規律の働きとは
罰するためにあるのか
後ろ盾のためにある
正当化するためにある
後ろめたさを恥じぬためにある
弱さを隠蔽するのに便利だ
放置し無関心を装う
黙認し処罰の機を伺う
反抗し規律を破るのを待つ
罰する根拠に好都合だ
指導力のない無能さを知る
人間味のない薄情さを晒す
倫理もない無恥さを覚る
欠点を問わぬ規律を遵守するだけだ
破るためにある
破ったと知らされるためにある
理不尽さを知るためにある
従順さを強いられる苦痛しかない
慣習を踏襲するしかない
伝統という不文律に立つ
世間という空気に叛意を削がれる
無意識のうちに洗脳されるだけだ
面倒な思索は邪魔でしかない
改善への努力は無用でしかない
疑問も批判も無力でしかない
確固たる規律として認めるしかない
正論を叩くに壁となる
正義を挫くに力で抑える
統制と制御に役に立つ
反社会性を誇張して排除するだけだ
あるべきだという是非が問われる
あらねばならぬという価値が揺らぐ
あってはならぬという正義が憤る
舐められたと口封じのために規律を持ち出す
〔2025年6月21日書き下ろし。規律とは何か。ろくでなしが正論ぶって自衛のためにあるのかも知れない〕