして批判されることではないこと

真摯に受け止めるとは何もせずそのままにしておくこと

非があっても決して認めず何食わぬ顔をして居座ること

評論家ばかりで実害なしの者がたむろしていること

マスコミは相変わらずつまらぬ者のコメントで世事を汚すこと

メッキの剥げた事をいつまでも正義ぶって論じてるだけのこと

大局を見通す能力や魅力のない者たちが群れていること

消費税ゼロの問題もけちくさい論争で呆れ果てること

若者にシフトするだけで素人集団が政治家になってしまうこと

政策もその場限りで何をするのかしたいのか見えないこと

スローガンだけで飯が食える良い商売だこと

 

いま怯まずに果たさねばならぬ大義とはなにか

信なくても立つのでは次はないと心得よ

選びし者たちの正すべき民力が問われていく

 

そんな彼らに贈る言葉

「生死事大 無上迅速」

 

※膾炙(かいしゃ)膾(なます)と炙(あぶり肉)は味がよく万人に好まれることから、ひろく世の人々にしれわたっていること。 

※「生死事大無上迅速」とは、一人の人間にとって生き死には重大事であるが、無常の背後にあるそれは迅速に訪れる。ゆえに、人の生に明日があるとは限らない。いま為すべきことをひるまずしっかり果たさねばならぬということ。

 

202558日書き下ろし。地方も国も頭数だけの者たちがのうのうと生き残り、民主主義を歪にしていく〕

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